感情タグBEST3
新世界より
今まで読んだ中で一番くらいに面白く、また新鮮で斬新でした。
小説は自分なりに登場人物や情景などを想像しながら読み進めると思いますが、ここまで頭を使ったのは初めてでした、
何度もページを戻したりしながら、丁寧に書かれている奇怪な未来の人物描写を自分なりに具現化して登場させたり、不思議な世界を想像しながら読み進めていました。
途中アニメ化していると知り、頷けました。
いつかアニメでも見て、自分の想像と比べてみたいです。
SFのハラハラ感の中で、登場人物の真っ直ぐさに読んでいる私もいつの間にか物語の中で心を重ねていました。
こちらの小説に感激し、貴志祐介さんの「黒い家」を次は読むつもりです。
実験的ともいえる創作
アニメも原作も履修しました。
そして現在も続編というかこの作品に連なる物語を待ち望んでおります。
超能力を扱った創作は、それはもう昔からいろいろと手を替え品を替え作られてきて、これからもそうなるだろうと思いますが、この作品は超能力…呪力と呼ばれてます…が、社会や地球やそこに生きる生物、つまり環境に影響を与えつづけるのではないかという仮説も盛り込んだことが特に興味深かったと思います。
私たちは常に環境に影響を受け続けている存在ですが、私たちが現在人口といういわば数による暴力で地球環境に絶大な変化をもたらしてしまっていることは明らかになっています。
超能力も私たちが発信しているものととらえれば長期的にみて環境を歪ませる原因になることは想像できます。
この作品はその絶望的な予感に思い至らせてくれました。
数少ない気づきを与えてくれるSFだと思います。
何回読んでも面白い
10年ほど前に1度読んだことはあったものの、大人になって改めて読みなおしました。
結末を知っていてもイッキ読みしてしまうぐらいストーリーは面白いし、大人になってから読むと学生時代とは違う視点で読めて新鮮でした。再読でも面白いです。
ディストピアものが好きな人にはおすすめ。
本当にオススメ
久しぶりでした。40代の大人が寝る間も惜しんでイッキ読みしました。何か面白い小説ないかなと色々ネットを通して探しているなんて人、僕もそうだけど、まだ読んでない人、絶対オススメだから読んでみてください!絶対ネ!
100点
今まで読んだSF小説の中で最も世界観がよく出来ていて、リアルでスリル満点なストーリーでした。読んだ後の余韻が千年続きそうなくらいですね。言葉遣いも洗練されていて読み応え抜群。本当に読んで良かったと思います。