愉楽の園

691円 (税込)
3pt

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3.8

30件

「きょう、女占い師が言ったわ。私に恋をしてる人がいるって……私もその人に恋をしてるそうよ。どちらも強い真剣な恋だって」水の都バンコクの運河のほとりで恋におちた男と女。めくるめく陶酔の果てに、ふたりはどこへ連れ去られていくのか。恋愛小説に新しい局面をひらいた、宮本文学の代表作。

愉楽の園のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

＃ドキドキハラハラ＃深い＃カッコいい

Posted by ブクログ 2023年08月08日

バンコクでの話し‥そこに住んでいる
日本女性バンコクの政治家との恋愛‥
色んなことがあり読みごたえあり

Posted by ブクログ 2019年09月23日

私はこれまでに7度タイに行ったことがある。
この小説を読んでタイで過ごした気分になり読み進むのが楽しみでしょうがなかった。
タイの暑さや湿度や匂いまでも感じられるような気がした。
単なる恋愛小説かと読んでいると不思議な人物や出来事などミステリーにも思えてくる。

Posted by ブクログ 2018年05月02日

もう30年近く前に1年間過ごしたタイ。
匂いや湿気、喧騒とか一気に蘇ってきて
息苦しくなる様な小説だった。

Posted by ブクログ 2009年10月07日

オンナとしてこんな風に生きられたらいいな・・・って思うようなお話。
心の赴くまま、なすがまま。
タイに行きたくなります。

Posted by ブクログ 2023年11月20日

宇賀さんのエッセイ、「じゆうがたび」の中で出てきた本書、気になって読んでみた。
情景描写なのか？ストーリーなのか？
読んでいても終始、熱帯特有の湿度がまとわりつく感じがします。
面白いです。

Posted by ブクログ 2023年01月16日

10数年以上前にバンコクに住んでいた時に読んだ本を今回再びバンコクに滞在中に再読。
恐らく、本が書かれた時に比べるとバンコクは大きな建物がどんどんと建ち、生活スタイルも大きく変わったと思う。けれどこの本を通して、タイの宗教、歴史、文化からくる普遍的なものを感じることができた。改めて文学の素晴らしさを...続きを読む実感した。

Posted by ブクログ 2020年05月07日

やっぱり宮本輝さんはいい。
タイにも行きたくなってきた。
この人の良さはなんだろう。
人間らしいところかなぁ。
主人公が前を向いてるところかなぁ。
2010/11/2

Posted by ブクログ 2014年05月19日

久々の宮本輝、バンコクを思い出したくて読んだ。現実離れした設定もタイの匂いがムンムン、観光で行った所が重要な場面だったりと、当初の目的は達せられた。オリエンタルホテルのスィートからチャオプラヤー川をのんびり眺めていたいなぁ…

Posted by ブクログ 2013年12月26日

バンコクの熱くけだるく、
肌にねっとりとしてからみつく湿度、
人々の生活の猥雑な風景、
午後の昼寝のようなまどろみ。

人間のもつありとあらゆる感情。
こまごました　生きるための所作。

騒音。クルマの渋滞そして騒音。
甲高いニワトリの鳴き声。
沈んでいくような空気。
濃い緑の樹が　伸びきって　空間...続きを読む