うたう

うたう

1,760円 (税込)

8pt

ベストセラー『ひと』 『まち』 『いえ』に続く感動の青春譚!

わたしは母を傷つけた。たった一人の肉親を、言葉のナイフで――。
あれから13年、後悔ばかりで大人になった。
でも、孤独に負けずにいられたのは、母の、仲間の、「うた」 があったから。
母がわたしを産んだ歳になった。今、わたしに、湧き出るものがある――。

27歳の古井絹枝には、晴らすことのできない後悔があった。
中学生の頃、地域の合唱団に所属する母に「一緒にうたおうよ」と誘われたものの、撥ねつけてしまったのだ。母が秘めていた想いも知らずに・・・・・・。
大学時代、絹枝はバンドを組んでいた。
ギター担当は伊勢航治郎。バンド解散後もプロを目指したが芽が出ず、だらしない日々を送っていた。
ベース担当は堀岡知哉。バリバリ働く妻がいるが、自分はアルバイトの身で、音楽への未練も僅かにある。
ドラムス担当は永田正道。大学卒業後、父が越えられなかった資格試験の壁に挑もうとするが・・・・・・。
かつての仲間が、次の一歩を踏み出そうとする物語。

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うたう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ひと」「まち」「いえ」などの著作で知られる
    小野寺史宜氏の最新作です。

    登場人物が皆優しく、他人をうらやまず、自分を
    卑下せず、前向きに生きていく心安らぐ物語です。

    今回はあるアマチュアバンドのメンバーの心の移
    ろいを丁寧に描いています。

    バンドが解散して離れ離れになっても、何年経っ
    ても電

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    私の大好物の小野寺語り。VGBDの4人の語りなのに、同じ小野寺語り。でも、それが私の大好物だから、これがいい。

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    「ひと」「まち」「いえ」に続く最新作。
    個人的には一番好き。

    歌っていいな。
    好きっていいな。
    仲間っていいな。

    そして
    自分も踏み出したいって思えた作品。

    0
    2024年03月25日

    Posted by ブクログ

    この本に登場する女性は、皆自分を持っていて、逞しい。バンドマンになったら、こんな人達に出会えるのかな

    バンドマンを卒業してコーラスになるという道筋があるのは新鮮でした。
    コーラスの団体名はオトメザノビー

    0
    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    「ひと、まち、いえ」に継ぐ待望の第4弾!!
    この読みやすい小野寺節好きだなぁ〜

    大学のときバンドを組んで、
    切磋琢磨してきたカニザノビーの4人。
    ボーカルのきぬとギターの航治郎と
    ベースのともとドラムの永田。
    軌道に乗りかけたバンドがコロナをきっかけに
    崩れ始めてしまい、解散を強いられた4人。

    0
    2024年02月21日

    Posted by ブクログ

    もうちょっと上の幸せをつかみな
    何でも一番やすいものを買うんじゃなくて
    せめて一つ上のものを買えるくらいの幸せは、つかみな

    って米子さんの言葉が良かった。

    0
    2024年05月15日

    Posted by ブクログ

    私よりほんの少し若いバンドメンバーたちの言動が眩しくて刺さる。
    それぞれの人生に味わいがあって思わず応援したくなった。

    うたうってやっぱりいい。
    小学生の頃、合唱団で歌声を響かせた日々を思い出した。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    帯と内容が一致しないから、
    裏切られた感が半端ない。
    勝手な感想だけど。

    連作短編じゃなくて、絹枝メインの長編で
    読みたかったなあ。
    母子の話だったらなあ。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    新しい一歩を踏み出す勇気をくれる小説です。

    帯を見た感じでは、暗い話かと思っていました。
    しかし、勇気をもらえる小説でした。
    バンドメンバーの4人の卒業と新しい挑戦がテーマで心地よく読むことができました。

    僕個人的には、ベーシストのトモの話が好きでした。人間的にも凄く惹かれる人物でした。

    自分

    0
    2024年03月30日

    Posted by ブクログ

    大学時代、一緒にバンドをやっていた面々の、音楽との関係や、音楽をやめてからの其々。
    音楽は好きだけど、バンドを生活の糧にするのは難しい。
    其々が其々の方向に舵を取る。
    そんな様子が清々しい様な寂しい様な。
    最後、ヴォーカルの、また歌いたいの思いに救われる。

    0
    2024年03月25日

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