夜を急ぐ者よ

夜を急ぐ者よ

550円 (税込)

2pt

3.8

原口泰三。非合法組織に追われる彼は、嵐が接近する沖縄那覇空港に降り立ち、追っ手の目から逃れるためにうらぶれたホテルに投宿する。東恩納順子。ホテル経営責任者。以前は経営に情熱を燃やしていた彼女だったが、夫との死別で今は流されるままに生きている。泰三と順子はかつて愛し合う仲だった。交わることのなかった二人の人生が、緊迫した事態のなかで劇的に交錯する。傑作サスペンスロマン。

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夜を急ぐ者よ のユーザーレビュー

3.8
Rated 3.8 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    4.3/5.0

    サスペンス×ラブロマンス。
    非常に読みやすい文体で無駄なく緊張感を保ったサスペンス。
    ハードボイルドな主人公像、ラストの展開も個人的に凄く好きだった。

    0
    2025年02月12日

    Posted by ブクログ

    たとえはるか彼方のベルリンへ飛んで行こうと、警察内部へ深く入り込もうと、今でも『真夜中の遠い彼方』(1984年。後に『新宿のありふれた夜』と改題)、『夜を急ぐ者よ』(1986年)、『夜にその名を呼べば』(1992年)の、いわゆる「夜三部作」をこよなく愛してやまない私ですが、この本、昨年12月にポプラ

    0
    2011年09月19日

    Posted by ブクログ

    この方の本を初めて読みました。
    読みやすくてスラスラ~と読めて
    あっという間に読み終わりました。
    逃げ切れるのか!
    この2人はどうなるのか!
    気になって気になって止まりませんでした。
    最後の結末は、悲しかったなぁ。。。

    0
    2010年10月20日

    Posted by ブクログ

    今から20年以上前に書かれたハードボイルド小説。佐々木譲の初期の作品。

    非合法組織に追われる原口泰三は沖縄に逃亡、そこで、偶然、過去に愛し合った女、順子と再会するのだが…

    泰三と順子のそれぞれの過去は詳細に描かれるのだが、泰三の逃亡の理由、泰三を追う非合法組織の正体は上辺しか描かれない。それ所以

    0
    2014年03月07日

    Posted by ブクログ

    偶然の出会いから生まれた恋、そして数年後の偶然の再開。ここまではなんだかとてもロマンチックなラブストーリーの予感もあるが、そう簡単にさせないのが佐々木さん(笑)
    そこにハードボイルドストーリーが重なれば、ラブストーリーも雲ゆきが怪しくなってくる。決して叶わぬ恋に終るだろうなと。そしてまた不運な結末に

    0
    2021年09月25日

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