種村季弘の作品一覧

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作品一覧

2024/03/07更新

ユーザーレビュー

  • 江戸東京《奇想》徘徊記 新装版
    種村季弘の晩年のエッセイ集。
    東京の街を種村季弘が自分の過去の思い出を回想しつつ蘊蓄を語るという、もともとは雑誌「サライ」の連載をまとめたもの。雑誌掲載時は1回、原稿用紙3枚の分量だったとのことだが、そりゃネタ的に収まりきる訳ないだろうということで書籍化にあたり大幅に増量されてる。
    読んでると「この...続きを読む
  • 美食倶楽部 ――谷崎潤一郎 大正作品集
    谷崎が大正時代に発表した作品集。「細雪」などの作品と比べると此処に収録された作品達は「雅」「耽美」というよりはどろっとした陰鬱さのある悪魔的な美しさだ。変態的と言ってもいいかもしれない(褒めてます)。「美食倶楽部」は「食魔人」との名がぴったりな、食に貪欲な谷崎らしい作風。「白昼鬼語」「友田と松永の話...続きを読む
  • チリの地震 クライスト短篇集
    「チリの地震」息が止まる衝撃。
    今まで読んだ短編の中で、一番の傑作。
    救われた喜び、再会の喜び、困難な中での一体感、待ち受けていたかのような人間の醜悪さ、夫婦に託された微かな希望。
  • 美食倶楽部 ――谷崎潤一郎 大正作品集
    目次
    ・病蓐の幻想
    ・ハッサン・カンの妖術
    ・小さな王国
    ・白昼鬼語
    ・美食倶楽部
    ・或る調書の一節―対話
    ・友田と松永の話
    ・青塚氏の話

    それほど谷崎潤一郎作品を読んできたわけではないけれど、明らかにこれは今まで読んできた谷崎とは全然違う。
    耽美というよりあからさまに変態寄りだったり、悪夢のよう...続きを読む
  • 書国探検記
    本にまつわるエッセイの集成。
    書きたいように書いている。
    読者の好奇心や知性を信じている感じがする。読んでいて難しいけれど心地よい。

    澁澤龍彦や三島由紀夫の本のエッセイを読んだ時にも言及されていた『家畜人ヤプー』、気になるんだけれどおいそれと手を出しづらい感がまだあるのよね。

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