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Posted by ブクログ 2017年08月19日
時代小説の雄である著者の作品を久しぶりに読む。本書購入のきっかけは宮脇俊三氏の鉄道紀行本だった。折しも「真田丸」が人気を博しているが、大御所の作品の筆致の素晴らしさと、5編の作品を選び配した編集者の妙を感じた。真田幸村(信繁)の兄・信幸のしたたかさに胸打たれた「信濃大名記」。しかし、現代も財政難で苦...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月15日
「真田太平記」を読んだことがある人には、かなり面白い本だと思います。
読んだことが無い人にとってどうなのかは、ちょっと判んないです(笑)。
ただ、発表順は、全然逆なんですね。この本に入っているのは、
「真田騒動~恩田木工~」(発表1956) ※これで、「時代小説を書くぞ」という方針が決まったそうで...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月07日
長野県上田市の真田氏歴史館を訪れた際に購入しました。
本書は五篇の小説からなる。
舞台は信州松代であり、すべてに真田家の人々が登場している。
それぞれの話が、いろんな角度から展開されていて再登場する人物もいて面白い。
いつの時代でも世の中を統率するには苦労が付き物ですね。
小野のお通は惹かれる何...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月29日
信州松代藩--五代目・真田信安のもと、政治の実験を握り放縦な生活に走った原八郎五郎を倒し、窮乏の極にある藩の財政改革に尽力した恩田木工を描く表題作。
関が原の戦い以来、父昌幸、弟幸村と敵対する宿命を担った真田信幸の行き方を探る『信濃大名記』。ほかに直木賞受賞作『錯乱』など、大河小説『真田太平記』の先...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月11日
「うぬぼれは怖いものだな。ちゃんと顔に出るものらしい。それをまた女房がちゃんと見抜いてな。『旦那様、原に顔が似てまいりました』などと、やられたものだ」
身近に、このようなことを言ってくれる人がいるのはいいものだ。
信州松代藩の五代目・真田信安のもと、政治の実権を握り放縦な生活をした原八郎五郎を倒...続きを読む
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