死にゆく者の祈り(新潮文庫)

死にゆく者の祈り(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

何故、お前が死刑囚に。教誨師の高輪顕真が拘置所で出会った男、関根要一。かつて、雪山で遭難した彼を命懸けで救ってくれた友だ。本当に彼が殺人を犯したのか。調べるほど浮かび上がる不可解な謎。無実の罪で絞首台に向かう友が、護りたいものとは――。無情にも迫る死刑執行の刻、教誨師の執念は友の魂を救えるか。急転直下の“大どんでん返し”に驚愕必至。究極のタイムリミット・サスペンス。(解説・村上貴史)

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死にゆく者の祈り(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2024-2

    読み始めると止まらなくて、数時間で一気読みしてしまった。

    主人公は浄土真宗?の僧侶で、囚人や死刑囚に徳性教育をする“教誨師”を務めている。死刑囚の死刑執行の場にも立ち会う仕事だという。(死刑直前に話をしたり、執行後に読経したり)
    ある日集団向けに講話をしていると、囚人の中に学生時代

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    さすが中山七里さん、最後のどんでん返しが効いていますね。伏線の回収も見事です。

    高輪 顕真は、刑務所で死刑囚に教えを伝えるお坊さんで教誨師。
    しかし、目の前に現れた死刑囚は、大学時代、命懸けで雪山の遭難から救ってくれた命の恩人。
    彼が人殺しなどするのか?

    そこから始まる顕真の厳しい闘い。
    無情に

    0
    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ作家さん!
    切り口が新しくて面白かった〜
    真犯人が気になるというよりも登場人物たちの動きが気になってのめり込んで読んでしまう感じでした。
    違う作品も読もうー!

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    さすがにもう間に合わないよ、って思ってからの怒涛の展開にびっくり。
    帯に「死刑執行直前からの大どんでん返し!」とあったが、ここまで直前とは。
    ラストがちょっと強引だったけど、教誨師の目線で刑務所や死刑囚の様子を知ることができてすごく興味深かった。

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    教誨師

    確定死刑囚が執行の直前、接することのできる人のなかで、刑務官や立ち会いの検事でもない唯一の「民間人」が教誨師だ。
    教誨師は、牧師や神父、僧侶などの宗教人で、それぞれの宗派の教えに基づき、刑務所や拘置所などの被収容者に対する心のケアを行う。

    何か、凄い仕事。
    基本、宗教の人がするらしいけど

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    苦しい。
    冒頭から苦しすぎる。

    教誨師と死刑囚の話であるがゆえ、死刑執行も描かれている。
    もちろん死刑囚となるのだから、それ相当の悪事を働いたことに間違いないのだが、それでも辛い。
    死を目前にした囚人に念仏をどれだけ唱えても何の意味も価値もない。


    宗教に対して知識も信仰もないのだけども
    「どん

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    教誨師と死刑囚であり友人で命の恩人、複雑な二人の関係。最後はどんでん返しがおるだろうとは思っていても執行が迫るなか、思いもよらぬ結末。謎解きよりサスペンス感が溢れる作品?

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    護られなかった者たちへがとても良い印象で同著者の作品はどれも自分の中でハードルが高くなってしまう。

    主人公が僧侶と教誨師というあまり触れたことのない世界で読みながら仏教の世界とはとか、こういう導きですというものを知れたのは新鮮だった。
    とはいえ、あくまで設定上の役割の為に僧侶、教誨師というものが深

    0
    2024年03月12日

    Posted by ブクログ

    教誨師という仕事もあるのは勉強になりました。珍しい職業を用いた作品はつい読んでしまいます。最後のオチは予想のひとつ上をいってくれたので面白かったです。何冊かこの作者の作品は読んでいますが、最後の落とし方の傾向が分かってきた気がします。

    0
    2024年03月07日

    Posted by ブクログ

    教誨師が刑務所で、死刑囚となっているかつての友人と出会い、どうして死刑囚になったのか事件を辿っていく話。中山七里らしく、飽きずに読み進められる。死刑にかかわる仕事はたいへんだと実感。実際には有り得ないかなと思う展開でもそれぞれの登場人物たちには共感できた

    0
    2023年10月09日

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