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Posted by ブクログ 2019年10月22日
久しぶりの舞城ワールドを楽しんだ。
本作品も福井が舞台で福井弁で、いつもながらの圧倒的文圧で見開き2ページが文字で埋め尽くされてて、スピード感満載で、擬音だらけだけど的確なので本当に音が聞こえてくるようで、それでいて純文学ぽくもあってでも最後の方は結構しっちゃかめっちゃかで、しっちゃかめっちゃかな...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月15日
背中に鬣のある成雄くんが、書道家に弟子入りしたり馬を追っかけたり変な集落に迷い込んじゃったりして走りまくる。けれど他の舞城作品に比べれば穏やかで、少しファンタジーっぽくもある。
……などと呑気に読んでいたら、さらっとグロくなってさらさらっと自分が自分でなくなってしまい、うわぁ油断した、やられた、と...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月23日
まず特異な文体にやられます。次に独特の擬音にやられて、唐突すぎる展開の数々にとどめを刺されて、完全に物語世界に引き込まれます。かなり無茶な展開が数多くありますが、読み終わって振り返ってみるとしっかり筋が通ってるように思えるから不思議です。九十九十九よりはぶっとんでませんが。音、匂い、味など五感の表現...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月30日
まずもって、舞城王太郎の魅力は文体につきるといっても過言ではあるまい。
というのも、舞城の作品からこの文体を取り去ると、なんじゃこれ、というような「誤解」を、何よりも先に、受けてしまうからである。
いつもと同じように、福井の田舎から物語は始まる。
そして、ある青春真っ直中の少年の、ひたすら疾走する...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月22日
なんだか幸せな気分になる。
これが、舞城王太郎の小説を読んだときの読後感である。
この物語も今までと同じような語り口で、SF小説のような展開で話が進んでいく。
しかし、言いたいことは伝わる。
はっきりとした形を取ることは出来なくても、しっかり伝わってくるのである。
と、主張してみたところで、何も分か...続きを読む
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