上田秋成作品一覧

  • 江戸文学問わず語り
    値引きあり
    4.0
    父方の祖母が生きた江戸の末期。文学・演劇・音曲等々……。幼い頃から様々な話をとりとめなく聞いて育った著者の心に染み込んだ鮮烈な感覚は、滝沢馬琴、河竹黙阿弥、上田秋成、近松門左衛門等を語るその語り口に彷彿とする。殊に秋成の<夢幻と現>の間を描写する文体への言及は、円地文学の根源に呼応。祖母から聞き覚えた沢山の話を鏤め、愛情込めて綴る絶品の江戸文学案内書。
  • 新釈雨月物語
    4.0
    1巻528円 (税込)
    巨匠石川淳が、奔放な想像力と流麗な文体を駆使し、この上田秋成の『雨月物語』を現代に蘇らせる
  • 秋成の「古代」
    -
    1巻6,600円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上田秋成の思い描いた理想の「古代」像とはどのようなものだったのか。また、秋成は「古代」をどう語り、記述したのか。国学という観点から迫る秋成の全体像。

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  • 雨上がり月霞む夜
    4.1
    堂島で紙油問屋を営んでいた上田秋成は大火によって焼け出され、幼馴染の雨月が結ぶ香具波志庵に転がりこんだ。がさつだが情に篤い秋成と、死者や妖しと交流する力を持つ雨月。二人は言葉を話す兎「遊戯」との出会いをきっかけに、不可思議な出来事の数々に巻き込まれることに――。掛け軸から飛び出す金鯉、哀しい恋物語に、罪の果てに鬼になった男まで。二人と一匹がたどり着く、優しく切ない真実とは。直木賞作家が江戸怪奇譚の傑作『雨月物語』を大胆に解釈した、切なく幻想的な連作短編集。
  • 上田秋成の研究
    -
    1巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 作品を通して文学の意義を探究するという立場から、秋成のほとんどの作品を究め、その本質を明確にし、全容を明らかにする。
  • 上田秋成の思想と文学
    -
    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間秋成をどう捉えるか。国学思想にとどまらず、俳諧、和歌、和文などさまざまな新たな視点と時代把握から秋成の創作方法や思想を捉え直し、いまだ知られざる作品世界を提示。
  • 上田秋成の晩年
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 上田秋成文学の研究
    -
    1巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雨月物語論、春雨物語論、の二つの代表作から秋成文学に迫る。両作品のあいだには、30年以上もの時の経過があり、この二つの作品を比較検討すれば、小説というものにたいする秋成の考え方の推移も推し量ることができるのではないか、という仮定から、秋成文学を追究する。
  • 雨月物語
    完結
    4.3
    いつの世も過ぎた情念は、鬼を呼ぶ―。怪異小説の傑作『雨月物語』を漫画化。/夫に裏切られ、怨霊となった女『吉備津の釜』/愛にすがり、鬼と化した僧侶『青頭巾』/男を求め続けた艶やかな蛇の精『蛇性の婬』/妖怪たちが織りなす物語は、とても哀しく、そしてとても恐ろしい―。
  • 雨月物語
    4.0
    雨そぼふる薄暗き午後,あるいは皓々たる月の夜,この世とあの世が交錯する.荒ぶる先帝の怨霊,命を賭した義兄弟の契り,帰らぬ夫を待つ妻の悲しき末路,男にとりついた蛇性の女の執念…….中国や日本の古典をさまざまに取り入れ,美しくも妖気ただよう作品に仕上げた上田秋成(1734-1809)の珠玉の短篇集.「白峰」ほか全九篇を,平明な注と解説で.八四年ぶりの新版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 雨月物語
    4.3
    上田秋成の『雨月物語』は、人の心の中の闇を、厳しく美しく描いた小説集である。怨霊と生者の対話を通して、人間の愛憎や執着、欲望や悔恨をあますところなく表現し、近世怪奇文学の最高峰といわれている。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 雨月物語 悲しくて、おそろしいお話
    5.0
    伝奇の名作『雨月物語』から4編を選んでおとどけします。遊び人の正太郎に両親が決めた結婚相手は、まじめで美しい磯良(いそら)。結婚式の日、神様が幸運をさずけてくれるなら大きな音を立てるはずの釜は、小さな音さえも立てなかった。(「がんばり屋【吉備津の釜】」)ほかに「待っています【浅茅が宿】」、「再会の約束【菊花の約】」、「決められない男【蛇性の婬】」を収録。<小学上級以上・すべての漢字にふりがなつき>
  • 雨月物語の世界 上田秋成の怪異の正体
    値引きあり
    3.0
    短篇傑作集であり、伝奇小説、時代小説、怪異小説、翻案小説のいずれともいえる『雨月物語』九作品を、より深く面白く読むための絶好のガイド。翻案の元となった古典作品をたどりつつ怪異の本質に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 大江戸恐龍伝 一
    4.0
    龍に導かれた平賀源内の時空を超えた冒険譚。  物語の発端は、明和八年(1771)。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す5年前のことである。時に源内44歳。高松藩を脱藩し自由の身となっていた源内は、大嵐のなか、肥後で巨大な龍骨化石に遭遇。その存在を暴こうと野心に燃える。  同じ頃、遠州沖で一隻の船が遭難した。船頭たちは、漂流してやっとたどりついた島で、見たこともない巨大な爬虫類に襲われてしまう――。  その後、大坂で円山応挙とともに龍の掌を見に行った源内は、それを祭る寺の法主から、その昔、龍の掌を龍宮から持ち帰ったという男の話を聴くことになる。  京で若き日の鬼平・長谷川平蔵や上田秋成にで会い、この頃から、源内は龍に導かれるように、不思議な事件に巻き込まれていくのであった。  構想から完結まで20年の超大作。全六巻の一、二を同時刊行。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    4.2
    巷に跋扈する異界の者たちを呼び寄せる深い闇の世界を、卓抜した筆致で描ききった短篇怪異小説集。秋成壮年の傑作。崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行の前に現れたのは――(「白峯」)ほか、全九編を収載。
  • 現代妖怪譚[全] 水木しげる漫画大全集(1)
    完結
    -
    水木しげるの手によって、古今東西の妖怪伝が集結! 上田秋成を大胆にアレンジした、「新・雨月物語」や、現代社会に蘇る妖怪を風刺たっぷりに描いた「現代妖怪譚」、果ては宇宙を舞台にした怪奇SF「コロポックルの枕」まで、短編・中編全20作を大量収録。目には見えない異世界を、ユーモラスに描き続けた水木しげる珠玉の作品群。 ★解説「水木しげるの画と『雨月物語』」高田衛(国文学者)
  • 恋しぐれ
    3.8
    京に暮らし、二世夜半亭として世間に認められている与謝蕪村。よき友人や弟子たちに囲まれ、悠々自適に過ごす晩年の彼に小さな変化が……。祇園の妓女に惚れてしまったのだ。蕪村の一途な想いに友人の円山応挙や上田秋成、弟子たちは驚き呆れるばかり。天明の京を舞台に繰り広げられる人間模様を淡やかに描いた、傑作連作短編集。著者の特徴である「人を想う気持ち」が通奏低音の如く流れ、読む人の気持ちを暖める。新たな蕪村像を描いた意欲作!
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美
    4.0
    江戸、そして大坂――百花繚乱に咲き誇った、17世紀から19世紀の江戸期の文学。井原西鶴・上田秋成・山東京伝・為永春水の、粋で美しく鮮やかな四作をすべて全訳・新訳で収録。 解説=池澤夏樹 解題=佐藤至子 月報=田中優子・宮部みゆき
  • これだけは知っておきたい日本の名作
    -
    有名無名、エポックメーキングな名作から日本が見えてくる! 日本最古の書物『古事記』から村上春樹まで、奈良~現代の1300年間に生まれた日本の名作64を精選し、意外な成り立ちや時代背景、作者の知られざるエピソードなど、盛りだくさんで紹介。博学の著者ならではのひねった視点が面白い!時代と日本をつくったエポックメーキングな名作が味わい深いイラスト入りで勢揃い! 唐の脅威に対して日本の正当性を主張するための『古事記』、愛人の侍大将を失った芭蕉の喪失感が生んだ『おくのほそ道』、「いい人はいいね」に日本的な精神を見いだした『伊豆の踊子』(川端康成)、1999年ならぬ1052年におびえた平安の極楽マニュアル『往生要集』(源信)、時代の大転換期を生き抜く人々の無常を描いた『平家物語』、BLの世界を描いた『雨月物語』(上田秋成)、コロナと同じくコレラ退治の珍説・奇説を伝える『虎列剌珍聞』、明治の文豪は盗作し放題だった!?『吾輩は猫である』(夏目漱石)、世界的問題作『沈黙』(遠藤周作)ほか
  • 死と向き合う言葉
    3.0
    悔いなく死ぬためには、 死をどう考えればよいのか? 「死とは何か」 あの哲学者や思想家、宗教家や文学者は死をどう考えてきたのか。 今こそ「死に方」と「生き方」を先賢たちの死生観から学ぶ。 当代一の知識人と文学者が、古今東西の名著を紐解き、死の本質を語り尽くした書。 「呉智英先生は、語りに語ってくださった。まるで、思いついたことは全て今ここで言っておきたいのだというように。その中には、ここで呉先生が語らなければ、もしかしたら永遠に忘れ去られてしまうかもしれないというようなレアな話もある。だから、読者の中には、死の議論の筋道を見失う方や、これではまるで読書案内本のようだと感じる方もおられるに違いない。でもそれこそが、最終章で私たちの考察が辿り着いたことなのである。生きて死を見つめ続ける力を支えるのも言葉、死んでしまうという有限性の克服となるのも言葉であった。この本は呉先生が、末期の言葉のように、遺言のように、辞世の句のようにして語られた言葉を記したものである。 そしてそれは、先生と私が互いに老いを実感するようになったから、今後の生き方と死に方をじっくり語り合ってみようという企画が立ちあがった頃には、全く予想もできなかった事態へと世界が変容し、否応なく、より鋭利な思考へと向わざるを得ない差し迫った死の議論となったのである。」(「あとがき――遺される言葉 加藤博子」より抜粋) まえがき 死、この不条理なもの 呉智英 第一章 「死への問い」を問う 第二章 物語で描かれる死 第三章 死後に継ぐもの 第四章 捨身 第五章 霊魂のつらなり あとがき――遺される言葉 加藤博子 【先賢たちの死生観】 カミュ、サン=テグジュペリ、ミヒャエル・エンデ、ニーチェ、ドストエフスキー、釈迦、孔子、荘子、イエス、平塚らいてう、宮澤賢治、ユヴァル・ノア・ハラリ、柳田國男、ノヴァーリス、小泉八雲、上田秋成、折口信夫、深沢七郎、ハイデガー、三島由紀夫、手塚治虫、水木しげる、宮崎駿、江藤淳、西部邁、ポー、大竹晋、岡崎次郎、本居宣長、荻生徂徠、沖田×華、カズオ・イシグロ、木下恵介、ゲーテ、小林秀雄、シェリー・ケーガン、親鸞、シュタイナー、平敦盛、高山彦九郎、谷川健一、谷崎潤一郎、つげ義春、橋田壽賀子、福沢諭吉、プレスリー、フランクル、法然、正宗白鳥、マルクス、ヤスパース、山折哲雄、ユング、オスカー・ワイルド、ビアズリーetc.
  • 小学館世界J文学館 雨月物語
    -
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 遠いむかしの話といえど……眠れなくなりそうな恐怖が満載! 江戸時代後期に上田秋成が書いた怪異小説。序文で「あまりにもよくできたつくり話を書き人心を惑わせると思いがけない目にあう」と言い、思いがけないことを体験しなくてすむように、ペンネームで書きますと記してある。著者自身も認めるほどの、絶妙で怖い不思議な話が9話。 「白峰」西行法師が四国の白峰で崇徳上皇の墓を供養したときの不思議な体験。 「菊花の約(ちぎり)」家に戻る旅の途中、病気で倒れた赤穴宗右衛門が、助けてくれた丈部左門に必ず戻ると約束して帰京する。約束の日の夜、戻ってきた宗右衛門は……。 「浅茅が宿」千葉から妻を残して京都へ行商に出かけた勝四郎。帰ろうとすると戦が始まってしまい7年もたってしまう。ようやく戻った勝四郎が見たものは……。 「夢応の鯉魚」漁師が捕獲した魚を買っては湖に放し、その姿を描いていた興義というお坊さんが、死んで体験した不思議な話。 「仏法僧」高野山を訪ねた親子が、日没後に山で体験する恐怖の一夜。 そのほか「吉備津の釜」「蛇性の婬」「青頭巾」「貧福論」と、どれも背筋が凍る怖い短編集。作家・石川宏千花による新訳! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小説の羅針盤
    -
    ──この15人はみなぼくが好きな文学者たちであり、尊敬する人々であり、影響を受けた人たちだ。上田秋成、森鴎外からピンチョン、カーヴァー、山田詠美まで、稀代の読み手でもある池澤夏樹が好きな作家や詩人、思想家を自分のまわりに並べて、それぞれの作家の本質を鮮やかに突く。もっともっと本が読みたくなる、軽やかな作家論。
  • 蜃気楼の王国
    4.0
    1巻825円 (税込)
    遠山金四郎とシーボルトが源義経生存伝説に挑む!(「蒙古帝(モンゴリア)の碑(いしぶみ)」) 琉球王国との交渉に訪琉したペリーが「琉米修好条約」の裏側を解き明かす!(表題作) 東郷平八郎が、上田秋成が、曲亭馬琴が歴史の間隙に踏み込み、偽史・稗史の成り立ちを覗き見る。その先に、「伝説」に込められた民衆の願望と権力者が創った「正史」の思惑が浮かび上がる、歴史ミステリーの意欲的傑作!
  • 新版 雨月物語 全訳注
    3.0
    上田秋成が遺した、江戸中期を代表する怪異小説集。安永5年(1776)刊、5巻9編。執念は彼岸と此岸を越え、死者との対話を繰り広げる。それは夢幻か、現実か――。現代語訳に語注、考釈も加えた決定版。
  • 春雨物語 現代語訳付き
    値引きあり
    -
    「血かたびら」「死首の咲顔」「宮木が塚」をはじめとする一〇の短編集。物語の舞台を古今の出来事に求め、異界の者の出現や死者のよみがえりなどの怪奇現象を通じ、人間の深い業を描き出す。秋成晩年の幻の名作。
  • 雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    値引きあり
    3.0
    身の毛もよだつ大江戸ホラー。秋成の卓越した筆致で描かれた、珠玉の9編を味わう。 稀代の怨霊・崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行法師の目の前に現れたのは――(白峯) 義兄弟の契りをかわした武士と学者。主君の仇討ちに向かった武士は、学者のもとに戻るが――(菊花の約) 一攫千金を夢見て旅立った勝四郎。七年の時を経て戻った家で見たものとは――(浅茅が宿) ある雨の日に出会った美しい女は蛇の化身であった。蛇と別れた男はその後妻をめとるが――(蛇性の婬) ほか 【目次】 はじめに 『雨月物語』序 白峯 菊花の約 浅茅が宿 夢応の鯉魚 仏法僧 吉備津の釜 蛇性の婬 青頭巾 貧福論
  • 冬の火花 上田秋成とその妻
    -
    夫婦の心理的葛藤を描破する話題作! 秋成の屈折した心情と、彼と娘時代から暮らしてきた妻の心のやりとり。――怪奇幻想小説の最高傑作『雨月物語』。作者・上田秋成は、怪異に対する鋭い感覚をもっていたが、出生や不自由な指のことで生涯悩んだ。屈折した心情と、その彼の「手余し者」時代からの行状をつぶさに見ながらも、結婚して彼を支えた妻・たま。秋成とその妻の心理的葛藤を、「冬の火花」に見立てた話題作。
  • ぼっこれ 大江戸妖かし草紙
    -
    太物問屋の倅・春太郎は、上田秋成に憧れ、一人前の戯作者になりたい一心で家を出た。しかし思うようには行かず、間借りしている辰巳芸者・月奴の家でくすぶる毎日。そんなある日、額に角の生えた奇妙な子どもが原稿を持っていってしまう夢を見た。不審がる春太郎の元へ、それから次々と物の怪たちから原稿依頼が殺到するようになり…。流行作家を目指す春太郎の運命やいかに…?

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  • まんがで読む 四谷怪談・雨月物語
    完結
    4.0
    江戸時代後期に書かれた鶴屋南北の歌舞伎脚本「四谷怪談」と、上田秋成の怪異小説「雨月物語」(「菊花の約」「鯉応の夢魚」「蛇性の淫」の3話)をまんが化。コラムも充実しており、楽しく読んで内容を理解できる。古典入門に最適。
  • 漫画訳 雨月物語
    5.0
    1巻1,500円 (税込)
    又吉直樹氏 大絶賛!! 「尊敬する武富先生が描く『雨月物語』。やはり最高だった。」「新作を発表するたびに、僕を熱狂させてくれる武富健治さんが、『雨月物語』をお描きになる。それだけで静かに興奮していたが、素晴らしかった。上田秋成が込めた熱を武富先生の絵によって知ることができた。それにしても、人間というものは凄まじい。「怨念」や「憐憫」や「懊悩」や「情愛」といった特別な強さを持った感情こそが、想像性の高い物語を生み出す根源であることを思い知らされた。傑作です。」上田秋成が書き上げてから推敲に8年かけた『雨月物語』を文藝漫画家・武富健治が同じく8年かけて漫画訳に挑んだ意欲作! 重厚な筆致が幻想怪奇文学の古典に新たな生命を吹き込む!
  • 明代二大茶書 張源『茶録』・許次ショ『茶疏』 全訳注
    -
    唐代に、陸羽によって著された世界最古の茶書『茶経』に次いで、明代に書かれた最重要茶書二書の全訳注版です。 日本の煎茶道や最近盛んになりつつある中国茶の源流ともいえるのが、明代に行われていた「喫茶」です。 明代には、茶の文化が隆盛をしており、数多の茶書が著されましたが、それ以前の茶書の剽窃や焼き直しがほとんどでした。 そういった中にあって、本書で取り上げる『茶疏』と『茶録』は、独自の探究によって書貴重な貴重な茶書です。 製茶法、貯蔵法、茶器の選択、飲み方、客人の迎え方、などなどを具体的に描きます。 茶を、おいしく、楽しく、清らかに飲むやり方を追究します。 中国のみならず、日本にも伝わり、江戸時代には上田秋成『清風瑣言』をはじめ、多くの書物にも引用され、おおきな影響を与えています。 全訳注として、 【訓読】【現代語訳】【原文】【注釈】 を加えました。 喫茶愛好家必携の一冊です。 理解を助ける図版も収録しています。 本書は、訳し下ろしです。 【目次】 まえがき 1 張源『茶録』 張源『茶録』について 凡例 茶録引 顧大典 採茶 造茶 弁茶 蔵茶 火候 湯弁 湯有老嫩 泡法 投茶 飲茶 香 色 味 点染失真 茶変不可用 品泉 井水不宜茶 貯水 茶具 茶盞 拭盞布 分茶盒 跋茶録 沈周 2 許次しょ『茶疏』 許自しょ『茶疏』について 許自しょ伝 凡例 題許然明茶疏序 桃紹憲 茶疏小引 許世奇 凡例 産茶 今古製法 採摘 炒茶 収蔵 置頓 取用 包せき 日曜頓置 択水 貯水 煮水器 火候 烹点 秤量 湯候 甌注 とう滌 論客 茶所 洗茶 童子 飲時 宜輟 不宜用 不宜近 良友 出遊 権宜 虎林水 宜節 辯訛 攷本

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