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半世紀にわたり、落日の清王朝を1人で支えた西太后(シータイホウ)が人生の幕を閉じようとするころ、張作霖(チャンヅオリン)や袁世凱(ユアンシイカイ)は着々と力を蓄えていた。死期を悟った西太后が考え抜いて出した結論は、自らの手で王朝を滅ぼすということだった。次の皇帝として指名したのは、わずか3歳の溥儀(プーイー)。その悲壮な決意を前に、春児(チュンル)は、そして光緒帝は――。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
難しかったけど、おもしろかった。 第1巻はまだしも、2巻、3巻、4巻と、とても感動。あついものがこみ上げてきました。 「蒼穹の昴」の続編で、「珍妃の井戸」ではちょっといまいちでしたが、本作はすばらしい物語 清の始まりと終わりが交錯しながら語られるストーリー展開です。 -- 第2巻では西太后がなくな...続きを読むるまでが描かれます また、亡命した文秀と春雲の妹の玲玲の日本での生活も語られています 西太后と光緒帝の電信での会話が泣けてきます.. さらに、光緒帝と蘭琴の会話もつらいものです。 そして、ラストエンペラーとなる溥儀を指名し、彼女と光緒帝の歴史が終わります。 作者の描く西太后の生き様、考え方、そして守ろうとしていたものが明らかになり、とても心打ちます。 ここでひとつのクライマックスです!
西太后と光諸帝の死去まで。実在・架空問わず多岐にわたる登場人物のキャラクターが秀逸。特に、「蒼穹の昴」同様、西太后の描写が際立っている。もちろんフィクションであり作者の想像力の成せる技なのだけれど、「残酷無比な権力亡者」という見方は欧米側からのものであり、清国側から見れば植民地化を何とか防ごうと何十...続きを読む年も奮闘してきた功労者とも取れる。ここでの西太后は、浅田次郎は彼女に恋しているのではないかと思わせるほどに魅力的。
まだ前半だけど、この巻まででとりあえずひとつのクライマックスが描かれている。圧倒的存在感を放ち、この人を中心に世界が動いていた西太后の最期。それに光緒帝、さらに彼に生命を賭して仕えた蘭琴まで絡めて、凄まじい感動をもって、波乱の時代が終末に向かう。涙無しにはページが繰れなくなるくらい、心の底から惹きこ...続きを読むまれてしまいました。
西太后のすざましいばかりの執念。 清という国が 滅びようとも・・・ 外国の植民地ではなく 中国人の国であってほしい と 願う姿の 壮絶さ。 悪女 と呼ばれようと 堂々としている。 春児の献身的な仕事ぶり。 いずれ 春雷に会えるかもしれない 不思議な縁。 清から 時代は 大きく変わっていく。 張作...続きを読む霖は まだまだ 東北王 をめざしている。
清の時代末期の中国。列強の干渉の苛まれる中で西太后が一人懸命に国を支えていた。もはや西太后は国の代表と言うよりも国そのものと化してしまっている。 列強の国々が狙っているのは西太后の死であり、その後の中華の覇権であった。 自分が死に幽閉中の皇帝が引きずり出され、列強の思うままとなるであろう未来を憂い、...続きを読む国民が奴隷と化す事をひたすら悲しんだ。 国を思い、国民を愛している彼女は懸命に走り続ける。しかし、終わりの時は刻一刻と近づきつつあるようだった。 思わす泣いてしまった。母が子を思う気持ち。子が母を思う気持ち。お互いの境遇を思いやる事ができる故に張り裂けん悲しみをお互いが感じずにはいられなかった。 その二人を見ていると涙を止めど無く流れ、堪える事が私には出来なかった。 中国の歴史を通して人が幸福を感じる事の意義を深く考えさせられる作品になっていると思います。 さて、シリーズも後半戦。続きを読める日を楽しみに待ちたと思います。
色々な人々の視点から中国の歴史が見れるから、変わらずおもしろい。 西太后と光緒帝の選択・決断は、そうするのかと驚いたけど、すごい。 また時代が進んでいくから、次も楽しみ。
2巻。蒼穹に出てきたキャラクターが次々と登場してきて面白くなってきました。 文秀と玲玲が日本で夫婦として暮らしていて、しかも子供まで生まれていて、その子供が復生(フーション)という玲玲の婚約者だったタンストンのあざなで呼ばれていたのが泣けた。 幽閉されている光緒帝と西太后が通信で会話するシーンに号泣...続きを読む。歴史に疎いのでどこまでが創作でどこまでが史実なのかはわからないけど、浅田次郎の描く西太后像はとても好きだ。愛情深くて強く美しい女性。春児の前でだけは子供みたいな素の顔を見せるところもチャーミングで可愛い。最初はただの暴君にしか思えなかったんだけどな。いつの間にか好きになってしまった。 そんな西太后がついに身罷る。そして歴史が動いていく。溥儀という聞いたことのある名前が出てきました。いわゆるラストエンペラーというやつ。この壮大な歴史ロマンに触れた感じ、歴史の話は難しいけど、やっぱり面白い! 2巻は他にも春児と蘭琴の対話など胸熱シーンがてんこ盛りでした。 西太后を失った清の国はどうなっていくのか。兄弟の再会はあるのか。蒼穹のラストで毛沢東に出会った王逸も今後登場してくるかな。王逸好きなので。楽しみです。 3巻に続く。
壮大だった…!物語が大きく動き、先が気になりすぎて、一気に読んでしまいました。あんな結末になるとは全く想像してなかったから、読んだ後驚きすぎて余韻がすごかった。 西太后は、世間からはとんでもない悪女として知られているけれど、物語の中では誰よりも国民のためを思う、聡明で慈しみのある人物として描かれて...続きを読むいました。ただただ天才としか思えなかった。 反対に袁世凱は、いい人と思わせといてやっぱり自分のことしか考えられない最低なやつでした。好きになれなかった。今後は改心してくれ。 日本に亡命したあの2人も出てきて、嬉しくなりました。またいつか活躍して欲しいなー。春児と春雲はもう大活躍だし、大物だし。いつかみんなで再会して欲しい! 途中でカタカナと漢字だけ、ひらがなだけのページが出てきて、ほんと心くじけて読むのやめようかと思ってしまった。でもそこを乗り越えて最後まで読んで、本当に本当に良かった!
ついに西太后が人生の幕を閉じようとしているなかで、この先をどうするのか次の皇帝をどうするの、それぞれの人の想いがたくさん詰まっていてその暖かさや忠義に涙が出てくる。
愛新覚羅溥儀の継承は、当人が幼少であったことは別として、家系図から見れば順当に見える。しかし、当時の人々にとってはサプライズであった。
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