小川高義の作品一覧
「小川高義」の「緋文字」「デイジー・ミラー(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小川高義」の「緋文字」「デイジー・ミラー(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
優しくもほろ苦く、時に苦い気持ちにもなるO・ヘンリーの短編集第二弾。
表題作含め、1冊目よりビターなお話が揃っている印象を受けた。
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特に好きなお話
「金銭の神・恋の天使」石鹸会社で巨万の富を築いた男と、その息子が恋する相手とのなれそめのお話。粋なオチが最高!!好きだぁぁぁ!
「心と手」オチが最高。読み返したらニヤニヤしちゃう。
「更生の再生」(旧訳「よみがえった改心」)ジミーも好きだし、ベンー!!ルパン味があって最高。→
今回はハピエンじゃないお話も多くて、物語としては面白いんだけどなかなかビターな感じ。
「ブラックジャックの契約人」や「ある都市のレポート」あたりは、仕方ないんだけど、やる
Posted by ブクログ
ストラウトの作品の中で最も好きな小説となった。
今まで読んだ本のベスト10にも入りそう。
なんて作家なんだろう!エリザベス・ストラウト。
ストラウトを好きな全ての人と語りたい気分になるほど。
まず、「標識」がいい。
いきなり持って行かれた。
それから、「妹」。
これは、また。
口紅をしたヴィッキー…。
ルーシー・バートンとその兄姉は、いわゆる「虐待」を受けていた兄妹なのだった。(3冊のルーシー本の中で、これを最後に読んだのだけれど)その影はずっとルーシーを語る上で欠かせないものではあった。でもそれをルーシーはとうに乗り越えて今の自分がいるわけで、具体的にどんなことが過去にあったのか、この
Posted by ブクログ
優しい眼差しのお話が16編収録された短編集。
どのお話も登場人物たちがチャーミングで、作者のキャラクターたちへの愛を感じる一冊。とにかく好き。
オチが秀逸なのもさすが。→
特に好きなお話は
春はアラカルト(とにかくかわいい!)
二十年後(上手いよなぁ)
水車のある教会(切なくてラストが良き!)
千ドル(ジリアン良き)
緑のドア(世界観がたまらない&オチ最高!)
赤い酋長の身代金(がんばれビル!笑)
この世は相身互い(これ、最高じゃない?)
→
巻末の翻訳者さんのあとがきがまたいいんだよなぁ。
私がO・ヘンリーが好きな理由を言語化してくれている感じがした。
新潮文庫の「名作新訳コレクショ
Posted by ブクログ
エリザベス・ストラウトにやられてしまって(笑)、中毒状態になっている。
なんですか、この魅力!
時を経て書かれた続編なのに、「ああ、ウィリアム」との整合性が見事。ストラウトの小説はどれも断片の組み合わせで全体が描かれているのだが、一冊だけでなく、続編も含めて一つの世界の小さなパズルを埋めていくような描き方。
こんな書き方ができる人は他には思い当たらない。
続編を描くことで、世界が広がる描き方をする作家はいると思う。
けれど、ストラウトの小説は、隙間が埋められていく感じだ。そんなに計算して書いてないようにみえるのだが、なぜこの人がこの時こんなことをしたのか、続編でなるほどと膝を打つような瞬間が