三十光年の星たち(上)

三十光年の星たち(上)

693円 (税込)

3pt

彼女にも逃げられ、親からも勘当された無職の青年、坪木仁志は謹厳な金貸しの老人、佐伯平蔵の運転手として、丹後・久美浜に向かった。乏しい生活費から毎月数千円を三十二年に渡って佐伯に返済し続けた女性に会うためだった。そこで仁志は本物の森を作るという運動に参加することになるのだが──。若者の再起と生きることの本当の意味を、圧倒的な感動とともに紡ぎ出す傑作長編。

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  • 三十光年の星たち(上)
    693円 (税込)
    彼女にも逃げられ、親からも勘当された無職の青年、坪木仁志は謹厳な金貸しの老人、佐伯平蔵の運転手として、丹後・久美浜に向かった。乏しい生活費から毎月数千円を三十二年に渡って佐伯に返済し続けた女性に会うためだった。そこで仁志は本物の森を作るという運動に参加することになるのだが──。若者の再起と生きることの本当の意味を、圧倒的な感動とともに紡ぎ出す傑作長編。
  • 三十光年の星たち(下)
    693円 (税込)
    十年後も十光年先も、百年後も百光年先も、百万年後も百万光年先も、小さな水晶玉のなかにある。──与えられた謎の言葉を胸に秘め、仁志は洋食店のシェフとして、虎雄は焼き物の目利きとして、紗由里は染色の職人として、それぞれ階段を着実に登り始めた。懸命に生きる若者と彼らを厳しくも優しく導く大人たちの姿を描いて人生の真実を捉えた、涙なくしては読み得ない名作完結編。

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三十光年の星たち(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    宮本輝さんの作品にはいつも感動させられます。今の自分が主人公の立場だったら、この状況から逃げてしまうだろうと思いながらも、逃げなかったらこうなっていた話が書かれている気がしました。下巻が楽しみです。

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    Posted by ブクログ 2021年07月03日

    登場人物の心理描写、出来事の時系列がパズルのような順番で書かれている。
    主人公の人間らしい心情が繊細に書かれている。
    下巻が楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2018年10月04日

    今は廃れた修行という言葉だが、この本を読むとこの古い修行というものに憧れを感じる。自分には30年という時間は残されていないが、これからでも何かひとつ取り組んでみたいという気にさせられた。

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    Posted by ブクログ 2016年11月20日

    迷える若者に読んでほしい1冊だと思う。
    なぜ注目されなかったんだろう。はっきり言ってそう思う。
    主人公の男は何をやっても中途半端なままで来てしまった30歳。
    でも佐伯老人との出会いが人生を変えていくことになる。

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    Posted by ブクログ 2015年05月28日

    優駿以来何十年ぶりに宮本輝の作品を読んだ。 やっぱりいい小説を書くなぁ。まだ上巻だけなので結末は分からないが、若者が再起へ向けて頑張っていく姿が良く描かれていると思う。 下巻も楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2014年01月19日

    人間と森の再生をかけた物語。今からでも三十年後の人生を見据える生き方ができたらと思いました。人生を迷ってる人に読んで欲しい。

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    Posted by ブクログ 2014年03月08日

    近所に住む年配の男性に出会いその人に見込まれた仁志。先方のペースに引っ張られながらも自分なりに将来のシナリオを描き一つ一つ納得しつつ付いていく。

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    Posted by ブクログ 2013年12月09日

    人生が救われる言葉は存在する。仁志は佐伯老人からいくつもの言葉を得、彼自身も知らなかった自分の心根を見つけ出していく。生きていく上で自分を本当に育ててくれるのは圧倒的な力を持つ師である。身近に尊敬できる人なんていない、というのは人生とまともに向き合っていない証拠なのだ。本当に悪い人間が出てこないだけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月02日

    久々の宮本輝氏の作品。10年くらい前まではよく読んでいたけど、最近は上巻の途中で中断してしまうようなことが多くて。これは久々に貪るように読み、マーカー片手に線をひきまくりました。宮本氏の作品には得てして佐伯さんのような人物が出てくることが多いような。何もかも見透かしたような感じ、人生の指針を与えてく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    佐伯の強引さに最初はついて行けず
    つまらないかもと思ったのは杞憂に終わった

    鍼灸の専門家
    焼き物の専門家
    料理の専門家等
    修行が必要な職業が出てくるに伴い
    心に響く文章が飛び込んできた

    読書感想文を書く訳でもないのに
    付箋を貼りながら本を読んだのは初めて

    後で書き抜こうと思う

    下巻に続く

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