銀座に住むのはまだ早い

銀座に住むのはまだ早い

1,870円 (税込)

9pt

『まち』を愛し、
『ひと』を書く作家(千葉在住)、
上限五万で住めるまちをゆく!

★本書の内容
ノー銀座、ノーライフ。銀座がないなら人生じゃない。

それほどに銀座が好きで、可能なら住みたいと思っている。
けれど。小金持ちですらない「僕」には難しい…。

それでも東京23区に住んでみたい。と、昔から思ってきた。
今も千葉県にある家賃5万円弱のワンルームに住んでいる。
同じ条件なら、どこに住めるだろうか?

その他条件は
フロトイレ付
管理費・共益費込み
定期借家を含まない
だけ。

それ、50代がやる企画ですか?
と言われそうだけど、実際に探して歩いてみた。
歩いた通りに、書いてみた。
書いたらもっと、小説を書きたくなった。

本書はそんな、足掛け3年の記録である。
2019年本屋大賞2位『ひと』の作家、人生初のエッセイ集に挑戦!

★実際に歩いたまち
神田にたゆたう神保町、川を感じて住む小岩、静かに元気な西荻窪、あれこれ不思議な浮間舟渡、端でもにぎわう蒲田、浅草も香る田原町、隣駅の魅力に満ちた要町、まどろみ落ちつくお花茶屋、町に紛れる大森海岸、都電が愛しい東尾久三丁目、ジャズもそよぐよ中野新橋、彩り溢れる三田、台に住もうよときわ台、キュキュッとまとまる都立大学、島感強めの王子神谷、駅前キュートな下落合、何だか広いよ東大島、ふんわりやわらか世田谷、何ともほどよい新大塚、公園と生きる石神井公園、未知を知る鐘ヶ淵、散歩で渋谷へ代々木上原、銀座の風吹く月島

★巻末にはおまけの書き下ろし短編小説「十一月二日、正午にA2出口」付き!

★本作に登場する小野寺史宜の小説一覧
『片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ』『東京放浪』『今夜』『ホケツ!』『ナオタの星』『ライフ』『まち』『ひと』『その愛の程度』『みつばの郵便屋さん』『片見里荒川コネクション』『ROCKER』『タクジョ!』『今日も町の隅で』『それ自体が奇跡』『食っちゃ寝て書いて』『ミニシアターの六人』

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銀座に住むのはまだ早い のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    これ大好きです!
    東京好き、物件好きにはたまらない。
    春に東京に上京する方は読んだ方が良いかも。

    毎月1区選んで住みやすい場所を巡る。
    ちゃんと5万円という家賃価格を設定して。
    やっぱり東京、それを若干超える所もあるけれども。

    街を散策してランチ食べてコーヒー飲んで。
    街歩き番組じゃないですか!

    0
    2023年03月24日

    Posted by ブクログ

    SUUMO連載エッセイ単行本化。
    物件検索で23区の町巡り。

    前日譚 ノー銀座、ノーライフ
    はじめに

    第一回 千代田区 神田にたゆたう神保町
    第二回 江戸川区 川を感じて住む小岩
    第三回 杉並区 静かに元気な西荻窪
    第四回 北区 あれこれ不思議な浮間舟渡
    第五回 大田区 端でもにぎわう蒲田
    第六

    0
    2023年08月08日

    Posted by ブクログ

    あたたかくてゆるい、小野寺さんの散策日記。でもただの散策ではなく、住みたくさせる日記。23区をすべて回り、そして「住みたくさせる」のは本当に難題だったと思うけど、読んでみたら見事に全てに住みたくなった。お金を出せばいくらでも住みたくさせることはできると思うけど、5万円という予算で、そしてあえてニッチ

    0
    2023年07月31日

    Posted by ブクログ

    個人的にはけっこう良かった。★4にするか迷った。何が良かったかというと、通りの名前、橋の名前などがちゃんと書かれていたこと。街の達人マップと見比べながら、行程を追った。イラストレーターに依頼してでも、各区ごとにかわいいマップが載っていたら更に良かったな。
    夜勤明けの時はいつも、銀座の中心で泰明小学校

    0
    2024年03月25日

    Posted by ブクログ

    将来、銀座に住みたいという小野寺さんが東京23区を歩くというエッセイ。
    家賃5万円ぐらいの物件を探し、住んでみたらどうだろうと辺りを歩いてみる。
    我が家のご近所が出てきて大いに盛り上がったりも。
    ぶらり街歩きは楽しそうだね。

    0
    2023年12月13日

    Posted by ブクログ

    小野寺作品、初めて読みました。
    どの区に住むか、毎回楽しみながら読めた。
    巻末の短編小説も軽く読めて、今度は小説を読んでみよう。

    0
    2023年07月09日

    Posted by ブクログ

    いつか銀座に住みたい、という憧れを持った筆者が、東京23区、実際に住んでみたら…と物件を探し街歩きするという企画物。
    引っ越してきたばかりの人目線の街にはわくわくがたくさんあって楽しい。
    予算を5万円で検索しているが、それだと築30年とか50年とかのワンルームでやっぱり東京って家賃高いんだなぁとしみ

    0
    2023年05月06日

    Posted by ブクログ

    小説家の著者が、家賃5万円で住める風呂付きワンルームを東京23区の1区ごとに検索し、その周辺を歩き回って紹介するエッセイ。少し歩いてはその地のお店でお昼ご飯を食べ、最後はカフェで珈琲を飲んで終わるのが定番。東京に住んだこともない人間にとっては、こんな本読めるか!と最初は思ったけど、著者の小気味よい筆

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    色々な街を紹介してくれる内容で
    イメージだけですがどこに引っ越そう
    考えるのにワクワクしました
    自分の知ってる街だとより楽しめました

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    ”たくさんの街の顔”

    街を描いたらピカイチな好きな作家の街にまつわる作品。
    「SUUMOタウン」に掲載されていた東京二十三区を全てを巡るエッセイ。
    著者も結びで書いているように、深い感動や刺激をもらう内容ではない。純粋に楽しみながら街を歩く様子が淡々と記されている。自分が住んでいる街や馴染みのある

    0
    2023年04月03日

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