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Posted by ブクログ 2018年09月14日
「おれの死に水を取ってくれないか」
大工の万三は、屋敷の見取り図を盗人に売りつけることで稼いでいた。
結核で余命が短いことを悟った万三は、自分と同じ匂いのする女と出逢い、女のために最後の稼ぎを狙う…
***
人情的なオチで読者としては安堵した。
第1巻の頃だったら、万三も女も破滅していただろうなあ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月05日
間取りの万三、網切の甚五郎がこの物語から去り、本巻が一つの節目になろうか。しかし「世に盗人の種は尽きまじ」の歌にもあるとおり、次から次に平蔵の前に敵が現れるのだろう。「おしゃべり源八」「鈍牛」は、火盗改方内の同心にまつわる話だが、部下の不始末、不祥事に心痛める平蔵には、現代の中間管理職の苦心と共通す...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月27日
収録された話は、
「深川・千鳥橋」、「乞食坊主」、「女賊」、「おしゃべり源八」、「兇賊」、「山吹屋お勝」、「鈍牛」の七篇。
「兇賊」の終盤は、まさに「鬼」の平蔵を感じさせるもので、これはTVでは規制されて表現できないだろうなと思った。
相変わらず異名を持つ賊の多いこと。賊主観で物語つくったら、「盗賊...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月25日
鬼平犯科帳5巻目。
「深川 千鳥橋」、「女賊」、「兇賊」の平蔵さんの盗賊たちへの采配は、すごい。
本当に人情深い方だ。
でも、極悪人へ拷問や、斬り合いは、すごい怖い。
時折、想像をしてゾッとしてしまう場面も。
「兇賊」の芋酒 加賀やでの平蔵さん、鷺原の九平、おもんさんのやりとりが好きだ。
身分も見...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月28日
人情話が読みたくなって、久々に鬼平の続きを。
「兇賊」鬼平さんのピンチにハラハラ。極悪人の甚五郎に見せた「鬼」の部分にしびれた。かっこいいなぁ!夜鷹のおもんに「人じゃねぇか、俺もお前も」と言えるところもいい。どんどん鬼平さんが好きになる。本当理想の上司だわ。
現代で言うところの冤罪を扱った「鈍牛」も...続きを読む
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