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漫画のレシピを集めてみた! 第1回:チョコレート

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デパ地下、ケーキ店、コンビニ……この季節、街を歩けば否が応でも目に入るもの、といえばチョコレートですよね。サブリミナル的に刷り込まれ、まんまとチョコが食べたくなっている自分が悔しい今日この頃です。

そんな「今の季節が旬な食材や、いま食べたい食材」のレシピを漫画から紹介するのが本シリーズ!第1回は2月のバレンタインデーにちなんで「チョコレート」を取り上げます。
今年はひとつ、憧れの「手作り☆」にチャレンジだ! ということで、今回は誰かにあげるも良し、自分で食べるも良しの「料理漫画のチョコレートレシピ」を集めてみました。

「気分はほとんどドロンコ遊びだ!!」

クッキングパパ 2巻

『クッキングパパ』 うえやまとち / 講談社

第2巻「荒岩印のバレンタインチョコレート」

平凡なサラリーマン・荒岩一味が、家庭や職場など様々な場所で、プロ並の料理の腕をふるうロングセラーコミック。

バレンタインネタが登場するのは第2巻。お調子者の部下・田中くんのことが好きな別部署のオクテ女子のために、荒岩がひと肌脱ぐことに。その名も「荒岩印のバレンタインチョコレート」!

チョコレートまで守備範囲なんて、さすが「クッキングパパ」! パパ曰く、至極簡単なクッキングで「気分はほとんどドロンコ遊びだ!!」とのこと。初心者もぜひチャレンジを!

【材料】
・板チョコ(甘みをおさえたブラック)
・マロン(シロップ漬け)
・チェリー(シロップ漬け)
・コーンフレーク
・粉砂糖
・チョコレートスプレー
・オレンジピール
・ブランデー(安物でOK)

【必要な道具】
・竹串
・ふるい

【作り方】
① チェリー、マロン、オレンジピールはブランデーに漬けておく。
② 板チョコを小さく割り、熱湯を少しかけて、湯せん(大きなボールに熱湯を入れ、その中に小さなボールを浮かべてチョコレートを入れ、熱で少しずつ溶かしていくこと)。
③ チェリーは枝を持ち、他のものは竹串に刺してチョコレートに入れ、くるくる巻き取るようにしてチョコレートをつける。
④ 逆さにして手で持ったまましばし冷やす(大根などを台にして、竹串を突き刺して冷やしても)。
⑤ 粉砂糖はふるいにかけておき、冷やしたチョコレートがかたまりかけたら粉砂糖やチョコレートスプレーをかける。
⑥ コーンフレークはラップの上に置き、溶けたチョコレートをまぶし、テルテル坊主のように丸めて輪ゴムなどで留める。
⑦ 冷蔵庫に30分ほど入れ、しっかり固まったら出来上がり。

フルーツは「アプリコットやプラムなどでもいいぞ」のだとか。ブランデーに漬け、ビターチョコレートでコーティングすることで、大人な味わいのチョコに!

パパ直伝の手作りチョコを食べた田中くんは「う うまいっ!!」と大喜び。他の子から山のようにチョコをもらっても、実は素朴な手作りチョコが一番嬉しいようです。

「カレシに喜んでもらえたら 先生も鼻が高いゾ☆」

にがくてあまい 6巻

『にがくてあまい』 小林ユミヲ / マッグガーデン

第6巻「かぼちゃのトリュフ」

野菜嫌いの極度の偏食家・マキと、菜食主義で料理上手なイケメン教師(ゲイ)の渚の風変りな同居生活を描いたラブコメディ。本作からはベジタリアン御用達の手作りチョコが登場します。

イケメンの渚に憧れている、これまたオクテな女子高生・聖子ちゃん。渚に会いたい一心で、手作りチョコの作り方を本人に請いに家まで来てしまいますが……。そんな彼女に、菜食主義の渚が教えるのが、その名も「かぼちゃのトリュフ」。

【材料】
・かぼちゃ 1/4個(400g程度)
・ココアパウダー 適当
・メープルシロップ 大さじ1~お好みで
・シナモン 小さじ1/2~お好みで
・塩 ひとつまみ

なんとチョコも砂糖も使わず、低カロリーなメープルシロップを甘味料に。さすが菜食主義の人の作るスイーツ、野菜の甘みが活きるレシピです。

【作り方】
① かぼちゃを適当な大きさに切って塩を振り、やわらかくなるまで蒸す(弱火で15~20分程度)。
② 蒸し上がったら皮を取り、熱いうちにスプーンなどでつぶし、メープルシロップとシナモンを加えて混ぜ、粗熱がとれるまで放置する。
③ 手で丸く成形し、ココアパウダーを振りかけ、転がしながらまぶして出来上がり。
※ココアパウダーはまぶしすぎると苦くなるので注意。

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まだまだ男性に夢見ちゃうお年頃の聖子ちゃん。このトリュフを一体誰と食べたのかは、ぜひ漫画でご確認を。

「今までもらったどんなチョコよりも、印象的なチョコだったよ!」

おかわり飯蔵(4)

『おかわり飯蔵』 大谷じろう・魚柄仁之助 / 小学館

第4巻「薄切りりんごのチョコワイン鍋」

最後は、ちょっと変わり種チョコに挑戦! 「安くて、簡単で、身体によい」をテーマに、ワイルドで型破りの料理をつくる陣内飯蔵が主人公の本作。

飯蔵に恋心を抱く編集者・さくらが、周囲と馴染めない同僚ラブちゃんの心の傷を癒すべく奮闘。過去のバレンタインの苦い記憶が原因だと知った飯蔵が、彼女に伝授したのが「薄切りりんごのチョコワイン鍋」! 鍋にチョコ……だと!?

【材料】
・りんご1/4個
・赤ワイン
・チョコ2カケ
・溶けるチーズ(チョコの量の1/5)

【作り方】
① りんごを1~1.5cmの薄切りにし、ひと口サイズに切って土鍋に入れる。赤ワインをりんごがひたるくらい加える。
② 細かく砕いたチョコと、溶けるチーズを入れ、蓋をして中火にかける。
③ 土鍋の蓋から湯気が出たら弱火にして1分待つ。

土鍋さえあればとっても簡単! これなら料理が苦手な人にも簡単にできそう~……ですが、それよりも気になるのはそのお味。

ラブちゃんは職場に土鍋を持ち込み、みなさんに振る舞います。ホットワインをヒントに作られたこのレシピ、「温まる!」「オシャレ!」と、職場では大好評のようです。寒い日に挑戦してみてはいかがでしょう?

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