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「悪夢は悪魔」の合言葉のもと運営される会員制地下ホテルで働きはじめた希里。「最高の眠りと最良の夢」を提供すべく「誘眠顔」である彼女の奮闘が続く。リハビリ施設に入院中の双子の妹に代わり、小学生の姪と、かつて恋人であった義理の弟とともに暮らす希里が働き始めたのをきっかけに、彼ら三人にも変化がみえてきたころ、妹の沙衣の退院が決まる。直後、事件は起きてしまう――。
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Posted by ブクログ
『約束もしないで誰かをひたすらに待ち続ける』 不思議。と一言で片付けて仕舞えばこの物語は終わってしまう。 ただ素晴らしい眠りを提供するためだけに作られたオテルは、客従業員全員が心から安眠快夢を望み、それぞれの思考に影響を及ぼすくらい不安定なバランスで成り立っている。 主人公はまるで自分は無害で...続きを読むあるような顔して、静かに狂い、主人公の双子の妹はその矛盾を埋めるようにピエロを演じている。 世界はその世界を覗く人の数だけ広がっている。重なり合った世界は、夢の中でだけ調和を保ち、心の歪みを拭い去っていく。 読み終わった時、すごく満足した。とても良いものを読んだと感じた。わたしが覗く世界も、こんな風に狂っていて美しくて、苦くて優しい。今日の睡眠はきっと特別なものになる、そんな予感がある。
表紙を見る限りのんびりとしたお話なのかと思いきや とんでもない波瀾万丈が起こっていた あっという間に読み終えるほど続きが気になり引き込まれる テレビ東京系ドラマ24でやってそうな物語でした、むしろやってほしい!! 主演は永野芽郁ちゃんがいいな でも読み終えた日の夜悪夢みたの解せない
好きすぎて、読むのもったいなくてゆっくり噛み締めながら読んだけど さくっと読めちゃいます。 偶然にも正反対姉妹のストーリーを2冊読み終え、展開的にも胸焼けところのこの本でした。 つらくない。 たくさんの描写があるわけじゃない。 でもそのほうが読み手によってどうとでも捉えられる。 そんなところが...続きを読む好き ふわふわしてて いしいしんじさんを思いだした
さすがの栗田さん!面白かった!!! この独特の空気感がたまらない。日常なのに非日常! 最後の解説がまた的確に言葉をひろえていて脱帽。目的がなくてもしっかりと自分の手で生きてく主人公たち。 ホテルで働きたくなった。主人公のお客様に対する真摯な姿勢がとても好感がもてるし、こんな風に相手のことを思いながら...続きを読む働けたら楽しいだろうなって。 あー、面白かった!パタン。
とても日常的で、ふつうにあり得そうなのに、よく考えてみると、非日常的な世界。そのバランスがたまらなかった。
とてもファンタジックな不思議なホテルが舞台で、登場するキャラクターもみんなちょっと浮世離れしてる。でも主人公はそんな中でも少し人間臭くてかわいい。このふわふわとした世界観にどっぷりハマってしまいました。
初めて読んだのは雑誌に載ったときで それからずっともう一度読みたいと思い続けてて、漸く文庫を発見した。 主人公は自分と姪と義理の弟であり元彼である姪の父との3人暮らし。 就職したのは地下深くに建てられたオテル。 そのオテルは位置づけにはビジネスホテルでありながら、眠るためだけに存在している...続きを読む。 そんなオテルで働く主人公と周りの人々とのお話。 全体的に薄暗い雰囲気のお話。 その薄暗さがなんともいえず気持ちよく感じた。 私には大好きな本。
”音楽で耳を塞がれていると安心する。音だけの世界は静かなのだ” 20代で私もこの経験をした。 爆音で音楽を聞いていたかったのは、静かな世界にいたかったからだ。 外の世界と切り離した場所へ行きたかったからだ。 うっすら気付いていたはずだけど、はっきり気付くのに随分時間がかかった。 ”人は暗闇の中では...続きを読む熟睡できません。かえって興奮するのです” この小説はゆーるりと眠気を誘ってくれる。 退屈で眠くなるのではない、眠りに誘ってくれるのだ。
オテルの設定だけでも興味をそそられる。 眠りについての持論もハッとさせられる。 加えて私生活は特殊で、ここでも引き込まれる。 絵本のような柔らかな文章で、内容は個性的。 不思議な感覚になるお話だ。
よぎるのは双子の妹沙衣のこと、まつわる家族のこと。 そんな希里の働きはじめたこのホテル、地下13階建てである。 これだけでもう「ん?」となる。 たしかにねむりというのは、実体のあるようなないような不思議な時間空間かもしれない。 淡々と語られる難しい現実と、あいだに流れるゆるやかでちょっとしたおかし...続きを読むさのある空気感。 希里とホテルには似ているところがあるような気がした。 3冊目を読み終えて、やっぱり好きだな栗田さん。
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