【ネタバレあり】アニメやってる『BLEACH』ってどんな作品？第2回“尸魂界（ソウル・ソサエティ）篇” 筋金入りの『BLEACH』フリークが教えちゃいます！！
7/8から、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』が放送されています(毎週土曜23時より、テレビ東京ほかにて)。
『BLEACH』解説、今回は第2回。
前回記事では『BLEACH』“死神代行篇”を解説しましたが、今回はそれに続く“尸魂界（ソウル・ソサエティ）篇”を取り上げます。原作コミックスの9巻から21巻にあたります。ヨロシクドーゾー！！
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【1】あらすじ
死神・朽木ルキアからその力を受け継ぎ、死神代行として虚（ホロウ）から町を守る高校生、黒崎一護。“死神代行篇”の後半で、2人の死神が現世に現れ、ルキアを尸魂界（ソウル・ソサエティ）に連行します。実は人間に死神の力を与えることは重罪で、ルキアは尸魂界で処刑されることに。
ルキアの処刑を止めるため、現世での修行を経て、尸魂界へ突入するところから“尸魂界篇”が始まります。尸魂界の瀞霊廷<せいれいてい>（死神たちが暮らす区画）へ乗り込む一護たち。そこには、死神の精鋭部隊「護廷十三隊<ごていじゅうさんたい>」が待ち受けるのでした。
一護たちが瀞霊廷各所で強力な死神たちと激闘を繰り広げるさなか、ルキア処刑の裏でうごめく影が…。
【2】登場人物
●黒崎一護<くろさきいちご>
死神の力を得た少年。浦原のもとで修行を受け、斬魄刀「斬月<ざんげつ>」を顕現しています。
ルキアを救出するため突入した尸魂界では、超絶した力を持つ護廷十三隊の隊長格に挑み戦います。戦いの中で加速度的に成長、さらに大きな力を手に入れ、ルキアのもとへ駆けるのでした。
●朽木ルキア<くちきるきあ>
一護に死神の力を与えた死神。一護に死神の力を譲渡した罪で、白哉・恋次によって尸魂界へ連行され、極囚（死刑囚）として捕らえられています。
●浦原喜助<うらはらきすけ>
空座町の駄菓子屋「浦原商店」のあやしい店主。一護に修行をつけ、ルキア救出へ送り出します。修行中は「紅姫」という刀を手に一護を圧倒するほどの力を見せており、その「紅姫」を斬魄刀だと言いました。尸魂界の死神たちも彼を知っていそう。ということは…？
●井上織姫<いのうえおりひめ>
一護の高校の友人。一護の強大な霊力に触れることで、独自の能力「盾舜六花<しゅんしゅんりっか>」に目覚めており、現世での修行を経て一護とともに尸魂界へ向かいます。
●茶渡泰虎<さどやすとら>（チャド）
一護の高校の友人。彼もまた織姫同様に力に目覚めます。右の肩から腕にかけて、形状と色が鎧のように変化し拳撃とともに衝撃波を放ちます。現世で修行を積み、一護とともに尸魂界へ。
●石田雨竜<いしだうりゅう>
一護と同じ高校に通う秀才。滅却師（クインシー）です。ルキアが尸魂界へ連行された際に居合わせ、恋次に倒されたことから、「あの死神たちに負けた自分が許せない」と修行を重ね、一護らとともに尸魂界へ乗り込みます。
●夜一<よるいち>
黒猫、ですが人語を操ります。織姫、チャドに修行を施し、尸魂界へも帯同。尸魂界に詳しそうな猫ですが、その真の姿とは…。
【3】護廷十三隊
これまでは虚と戦ってきた一護たちですが、“尸魂界篇”では死神たちと戦います。尸魂界においては、一護たちは「旅禍」と呼称され、つまり招かれざる禍<わざわい>と認定されているのです。
一護たちの前に立ちはだかるのは、死神の精鋭集団「護廷十三隊」。その名の通り13の隊からなる部隊で、各隊の隊長、副隊長は超絶した力を持っています。ここでは主要な死神を紹介します。
●山本元柳斎重國<やまもとげんりゅうさいしげくに>
一番隊隊長であり護廷十三隊の総隊長。怒ると怖いです…。
●市丸ギン<いちまるぎん>
三番隊隊長。つかみどころなく飄々としています。関西弁。
●藍染惣右介<あいぜんそうすけ>
五番隊隊長。柔和で理知的。ルキア処刑への不審感を恋次に明かす一幕が。
●朽木白哉 <くちきびゃくや>
六番隊隊長。尸魂界の四大貴族の一角、朽木家の当主でもあります。現世に現れルキアを連行しますがその実、ルキアの義理の兄です。
●阿散井恋次<あばらいれんじ>
六番隊副隊長。護廷十三隊でもひときわ派手な赤い髪、全身に入墨があります。白哉とともに現世からルキアを連行しますが、ルキアとは旧知の間柄。
●京楽春水<きょうらくしゅんすい>
八番隊隊長。編笠に、派手な着物を羽織ったユルい雰囲気。死神には珍しく二刀を携えています。
●日番谷冬獅郎<ひつがやとうしろう>
十番隊隊長。史上最年少で隊長に就任した天才。身なりはまだ子供ですが、実力は他の隊長に引けを取りません。
●更木剣八<ざらきけんぱち>
十一番隊隊長。好戦的な荒くれ者の揃う十一番隊を統べる根っからの戦闘狂。化け物じみた強さを見せます。
●斑目一角<まだらめいっかく>
十一番隊第三席（副隊長に次ぐ地位）。十一番隊の席官だけにやはり好戦的で戦い慣れています。
●涅マユリ<くろつちまゆり>
十二番隊隊長。技術開発局局長を兼任しています。技術力や頭脳は随一ですが、いかんせん倫理無用のマッドサイエンティスト。
隊長は白い羽織を身に着けており、副隊長は自隊を示す腕章をしています。
一護たちにとっては例外なく強敵です。
【4】死神と斬魄刀
“尸魂界篇”には先述のとおり、護廷十三隊の死神たちが数多く登場しますが、死神の刀＝「斬魄刀」の形状や能力は千差万別。死神同士・斬魄刀同士の息を呑む戦いが“尸魂界篇”の大きな見どころです。
斬魄刀は、通常はどれも日本刀のかたちをしていますが、斬魄刀の名を呼び、力を解放すると、それぞれ持ち主に呼応した形状に姿を変えます。中には特殊な能力を持つものも。
一護の斬魄刀は「斬月」。柄も鍔もなく、”刃”そのものをかたどったような大刀です。
恋次の「蛇尾丸<ざびまる>」。刀身が分かれて伸縮し、間合いが遠くても攻撃が可能。
白哉は「千本桜<せんぼんざくら>」。刀身が消えたと思いきや、桜の花弁のように無数に散る刃が敵を襲います。
キャラ多いし刀の名前とかめっちゃでてくるやん…というそこのあなた！
安心してください！まとめましたよっ！
※護廷十三隊隊長・副隊長・各斬魄刀名（“尸魂界篇”で明らかになっているもの）
斬魄刀の解放にはもう一段階あります。「卍解（ばんかい）」と呼ばれ、修練の果てに限られた死神だけが到達する奥義。もはや刀剣としての形質も超え、始解とは比べ物にならない力を発揮します。卍解の威容は是非作品でご覧ください！
【5】ルキアの処刑を巡る緊迫
ルキアの処刑が刻一刻と迫る中、一護や死神たちは戦い続けます。ルキアがいよいよ処刑場へ向かう時であっても、瀞霊廷各所で激戦が繰り広げられており、緊迫が高まります。
“尸魂界篇”は、単に「一護たちによるルキア救出劇」ではないのもポイント。
ルキアの刑罰は尸魂界の公式な最終決定です。掟と秩序を重んじる死神たちは、いかに疑念があろうとその決定に従うのみ。白哉が、義妹であるルキアを投獄したのもこの理由からです。しかし、藍染は当初からルキアの極刑の不自然さを示唆していました。
日番谷もまた、一護らが乗り込んできた混乱の中、ある隊長同士の不穏な空気を感じ取リます。
こうした描写がルキアの処刑の裏にある「何か」を思わせ、この真相が紐解かれていく緊張感にもまた引きつけられます。
【6】最後に
陰謀渦巻く“尸魂界篇”解説、いかがだったでしょうか。
アニメで興味を持った人は、ぜひ原作をチェックしてみてください！！
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次回は“破面（アランカル）篇”の解説をお届けします！
