いえ

いえ

1,650円 (税込)

8pt

『ひと』まち』に続く新たな感動作、誕生!

妹が、怪我を負った。
案外面倒な兄なんだな、おれはーー。
家族と、友と、やりきれない想いの行き先を探す物語。

友がいて職場があって、
ひとが築く、まち。
その中に暮らす我が家。
近くて遠い、家族。

社会人三年目の三上傑には、大学生の妹、若緒がいた。
仲は特に良くも悪くもなく、普通。しかし最近、傑は妹のことばかり気にかけている。
傑の友だちであり若緒の恋人でもある城山大河が、ドライブデート中に事故を起こしたのだ。後遺症で、若緒は左足を引きずるようになってしまった。
以来、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って、三上家はどこかぎくしゃくしている。
教員の父は大河に一定の理解を示すが、納得いかない母は突っかかり、喧嘩が絶えない。
ハンデを追いながら、若緒は就活に苦戦中。家族に、友に、どう接すればいいのか。
思い悩む傑は……。

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いえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    江戸川区平井から荒川河川敷。この舞台がとても好きだ。いろんなぎくしゃくやわだかまりを取り除くのは、自分から動くしかないんだ。こんなにすっきりといくことはないかもしれないけど。

    0
    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    前作、前々作に登場した人物や場所がてでくるのは、やっぱり気持ちよくわくわくする。
    『人に謝る、ちゃんと』って意外と難しいんだよな〜と感じていた。言葉が出ないとか。
    でも、最後の怒涛の謝罪シーン、すごくよかった。
    ある意味勢いも大事だよなと。
    家があって、家族があって。やっぱり大切だなと感じた。
    今、

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    最高です。
    三部作の中で、話のテーマとしても、主人公としても、個人的には一番好みです。
    「ひと」や「まち」は、周囲の人との関係性などに焦点が当たっていましたが、「いえ」は家族がメインテーマ。
    家族や周囲の人とのギスギスした関係が、ゆっくりと氷解していく感じが、読んでいて本当に心地良かったです。
    で、

    0
    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

     心理小説なのである。ゆっくりゆっくりごまかさず、心の中をみつめていく。
     ただ日常の描写が続くのではない。そこにある生き方を、とても丁寧に描き出すのだ。

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ

    世の中、そうそう思ったようにはいかない。
    妹の交通事故で受けた障害も、事故を起こした相手が自分の友達だったら傑のような気持ちになっても仕方ないと思う。気持ちが何か一点に定まったままになると当たり前だけど、そんな気はなくてもおざなりになってしまう。まさに負のスパイラル。
    妹提案の家族会議をきっかけに、

    0
    2023年05月20日

    Posted by ブクログ

     荒川沿いの町、江戸川区平井を舞台にしたヒューマンドラマ。

         * * * * *

     主人公は三上傑。スーパーのハートマートに勤める25歳。描かれるのは、仕事でもプライベートでも屈託を抱える傑の8ヶ月間。

     と、概要だけで馴染んた名称が2つもあり、読むのが楽しくなってきます。

     のっけ

    0
    2022年10月23日

    Posted by ブクログ

    事故で足に障害を負ってしまった妹の兄が主人公。
    後天的な障害を持った人のきょうだいもそれはそれで受け入れるのも辛いんだろうな。
    しかもその事故は妹の彼氏であり、兄の友達でもある人が運転していた車に乗っていたから巻き込まれてしまった部分もあるし。
    憎むに憎めないし、でも許すこともできない。
    難しい立場

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    安定の小野寺節。言い回しが小野寺節。
    別作品に出てきた人が出てきて楽しい。けど、意外と覚えてない私。
    小野寺さんの作品に出てくる人って、みんな優しい。ほんわかあったか系。

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ

    家族を思うがゆえに、すれ違う物語。

    ▶︎読んでほしい人
    兄妹がいる人。

    ▶︎きっかけ
    まち、ひとの続き。

    0
    2024年03月11日

    Posted by ブクログ

    ちょっと心が痛くなる。でも、良かった。
    他人の気持ちが分かる人になりなさいと幼い頃からよく言われた。でも、考え過ぎると足元が覚束なくなって躓くんだ。
    この作品自体は、そんなに深い所まで入り込んでいないし、程よい視点で捉えてくれている。家族、夫婦、兄妹、友人、同僚、部下、色んな繋がりがあって、毎日を生

    0
    2023年12月05日

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