『くーねるまるた』の「冬野菜のバーニャカウダ」を作ったよ!|メガネ男子の漫画メシ 第3回

お腹をペコリと空かせた読者の皆さま、こんにちは。「メガネ男子の漫画メシ」第3回は、旬の冬野菜で作る簡単レシピを再現します。
プロローグ
O編集長「うーん……」
メガネ男子・Tくん「どうしたんですか?」
O編集長「このシリーズ、最初が肉、次がデザートだったでしょ? 『肉食系肉』とか、『スイーツ()』とか思われると、この連載のポリシーがブレるなーと危惧してるわけだよ」
Tくん「え、この連載にポリシーなんて大層なもの無かったよね? 編集長の残業時のヤサグレから始まった職権濫用企画だよね?」
O編集長「そんなわけで、今回はヘルシー路線でいこう。はい!」(漫画が入ったタブレットを渡す)
Tくん「また人の話を聞かない……(´・ω・`)」
第3回は『くーねるまるた』のレシピを再現!
今回のレシピ再現作品は、高尾じんぐ先生の『くーねるまるた』です!
『くーねるまるた』 第7巻 高尾じんぐ / 小学館
第7巻・第97話「ままごと」に収録されている「あつあつ☆冬野菜のバーニャカウダ」を作ります!
『くーねるまるた』は、ポルトガルから来た留学生の女の子・マルタさんが、貧乏ながらも食いしん坊っぷりを発揮し、簡単で美味しい料理を作りつつ日本の生活を満喫している、美味しくて可愛い漫画です。また、児童文学から海外文学・日本文学まで、マルタさんの暮らしの中で紹介される古今東西の名作ネタも、文学好きな人にはたまらない魅力になっています。
さて、今回もS氏のキレイなおうちで調理します。最近ガルパンにはまったおじさん含め、愉快な編集部員のお腹はすでにペコペコ。さっそく調理スタートです!
まずは野菜をひと口大にカットしてレンジ蒸しにします。慣れた手つきで野菜をどんどん切っていくメガネ男子。


今回もヘルシオの蒸し機能におまかせです。

野菜が多めだったのでギュウギュウ詰めになりました。冬野菜だけに、さながら白銀の世界のようです。
蒸しあがりを待ちながら、小鍋で水と同量の牛乳を沸かし、皮を剥いたニンニクを丸ごと1個分茹でます。その間にアンチョビを細かく叩いて準備します。

ガルパンおじさん(いちおう編集部員)「さすがアンチョビ姐さん!」
O編集長「黙れ」
ガルパンおじさん「(´・ω・`)」
そんなことを言ってるから、ちょっと目を離した隙に鍋から牛乳が吹きこぼれました。

5人もいたのに……! 「十の瞳」は全て節穴だったようです。
※『くーねるまるた』になぞらえて、文学作品で上手いこと言おうとして失敗しました
家主のS氏(キレイ好き)「ああああああああああああああああああああ」
O編集長「ドンマイ☆」
Tくんは編集長の分も申し訳無さそうにコンロを拭きました。
気を取り直し、アンチョビに茹でたニンニクをペースト状にしたものを加え、オリーブオイルと一緒にふつふつとするまで炒めれば完成!

イタリアンのお店などではすっかり定番のバーニャカウダですが、お家でもこんなに簡単に作れてしまいます。

さっそく蒸した野菜をくぐらせてパクリ。

O編集長「間違いないな……」
Tくん「間違いないですね……」
家やレンジを提供しているS氏「間違いないね……」
ぶくまる編集部員P「間違いないです……」
ガルパンおじさん「ドゥーチェ! ドゥーチェ!」(あんこう踊りを踊りながら)
O編集長「黙れ」
ガルパンおじさん「(´・ω・`)」
あまりの間違いない美味しさに、誰もが同じことしか言いませんでした。
ですが、これで終わりではありません。残ったソースを有効活用! マルタさんの料理には、美味しそうな続きがあるのです。
バーニャカウダからの~リゾット実食!
それは、残ったソースで作るごはんレシピ! 漫画では
「残ったソースに、生米を、洗わずにそのまま半合ほど加えて炒めてから、倍量の水で煮て、パエリア風に」
と、最初は考えていたマルタさん。ですが、思ったよりも味が薄かったために鰹節と醤油を加えたところ、パエリアではなく「和洋折衷の“猫まんま”」になったとのこと!
実はこれを再現したくてこのレシピを指定したO編集長。ヘルシー路線はどこいった〆まで考える思慮深さです。
漫画では野菜やバーニャカウダソースの分量などは書かれていないため、ざっくり目分量でやったのですが、思いの外野菜が多かったこと、5人で食べてたことで、猫まんま用のソースが足りなくなってしまいました。
なので、牛乳&水をまた同量ずつ追加して沸かし、お米を投入しました。

生米から煮るので、根気良く混ぜ続けるTくん。そして、マルタさんと同様に鰹節&醤油で味付けすれば完成です。

マルタさんが作ったものよりも水分が多めでリゾットっぽくなりましたが、大変美味しくできました!

牛乳の量が多めだったこともあってマイルドな味わいですが、ニンニクがしっかりとベースを支えてくれています。既にアンチョビの塩分も効いているので、醤油は味見しながら調節するのがおすすめです。
5人であっという間に完食しました!
作りやすさ(5つ星評価)
★★★★☆(ふきこぼれには注意!)
今回の出費
白菜 57円
大根 67円
かぶ 127円
じゃがいも&人参(カレーセットのパック) 197円
鰹節(小袋5パック) 95円
アンチョビ(缶詰) 278円
牛乳(500ml) 129円
白米・ニンニク・オリーブオイル・醤油 メガネ男子が持参&家にあったもの
計 950円(税抜)
食べた人
ぶくまる編集部5人
ごちそうさまでした! 次回もお楽しみに!
今回の漫画『くーねるまるた』は好評配信中!
『くーねるまるた』 1~8巻 高尾じんぐ / 小学館


