新世界より(中)

新世界より(中)

880円 (税込)

4pt

町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。(講談社文庫)

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  • 新世界より(上)
    902円 (税込)
    1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫)
  • 新世界より(中)
    880円 (税込)
    町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。(講談社文庫)
  • 新世界より(下)
    990円 (税込)
    夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と嗚咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それが何よりも残酷であろうとも、真実に近付くために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的大傑作! PLAYBOYミステリー大賞2008年 第1位、ベストSF2008(国内篇) (講談社文庫)

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

新世界より(中) のユーザーレビュー

「人間とは、いったい何なのか」という問いを徹底的に突きつける、名作SFファンタジー!
舞台は、1000年後の遠未来・日本。人間は、呪力と呼ばれる念動力を持ち、バケネズミという異類に”神様”として崇められていた。主人公・渡辺早季(わたなべさき)は、自然豊かな神栖(かみす)66町でのびやかに育った少女。全人学級と呼ばれる学校で念動力を磨く彼女は、ある日、友達とともにこの世界に隠された「ある秘密」を知ってしまう。それは、先史文明(つまり過去の日本)が、1000年間のうちにたどった血塗られた歴史だった……。
誰にでも、空を飛べたら、と夢想したことがあるだろう。空を飛べるようになったら、歩かなくていいし、電車運賃を払わなくても遠くに行ける。でも、実際にそんな力を手にした「特別な人間」が生まれたとき、人間社会がどうなってしまうのか、ということまで考えた人はあまりいないのではないか。
病的に美しいディストピアとなった日本。ある日突然消えてしまう子供たち。謎に覆われた生まれ故郷。人間と異類……。その謎が解き明かされるとき、読者はいつのまにか最後まで読み進めてしまうだろう。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    物語が加速し始めた印象。
    終始不気味でどこか陰鬱な雰囲気は保ったまま物語の面白さは右肩上がり。
    どこに終着点を見出すのか。次の最終作を読むのが楽しみ。

    0
    2024年04月27日

    Posted by ブクログ

    上•中•下巻の感想です。
    カーリーさんがおすすめしてたので、購入して読み始めました。
    初めのうちはわからなかったけど、10ページ程読んで、過去に読んだ作品ということに気づきました。
    3巻あるし、前に読んだ時はなぜか疲れたような記憶があるので、このまま進めるか悩みましたが、ちょっと続けたら止まらなくな

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    異常な世界観がどんどん明らかになっていって読み進める手が止まらないです。
    中弛みせず唐突でもなく絶妙な物語の展開で異常な世界観を受け入れてしまいます。下巻も楽しみです。

    0
    2024年02月01日

    Posted by ブクログ

    盛り上がってきました!
    面白くて、本当またもや一気に読んでしまった(笑)
    遂に、愛すべき5人の子どもたちの間で歯車が狂い始めます。

    まさかあの人があんなことになるなんて…

    全編を通して過去の回想っていうスタンスなので、
    「あのときこうしていれば、こんなことにはならなかった」っていう表記があると、

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    中巻も一気に読破。呪力を持った人間とバケネズミの関係性。管理する大人と選別される子供。現実の社会におけるアナロジーを彷彿とさせる設定で、まさにSF!って感じで引き込まれる。下巻が楽しみ。

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

     町に帰ってからが大変とドキドキしていたら、お咎めなしの上あっさり呪力も回復でき拍子抜け。しかし何事もなく平穏に時が過ぎるわけもなく、一班のメンバーに悲劇が…。早季の人格の強さに一目置かれているが、本人同様彼女の強さが私にもピンと来ない。ファンタジーの主人公なのだからもう少しヒロイックな性格でも良い

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    再読。1度読んでいるけど、全然覚えてなかった。悪鬼と業魔の正体や、今の世界の在り方が徐々にわかってきて、恐怖しかない…

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    上巻、中巻、下巻を読み終わったので感想。 ただただ面白い。これまた続きが読みたくて夜更かし必至。中巻では物語が大きく動き始め、人間味が出てきたように感じた。それぞれが今までの信じてきた当たり前を覆す事態に怯えながらも決断し、違和感に向かって傷つきながら進んでいく。心が痛むが皆が成長していく姿に期待も

    0
    2023年09月17日

    Posted by ブクログ

    アニメの8〜16話まで
    あっという間に読み終わった、もう残り1巻しかないのが悲しい
    少年漫画の主人公みたいな早季の性格が好き
    瞬とのシーンも素敵だった

    0
    2023年08月02日

    Posted by ブクログ

    12歳から14歳になった早季たちのストーリーに移る。自分や町に対する見方が広がってきてさらにおもしろくなるし、さらに思春期独特の不安な空気感も、読んでいて見事にはまる。早季の想像を絶する別れの体験は、何度読んでも悲しい。

    0
    2023年06月05日

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