無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2012年07月23日
「戦艦武蔵」を読んで好きになりました。こちらは「死」をテーマにした遺作短篇集。
「二人」と多分遺作の「死顔」は、どういう関係なんでしょう。
「二人」はまだ推敲段階だったか、大筋は同じなんですね・
私は、先に読んだからかどうかわかりませんが、「二人」の方が好み。
このされた兄弟のやり取りは、こっちの方...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月07日
兄の死を描いた作品を含む短編集。
そして、著者の最期について夫人が綴ったものがある。
吉村氏は兄の葬儀の際に、自分の死顔は子供たち以外に見せたくないと書いている。
そして、それは実行された上、亡くなったことさえすぐには知らせないようにと徹底していたという。
そのように、兄の死を描いた中にも、自分の時...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月17日
【目的】読書会に向けて
【感想】おどろくほどシンプルな文章。平安時代の和歌を詠んだあとに万葉集を詠むよんだとき感じるような、そんなに愚直に表現していいものかと一瞬とまどうった。でも、その感覚は、慣れきった技巧的な文章との違いに違和感を感じただけであって、ただシンプルな文章は、それで良い。シンプルな文...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月16日
新潮文庫 吉村昭 「死顔」
「理想の死」をテーマとした遺作短編集。実際の著者の死(点滴とカテーテルを自ら抜いた死)が、正常な意思の中で行われた「理想の死」だったことがわかる
多くの家族や友人の死を看取り、多くの人間の生を描いてきた小説家の「理想の死」が、尊厳死と呼べるのか?生の放棄なのか ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。