作品一覧 2024/03/23更新 計算する生命(新潮文庫) 試し読み フォロー 数学する身体(新潮文庫) 試し読み フォロー 数学する人生(新潮文庫) 試し読み フォロー センス・オブ・ワンダー 試し読み フォロー 僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 森田真生の作品をすべて見る
ユーザーレビュー センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン / 森田真生 / 西村ツチカ 自然に驚き感動する 自然に直接触れなくても、そんなワンダーを感じられる本は沢山あるとも思う 後半にある訳者の森田真生のエッセイが白眉 常に変化する自然とそれに対応し生きていく生き物たち 福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』を思い出した Posted by ブクログ センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン / 森田真生 / 西村ツチカ 「センス.オブ.ワンダー」自体、珠玉の言葉が散りばめられ、音読して味わいたくなる作品です。読みながら、自然の中身を委ねたくなるようでした。 森田さんの、僕たち「センス.オブ.ワンダー」も美しく、レイチェル カーソンの世界をより一層深めることができました。 挿し絵も幻想的で素晴らしい。 ...続きを読む Posted by ブクログ センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン / 森田真生 / 西村ツチカ 憑き物が落ちたような感覚。 人間は美しい自然を搾取するだけの醜い存在だと思い込んで、自分が人間であることに対して嫌悪感や罪悪感を溜め込んでいたことに気づいた。 確かに人間による環境破壊は、無くしていかなければならない。ただ、人間が作ったもののおかけで思いがけず住処を得る生き物もいて、人間の行いが...続きを読む必ずしも悪いものではない。 自然は「美」、人間は「悪」という単純なものではなく、それぞれの生き物の営みが持ちつ持たれつで奇跡的に調和しているのが自然だと、考えてみれば当たり前のことを教えてもらった。 私も生きていていいんだ。 今まで抱えてきた重い荷物を下ろしてもらったような、軽やかな心持ちに自分でも驚いている。 Posted by ブクログ センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン / 森田真生 / 西村ツチカ “教師”を辞めたタイミング、和楽居を出ようとしているタイミングで読めてよかった。 私が本当に望んでいるものが見えた気がする。 ・消化の準備すらできていない事実を、次々に与えようとしなくてもいいのです。まずは子どもが自ら「知りたい」と思うように、導いてあげることが大切です。 ・子どもと一緒に自然を探...続きを読む索することは、身の回りにあるすべてを もっと感じ始めることです。 ・逆もまた真だと感じている。すでに大人になってしまった人間が、忘れかけているセンス・オブ・ワンダーを思い出すことができるとするなら、そのためには「生きる喜びと興奮、不思議を一緒に再発見していってくれる、少なくとも1人の子供の助けが必要」になる。 ・知はしばしば、決着ばかりを急ぎすぎてしまう。矛盾が、矛盾のまま共存できる広やかさこそが、人間の心なのではないかと思う。 ・流れに生じる渦のように、形は、形なきものの流れの中に生じる。自分が自分であるという自己同一性の前に、自分が自分でなくなるという絶え間ない変化がある。動きこそ世界の常態なのである。 ・変化に抗うのではなく、変化とともに生きていくこと。 ・どこに隠れるでもなく、目の前に開かれていた自然の美しさがある。これを受け取る こちらの準備がなければ、気づくことができないのである。 ・「きてよかったね」すべての子どもたちが、この星に生まれてきた経験を、心からそう思えたら、どれだけ素晴らしいだろうか。 ・僕たちはそもそも、自分ではないものたちと、すでに深く混ざり合っている。 ・「必要」が、すべての価値の基礎として疑われないのは、生きることが、生きていないことよりもよいことだと信じられているからである。「語られず、意識されるということさえなくても、ただ友達と一緒に笑うこと、好きな異性と一緒にいること、子どもたちの顔をみること、朝の待機の中を歩くこと、陽光や風に身体をさらすこと、こういう単純なエクスタシーの微粒子たちの中に、どんな生活基準の生も、生でないものの内には見出すことのできない歓び」がある。だが逆に、「このような直接的な歓喜がないなら、生きることが死ぬことよりもよいという根拠はなくなる」。 Posted by ブクログ 僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回 森田真生 はじまりはコロナ禍の社会やコロナ禍による生活スタイルの変化によって気がついた生態系の描写 この描写を通して何を伝えたいんだろうと思い読み続けると筆者の日々の生活風景や考えを通して、社会がいつどう変わるか分からない中で自分は日々何を大切にし、どんな生活にしていきたいのかに気づかせてくれる本だった 人生...続きを読むについて考えたいとき、自己啓発本に手が伸びがちだが、自分では経験できない人の生活風景や自分の経験だけでは視野に入ってこない社会・自然・政治・・・などの世の中の動きを描く作品こそ、自分はどうありたいのかが見えてくるのかもしれないと新たな発見をさせてもらった Posted by ブクログ 森田真生のレビューをもっと見る