絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

1,870円 (税込)

9pt

ネット界最恐の情報通〈市民調査室〉。芸能人の醜聞、政財界の不祥事など、様々な暴露ネタで、物議を醸していた。しかし、ネットの炎上が現実に飛び火して、人命に関わる事態に発展する。サイバー犯罪対策課の延藤は、執念深く捜査を進め、特定寸前まで追い詰めるのだが――明日は我が身、体中が粟立つSNSサスペンス!

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絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    謎のインフルエンサー市民調査室によるラーメン屋食レポ、アイドル俳優の薬物使用、大学理事長の使用する高級外車疑惑。市民調査室はまだ捜査機関も発表してない案件をSNSに上げて信仰にも似た支持者を集めていた。
    通勤電車で読み始めたが、あっという間に70ページも読んでしまうほど、事件の展開が意外な方向から始

    0
    2024年02月10日

    Posted by ブクログ

    まさに自分の身の回りに起きている出来事を見ているよう。怖い。そしてリアル。
    さすがの中山七里さん。期待に応えるだけの内容だった。犯人がちょっと意外というより、あっけない感じ。
    二件の殺人事件は、殆ど小説の内容と関係ないから、何故描かれたのかイマイチよく分からない。
    続編に期待します。

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    影響力のあるインフルエンサーのSNS「市民調査室」と善良だが愚かなネット民が人々を不幸へと追いやる...。自分たちが人生の敗者であることを忘れるために他人を叩く人々を利用する「市民調査室」のねらいとは。最後まで犯人が絞れず疑心暗鬼に。それにしてもSNSに蔓延る悪意には辟易する。

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    今回は、ギリギリで犯人が分かりました!
    いつも通り、面白かったです。
    中山七里さんの次の作品が楽しみです。

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    ミステリー仕立てで、SNSのネガティブな部分を描く。
    ミステリーとしての評価は分からないけど、SNSあるあるで一気読み。SNSとうまく付き合えるようになるには、あと何年かかるのだろう。何年か後に、この作品が「何書いてんだ?」と読者から思われるといいけど。

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    社会派ミステリー。
    中盤からは、誰が犯人か、ドキドキしながら読みましたが、読み終わってみると、犯人探しより、ラーメン店の夫婦、アイドルグループの一員、新聞販売店店主、旅館の女将、といった登場人物たちの心情や状況描写がよかったな、と思いました。

    ネット利用はほどほどにしたい。


    0
    2024年04月22日

    Posted by ブクログ

    今どきのミステリ。
    特にコロナ禍、リアルよりSNS上の動きが活発でそこでの犯罪を題材にしたもの。
    この作家さんはこういうある種不気味な姿が見えにくい犯人を描くのがホント上手。
    真犯人が、この流れならこうなるんだろうけど、後味あんまり・・・。

    0
    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    2024-026
    現代の問題をよく捉えていると思う。最近の芸能人の問題もそうだけどインターネットが普及して、誰もが情報を発信することができるようになって、早く情報を大量に得られる時代になった。30年前はテレビが主流だったのに。テレビが全て正しいわけじゃないけど、インターネットの情報を利用するときには

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    SNSを鵜呑みにする現代人に対する警告。
    フェイクニュースに操られ、考える力を失い、ある種のカルト信者のようになってしまうフォロワー。
    この小説はこれらの問題を提起しており、一つ一つの小ネタも散りばめながら、深みのあるものとしている。社会派小説として読むべし。

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    ネット社会の新しい宗教ともいえる歪んだ正義を訴えるインフルエンサーの犯罪を描くことで、現代社会の問題点を抉る。犯人探しとしては今一つだったが、描いている題材は面白かった。

    0
    2023年12月20日

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