ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界的ベストセラーついに文庫化!
アプリ試し読みはこちら
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
全世界で話題になった書籍。全体的に非常に興味深く読むことができたが、なかでもおもしろかったのは「認知革命」の話。第2章の章題はズバリ「虚構が協力を可能にした」で、どういうことかといえば、宗教も法律も会社もすべては「虚構」であり、それを信じたことが今日のサピエンスの繁栄に繫がっているという。説明を聞い...続きを読むてなるほどと思った。認識したことはなかったが、この世はすべて「虚構」なのだ。このことを知ることができただけでも大きな学びであった。むろん、上下巻にわたる大作なのでほかにも示唆に富む内容で満ち溢れているのだが、とにかく充実した読書体験をすることができた。
ホモサピエンスとはなんなのか、どういう成り立ちなのかが非常によくわかる良著。 宗教とはなんなのか、なぜ人は噂話が好きなのか、なぜ組織は大きくなると崩壊しやすいのか、、、 世の中でなんでだろう?と思われる一般的な疑問が7万年前から説明してくれるので思わず頷くしかありません。 また、何万年、何十万年...続きを読むという長い年月の中で進化を続けるホモサピエンスですが、個人が生きていけるのはわずか100年。 その間に個人の意思で種に何かをもたらすことは不可能だと悟り、自分の好きなことを自分勝手にやっていこうという気楽な気持ちにもなれました笑
これ書いた人の頭ん中どーなってんの??ってくらい面白い!!! こんな視点から見ることもできるんだ、そんな解釈もあるのねと新しい発見がたくさんあって、ワクワクが止まらず一気に読んでしまいました! 1/3読んだところで下巻を買いに走りましたw 人間って愚かだなー、全然学ばないなーってがっかりもするけれ...続きを読むど、、、
文書は難しいがゆっくり読み進めれば面白くて気づきが溢れている本。 目から鱗で、教養の幅がかなり広がった。
歴史書なのに小説のようにワクワクする! 歴史が好きだし、歴史の新たな視点を見せてくれる文書が大好きだから読んでいて楽しかった。 気になったのは、著者が人々はホモサピエンスが唯一の人類であることを望んでいるような書き振りだったこと。私からすると、ホモサピエンスの血の中に他の人類種が混ざっているとした...続きを読むら妙に納得がいくような気がするし、人種間の肌の色などの違いも説明できるような気がしてとてもロマンを感じてしまうのだけれど、、。ホモサピエンスが唯一無二の存在でありたいと願うのは西洋的なのかなと勝手に思った。 あとは「虚構」の言葉のチョイスが気になった。嘘のニュアンスが強い気がして、空想とか神話とかの方がしっくり来る気がした。(どうでもいいかもしれないけれど笑)
文章のレトリックが素晴らしい。読みながらメモすることが多すぎて、いい意味で全然読み進められない。学びの多い本である。 カトリック司教のことを「カトリックのアルファオス」と呼ぶのは面白い表現だと思った。性行為という感ではチンパンジーのアルファオスと対照的な存在であることがわかりやすいからである。 ...続きを読む様々な学説が紹介されるが、それに対する反論として持ってくる例が上手すぎる。例えば、「男は女よりも力があり、力仕事をしてきたから権力を持っている」という説に対しては、「ではなぜ男が体力がいらない聖職者になって、女ばかりが畑作業のような労働作業をさせられることが多いのか」といった例え話を持ってくる。
認知革命 虚構のストーリーを持ってダンバー数を克服し他種族に勝利してきた 農業革命 人類は農業によって未来に意識を向けることが強まり、穀物種の奴隷となった 人類の統一 歴史的に大きな流れで見ればグローバルな統一に向かって進み続けている 帝国主義は過去をみても安定した政治体制であり現代の基礎として...続きを読むあり続ける 最強の征服者は貨幣である なぜならこれまで考案されたもののうちで最も普遍的で、もっとも効率的な相互信頼の制度である
他のサピエンスがいない原因は交雑なのか虐殺なのかという点や、なぜどの共同体でも男性優位なるのかなど気になる点が多かった。
歴史を通じて、人間が、人間社会がいかに発展してきたかを辿るドキュメンタリーを観ているよう。 原始時代のヒトが火という手段を獲得したこと、言語や文字を生み出したこと、貨幣経済を作り出したこと、それら全ては、人間という肉体の拡張性並びに人々が作り上げる社会の拡張性の基礎となったのだろう。 それが人類に幸...続きを読むも不幸ももたらした。多数の人間が言語コミュニケーションや貨幣経済などに基づく協力体制を築き、人間一人の肉体では成し得なかったことも簡単に出来るようになった一方で、人間や民族、国家間に格差が生まれた側面もある。 船や自動車、コンテナで物流網が広がり、インターネットによって情報網が広がった現代の先にある未来とは、どのような様相を呈しているのだろうか。
人類の進化の歴史について描かれた本だが、科学の本というよりは哲学書のような内容である。人類史を深く考察すると哲学的にならざるを得ないのかもしれない。 まず、人類が他の動物と違う生物たり得たのは、虚構を信じることができるようになったからである。宗教やお金、未来等、存在しないものに対する感覚を身につけた...続きを読むことは認知革命と呼ばれる。 その後、農業を習得し、人類は大幅に個体数を増やし、生物的な成功を収める。同様に家畜や小麦も数を増やした、という意味では成功者であり、他方、人類によってとてつもない数の動物が絶滅させられる。農業革命は、一部の生物に対して、大きな成功を与えたが、成功した種の個体としては幸せになったとは言い難い状況も生んだ。 歴史上、人類の文化は帝国が推進してきており、今後も統一に向かって、帝国的な思想が人類を導くであろう、という示唆で上巻は終わり。 かなり刺激的で興味深い内容。売れたのがよくわかる。生物の見方が大きく変わる内容である。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
サピエンス全史
新刊情報をお知らせします。
ユヴァル・ノア・ハラリ
柴田裕之
フォロー機能について
「河出文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
統合失調症の一族 遺伝か、環境か
あなたが消された未来――テクノロジーと優生思想の売り込みについて
ウクライナ危機後の世界
格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか
大惨事(カタストロフィ)の人類史
緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー
クリーンミート 培養肉が世界を変える
経済は「競争」では繁栄しない
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福 ページトップヘ