集英社コバルト文庫 - 集英社 - 集英社コバルト文庫作品一覧
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3.7本土、紅海(ホンハイ)の港近く。外国人居留地で催された夜会に、婦人客の宝石を狙う盗賊団が押し入った。叫び声と銃声の響く中、あやしい男と出くわしたマクシミリアンは、気まぐれから男の拳銃を預かったのだが…(「石榴石(ざくろいし」)。底知れぬ闇を抱えながら白龍(バイロン)を統(す)べるマクシミリアンと、彼とともにあることを選んだ花路(ホワルー)の頭(トウ)・飛(フェイ)。ふたりが出会う以前から現在までを4つの物語で綴ったスペシャル外伝集!
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3.7黒龍(ヘイロン)の動乱を治めるために、白龍(バイロン)に手勢を借りにいくことにした飛(フェイ)。次期『黒龍』の名を背負ったまま、マクシミリアンとの再会を果たす。改めて、自分の還る先はこの男のもとだと感じた飛だが、確かにこの場所に戻れるのか定まらないまま、師父との戦いの場に赴くことに。海には本土伍家(ウーけ)の船団が控え、陸路からは月亮(ユエリャン)の手勢が迫る。ついに、島じゅうを巻き込んだ争いの火蓋が切られた!
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3.7敬愛する師父の刃(やいば)に倒れた飛(フェイ)が死の淵から目覚めたのは、青龍(チンロン)・高楼街(カオロウチエ)だった。雷英(リーイン)が、飛は死んだと偽って、高楼街の頭(トウ)のもとに彼を匿(かくま)ったのだ。愛する人に裏切られ、なにもかもなくした飛。このまま命を手放そうかと思いつめた矢先に、マクシミリアンが生きているという知らせがもたらされる。全てを失った飛に見えるのは、ただ一つ、マクシミリアンの冷たい銀灰の瞳だけだった…。
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3.7飛(フェイ)の出自を知った羅漢(ルオハン)たちは、マクシミリアンを廃し次期『白龍(バイロン)』の座に就くよう飛に迫った。急進派の羅漢と、飛に花路(ホワルー)離脱を勧める葉林(ユエリン)とが対立し、仲間たちの間でも争いが起きる。守りたいと願っていたものを自らの手で壊していくことに耐えられず、追い詰められた飛は、ついにある決意を固め、白龍屋敷に乗り込んでいくことに…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ、ついにクライマックスへ!
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3.7本土から戻ったマクシミリアンは、即座に街じゅうに触書を出した。花路(ホワルー)、龍江街(ロンチャンチエ)、大船主組合の全てを追い落とすかのようなその内容に、街は騒然となった。方々から『白龍(バイロン)』排斥の声があがり、一触即発の空気が漂う。それを裏で煽動しているのは、白龍転覆を目論む東州茶房主人こと月亮 (ユエリャン)だった。そしてついに、「花路が大龍(ターロン)の子を擁している」という決定的な噂が流されはじめて…。
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3.6中学生の嘉手納奏は心臓の移植手術を受けるためドイツを訪れたが行方不明に。記憶を失い湖畔の病院に運ばれた奏を迎えにきたのは、アイザックと名乗る若い男だった。日本に戻った奏の家に同居することになったアイザックだが、学校には謎めいた転校生・神楽崎が現れる。やがて奏の廻りで不穏な動きが…。「黒い心臓」を授けられた少年の運命が回り始める! 新境地サスペンス・ファンタジー。
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3.6大陸歴第四黒猫の年、カル・ランシィ氏族の統べる国、カラザ・アルダ。16歳の王女・アルスリーアは、霊峰コルスアリムに灯がともる夢をみた。「なんの前兆?」信頼する兄・アルザールに聞いても答えを濁すばかりだ。しかし、不安は現実となる。邪悪な異母兄アルガストが王位とアルスリーアをねらって暗躍を始めたのだ。危うし、アルスリーア! 壮大なスケールで描く傑作ファンタジー。※あとがきは収録されていません。
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3.6代々女王が治める国ルーベルは、人と似て非なる者「亜種」の末裔が暮らす国。そんな絶対的強者、亜種たちが愛してやまない存在――それが女王候補セラフィーナ、最弱の……! 国民はじめ夫候補の騎士たちは、女王の脆弱さこそを愛し忠誠を誓っているのだった。これは、周囲からの溺愛に戸惑うセラフィーナが、女王として目覚め成長していく――最弱こそ最強、奮闘続きの私Yoeee小説です!
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3.6先王の遺児として、寂れた古城で、穏やかな幽閉生活を送っていたエレアノール。だがある時、第二王子ダリウスの妃候補として、急遽、王宮に召されることになる。昨今、王家との縁戚関係を望む宮廷貴族たちの争いが激化しており、その動きを牽制するため、彼女に白羽の矢がたったのだ。十年ぶりに帰還することになったエレアノールに宮廷中の注目が集まる中、事件が――。華麗な陰謀劇の幕が開く!
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3.6ユーリの一等賞の男の子は丈海。丈海の一等賞の女の子はユーリ。激烈ラブラブな2人を(わりと)冷静に見守る菅手(キャンディ)と雪りんも、本当は体中がラブでぱんぱんになってる! 青すぎるがゆえに、紆余曲折しまくる4人の恋路をジャマする人は地獄に落ちるでしょう! それくらい正しい『本気のラブストーリー』が4連発★ あなたの探してる『ラブ』が、きっとここにある……!!
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3.6結末を求め人を取り込む“未完の本(ウィルブック)”とは――!? 自分探し真っ只中、村娘のエステルは、追い詰められていた。その心の隙に、美しい青年の姿を取ったウィルブックの影が――!? 彼が主人公の未完の物語を完結させるべく、エステルは狙われたのだ。その危機を救うのは、美しくも哀しげな瞳をした来訪者ベルナール。またの名をウィルブック・ハンター。悲しみの過去を越え、そして……初めての恋を知る。未完の本が動き出す、旅立ちの物語!
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3.6マクシミリアンの最後の一手は、青龍(チンロン)の姉・雪蘭(シュエラン)を娶(めと)り、すべての諍(いさか)いを水に流すというものだった。突然つきつけられたあっけない結末に、飛(フェイ)は納得がいかない。最愛の姉の婚姻を前に、青龍は最後の抵抗を試みる。それを阻止するために再び奔走しながら、飛は次第に、マクシミリアンの思惑どおりに動くことに対する憤りを感じはじめる…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第11弾、いよいよ青龍篇解決へ!
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3.6ついに『青龍(チンロン)』がその牙を剥いた。白龍(バイロン)を欺き、樹林房(シュリンファン)主人の命を狙ってまでひそかに木材を集めてきたのは、白龍を攻撃する船団を作るためだったのだ。だが、敵がどこに船を隠しているのかわからず、飛(フェイ)はあせりを覚える。一方で、街を騒がせ続けた祥船(シャンチョアン)の跡取り千雲(チェンユン)が、青龍と内通していた証拠の書状を残して突然失踪する。いよいよ対決の時が迫っていた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第9弾!
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3.6マクシミリアンを追って青龍(チンロン)屋敷までやってきた飛(フェイ)。酔熊(ツォイション)という男の助けを借りて首尾よく屋敷に潜り込むが、『青龍』の不穏な噂に警戒感を覚えていた。屋敷に単身のりこんだマクシミリアンは、『青龍』麗杏(リーシン)に、表向き客人としてもてなしを受ける。宴会でまたも酔ったふりをしたマクシミリアンは、一同が油断した隙に麗杏の偏愛する姉の雪蘭(シュエラン)を誘拐するが…!? 緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第8弾!
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3.6朱龍市(チューロンし)は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である。一計を案じて単身朱龍入りした飛(フェイ)は、到着早々、悪質木材商の材財房(ツァイツァイファン)にかどわかされる。屋敷には少年・桃(タオ)と樹林房(シュリンファン)の身内の女性、玲泉(リンチュアン)が捕らえられていた。二人を逃がすために立ち回っていた飛を危ういところで救ったのは、白龍市(バイロンし)にいるはずのマクシミリアンだった…。ますます目が離せない、四龍島(スーロンとう)シリーズ第6弾!
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3.5身寄りがなく、貧しい宿屋で下働きをしているキーリア。不思議なものが見える瞳と、灰だらけの服のせいで“灰かぶり猫”と呼ばれる。ある日、一人の紳士が現れ“神依姫”になってほしいと言ってくる。戸惑いながらも、希望のない今の生活を抜け出し、彼の手を取る決意をしたキーリアだけど……!?
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3.5「君のことは、前から、知っていた」。突然、呼び止められた17歳の由那。ナンパ? ストーカー? 疑いながらも青年スズと沖縄に飛んだ。眼前に広がる景色と空気に、由那の心はとけていく。彼は何者? なぜ私のことを知っていたの? 沖縄、湘南を舞台に繰り広げられる恋物語。
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3.5ジズ村は魔女によって、ニンニクしか育たない呪いをかけられていた。弟と二人、宿を営む少女マナは、廃教会の地下で大きな棺を見つけた。飢饉に備えた非常食かと見当違いの期待と共に棺を開けると、そこには見目麗しい男が! 目覚めた男はルーディエドと名乗り、吸血鬼だと主張しだして――!? 雑誌Cobalt企画「ひとり総選挙」で圧倒的支持を得たノワールコメディ、ついに登場!
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3.5亡き父の跡を継ぎ、料理人になろうと奮闘中の彩花。ある日下働きとして修業中の酒楼へ向かう途中、行き倒れた美しい青年を見つける。その時は、お昼ご飯用に持っていた自作の包子をあげただけで立ち去ったのだが…。後日、美食家としても高名な宮廷詩人・蘇黎が、街の料理店で包子を食べて回っているという噂を耳にする。そして彩花が働く酒楼に現れた蘇黎は、行き倒れの青年その人で――!?
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3.5カリこと篠宮水城は、超一流のトラコン(トラブルコンサルタント)。また『惑星飛ばしの破壊の女神(カーリー)』と異名をとる超能力者(エスパー)でもある。一也が連れてきた少年・克巳の依頼は、林ファミリー総帥の林九に、報復することだった。「あいつは、ぼくの母さんを殺したんだ」林の秘書だった克巳の母は、重要な秘密を知り、抹殺されたのだ。ハウスコンピュータのヤマとともに、調査に乗り出したカリだが!?※あとがきは収録されていません。
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3.5万能の至高神セイトーリによって創造された世界、バルヴァローズ。この世界に生じた瘴気を浄化するために、女神は眠りについた。そして、その眠りを守るため、聖石の使徒は生まれた。――石墨を抱き生まれたアラクセイトは、優秀とはいえない聖石の子供だった。しかし、彼女は副神殿長に呼ばれ、ふたりの珊瑚の使徒と出会う。そして、瘴の女神を目覚めさせないための手伝いをすることに…!?※あとがきは収録されていません。【目次】バルヴァローズ創世神話/其は焔をまとう者/瘴の女神を癒す者
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3.5平凡な高校生活を送る少女・羽月には、友人にも言えない秘密があった。幼い頃から身にまとっていた<香り>が強く立ちのぼる時、右手が銀色に変わること。そして、母の命令でいつも自分に影のように付き従ってくれる兄の塔埜が好きなこと――。だが、同じように<香り>をまとう青年・由和と出会って羽月の日常は一変する。彼は、特殊な能力で暗殺を行う闇の一族の人間だというのだが…!? ※あとがきは収録されていません。
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3.5亡国の王子ラエルは、秘宝≪創世の石(ローデリオン)≫を盗んだ天才調香師と言われるエォンを追っていた。しかし追いついたと思った矢先、エォンは賊に斬られてしまった! ところが暫くすると、目を覚まし傷も治っている。エォンは不死身で、連れの少女レクィエは宝石しか食べられない特異体質なのだという。そして、レクィエはラエルに「私を連れて逃げて」と迫り――!? 2009年度ロマン大賞受賞作!
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3.5所属する漫画研究会の廃部を避けるため、連日部室に残って原稿を描いていた熊谷早紀子。折りも折り、同じ舟山高校の生徒が次々、怪奇現象に襲われた! 原因は学校の敷地内にある『入らずの森』では!? 生徒が嫌うその森には、以前から気味の悪い噂が絶えなかった。それでも部室で漫画を描かなければならない早紀子に、美しき幽霊部員、小城美也は「黄昏どきにひとりで部室にいてはいけない」と警告する。そんなある日、帰りが遅くなってしまった早紀子の背後から複数の足音がして…。※この電子書籍は集英社スーパーファンタジー文庫版を底本としております。
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3.5ポムグラニットは見習い魔女。まだ修行歴半年で、故郷のお祭りには家に帰りたいお年頃。だがそれには“魔女らしいことができたら”という、師匠からの宿題をクリアしなければ! 彼女は町の噂で、13人の義姉に日々いじめられているというレギ伯爵の末娘を訪ねる。しかし噂は真っ赤な嘘で、末娘のマダーとポムグラニットは仲良くなるが、マダーには町の噂以上にとんでもない秘密があって……!?
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3.5身寄りのない少女リデル。16歳になって突然引き取り手が現れた。父だという人物はなんと国王陛下! 大国エレンドラに嫁ぐ双子の姉姫の身代わりになれというのだ。断ることも許されず、にわか仕立ての姫君として海を渡ったリデルを待っていたのは、絵に描いたような王子ルディーク。彼との初めての夜を姉のローディア(の生霊?)と一緒に迎えることになったリデルが見たものとは――!?
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3.520世紀初頭、フランス――。百貨店を経営する裕福な一族の娘・ミシェルは、社交界デビューを目前に控えていた。両親をなくしているミシェルにとって、後見人は冷酷な伯母夫婦。厄介払いのための結婚をさせられる日も近いと知ったミシェルは、ずっと手紙を交わしていた「三日月伯爵」に会うため、パリに行く決意をする。顔も知らない彼を捜しだせるのか…!? 黒猫と手紙が導く奇跡の恋物語。
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3.5帝の寵愛、お断り! 虫よりをかしきものはなし。「しろがねの宮」と呼ばれる帝が後宮を散歩しているときに出逢ったのは、少年の姿をした姫君。愛らしく賢い彼女がこよなく愛するもの、なんとそれは誰もが忌み嫌う「虫」! おののきながらも、帝はいつしか彼女に魅了されていく…! しかし姫はまったくつれない返事ばかりで。すべての謎は「虫」に通ず!? そして帝の片想いはどうなる…!? ときめきの「虫系」平安コミカル・ミステリー!
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3.5剛田猛男(ごうだたけお)高校1年生。身長2m、体重は120kg(いずれも推定)。まっすぐで不器用で鈍感で、男子からは大人気!! ただ、好きになった女の子は、みんな、幼なじみのイケメン、砂川のほうにいってしまう。そんなある朝、通学電車の中で、ひとりの女の子を痴漢から救ったことで、猛男にも春到来の予感……!? ダマされたと思って読んでみて! 誰もがきっと、猛男に夢中! 2013年度「このマンガがすごい!」オンナ編第1位! ほか、各漫画賞総なめの超人気漫画、待望のノベライズ! カラーイラストつき☆
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3.5「マリア様がみてる」姉弟編・電子版特別「マリア様がみてる」カラー口絵つき! 源氏(紅)か平氏(白)か。仏教系の花寺学院高校入学の朝、福沢祐麒は選択を迫られる。祐麒にはわけがわからなかったが、ほかの新入生は、校門を入って程なく現れた源平関所(分かれ道)を迷いもなく右へ左へ進んでいく。けれど祐麒は、その意味を誰かに訊くことも、適当に道を選ぶこともできずにいた。挙句、意志とは関係なく関所破りをしてしまい!? 「マリア様がみてる」の祐巳の弟・祐麒が主人公の姉弟編!
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3.5ついに月亮(ユエリャン)が、白龍(バイロン)を攻めるための手兵を集めはじめた。黒龍(ヘイロン)全体が不穏な空気に包まれる中、月亮のやり方を疑問視する者も少なくない。飛(フェイ)は、雷英(リーイン)の手引きで黒党羽(ヘイタンユイ)の根城に入り込み、現状に不満を抱く若い党羽たちに協力を求めた。だがそのとき雷英が、飛こそが月亮の嫡子(ちゃくし)であると彼らに明かしてしまう。はからずも次期『黒龍』の名を背負うことになった飛。彼の運命の行き着く先は…!?
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3.5冬眠(トンミエン)に、『黒龍(ヘイロン)』の座を譲らず月亮(ユエリャン)と戦ってくれと迫る飛(フェイ)。だが冬眠はのらりくらりと返答を避けるばかり。そこに毛家(マオけ)の使者が現れ、草郎(ツァオラン)が父に監禁されていることを告げた。飛は、草郎を救い出す代わりに願いを聞いてくれるよう取引を申し出る。一方、白龍(バイロン)では、悲しみにくれる花路(ホワルー)の前にマクシミリアンが現れた。悔しいなら仇を討てと挑発するマクシミリアンに、花路は一斉に刃を向けた…!
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3.5青龍(チンロン)の後見について、ようやく『黒龍(ヘイロン)』と対面したマクシミリアンだが、『黒龍』はのらりくらりと返答を避けるばかり。その様子からマクシミリアンは、『黒龍』は無能を装っているだけではないかと疑いを抱いた。一足先に白龍(バイロン)に戻った飛(フェイ)は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。が、悩みのあまり花路(ホワルー)に心を砕けなくなっている自分に気づいて…。緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第14弾!
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3.5大船主・祥船は、青龍に与しマクシミリアンに敵対する勢力である。祥船の館で、大龍に隠し子がいると聞いたマクシミリアンは、罠を承知で西湖に出向く。一方西湖には、身重の春華が静養に訪れていた。春華は、親しくなった絲恋の頼みで、マクシミリアンを彼女に引き合わせる。だが、絲恋は、「仇」と叫んで突如マクシミリアンに切りかかっていった! 人気絶頂の四龍島シリーズ第3弾。
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3.5マクシミリアンの統率のもと、平和を取り戻した白龍市だが、老蕭時代の腐敗はいまだ根を張っていた。かつての知り合いの不審な死を目撃した飛は、それが極めて毒性の強い麻薬「夜花丹」の中毒死であることをつきとめる。はびこる夜花丹の被害が、青龍市の陰謀によるものと確信したマクシミリアンは、飛と共に青龍市に乗り込むが……。待望の四龍島シリーズ第2弾、ついに登場!
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3.4『青龍(チンロン)』の後見についての承諾を得るため、マクシミリアンは黒龍(ヘイロン)へ使いを出す。が、先触れの万里(ワンリー)が何者かに襲われ、拉致(らち)されてしまった。白龍(バイロン)屋敷から、独断での万里の救出を禁じられた飛(フェイ)はマクシミリアンへの反発心から、あえて禁を破り黒龍に乗り込む。屋敷が勢力を失い、黒党羽(ヘイタンユイ)という猛者(もさ)集団が悪事をくりかえす黒龍市では、ある密かな企みが進行していた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第13弾!
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3.4母かもしれない玲泉(リンチュアン)が目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった…。青龍(チンロン)の襲撃はくいとめたものの、飛(フェイ)の中で何かが崩れかけていた。『青龍』は高楼街(カオロウチエ)をつかって陸路から再び白龍(バイロン)を狙うが、それに反発した高楼街の頭(トウ)・酔熊(ツォイション)は、青龍屋敷を見限る決定を下す。大詰めを前に飛の脳裏に浮かぶ敵の姿は、『青龍』ではなく冷たい銀灰の瞳だった…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ第10弾!
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3.4青龍(チンロン)・酒坊街(しゅぼうがい)から送られてきた酒甕(さけがめ)の中にしびれ薬が混入されていた。梅雪楼(メイシュエロウ)主人が被害に遭い、飛(フェイ)は犯人の意図を探るため、孫(スン)を青龍へ向かわせた。その矢先、祥船(シャンチョアン)屋敷に出入りするマクシミリアンを目撃する。不信感を覚える飛だったが、マクシミリアンが祥船の手配で青龍へ向かったのを知り、自らも青龍行きの船にとび乗った! いよいよ「青龍篇」クライマックス! 四龍島(スーロンとう)シリーズ7作目。
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3.3フレンドル公国に暮らすミリエルは「香料屋」兼「香り使い」の女の子。黒猫の姿をした精霊ミューの力を借りて花の雫の力を高めるミリエルの「香りの術」は体調回復、美容のためにと下町の人々の間で大評判!! そんなある日、突然の連行!? 連れていかれた先は、見目麗しき公太子セヴルスの暮らす白亜のお城で――!? ミリエルにかけられた、とある暗示が恋路(?)を阻む!? ロマンティック・ラブコメディ。
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3.3慈善活動に精を出し、人々から「セレンツィアの聖女」と呼ばれるフィリアは、パーティよりも航海が好きな明るい女の子。ある日、新しく最高行政官となったアレクシス王子が、政治的な思惑を持ってフィリアを訪ねてくる。フィリアはかつて王子を助けたことがあるけれど、彼は別の少女を命の恩人だと勘違いしている。そんな王子に惹かれていくフィリアに、三人の御付きの青年たちは…?
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3.3銀座の路地裏に建つレンガ造りの洋館、紫陽花茶房。帝都一おいしい紅茶で客人をもてなす青い瞳の店主・紫音は英国伯爵家の御曹司で、自称“魔女の孫”。紫音の淹れる“魔法茶”はワケありの客人たちを一夜の夢に誘って……? 「深夜十二時、夜のお茶会を開きましょう」。ちょっと不思議な青い瞳の店主と給仕のハイカラ女学生・月子が出会う、香り豊かな英国式魔法茶をめぐるハートフル・ストーリー。
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3.3裕福な地主の娘でありながら職業婦人に憧れ、看護婦になったアデライド。有能だが不器用な性格で友だちがいないため、イギリス滞在中のエスニア公国の公子・クリスティアンが極秘入院する特別室の担当をまかされる。安静にしていなければいけないのに、夜会へ出席したがるクリスティアンにアデライドは反発を覚える。しかし、彼が夜会にこだわる本当の理由を知り……?
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3.3【おまけミニ小説つき!!】18世紀、ロシア――。ピョートル大帝一家は宮廷の中心にいた。欧州の貴族には田舎者と馬鹿にされることもあるけれど、ロシア宮廷では誰もが自分たちに道を開け、頭を垂れる。大公女アンナは、ただただ幸せな毎日を謳歌していた。だがある日突然、アンナは美貌の青年貴族と婚約することになる。それが、歴史を揺るがす、大事件へと発展していくとも知らずに…!! 2013年度ロマン大賞受賞作!!
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3.3大ヒットシリーズ「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」シリーズの青木祐子が贈るエキゾチック・ラブロマン! 二十世紀初頭、上海租界(シャンハイそかい)の英国人屋敷。両親が行方不明になって半年。十六歳のリリアは、保護者(ガーディアン)のフェイに支えられながら、愛する紅茶を淹れる日々をすごしていた。ある日、従兄弟のライオネルが、母国・イギリスへの帰国と結婚を迫ってきた! でも実は、その目的は、ミルドレッド家の莫大な財産で…。家出同然に上海港に辿り着いた日本人青年・楠木龍之介は、リリアの恋人役を引き受ける事になり…!?
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3.3騎士・リチャードが戦場でアンを拾って5年。以来、二人は毎晩一緒に眠る仲。といっても、アンはリチャードの寝床を温める「あんか」役!? それ以上でも、それ以下でもなかったはずなんだけど、アンが眠っている間に、リチャードはよからぬ悪戯を…? ある日、リチャードの気持ちがわからず、邸を飛び出したアンが向かった先は、なんと…「娼館」!? 身分差なんか関係ない! 抱き合って眠ったら、いつだってあったかい…。淫らな騎士道いたしましょ! どきどき・もぞもぞ・キュートラブ!
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3.3四龍島(スーロンとう)、白龍市(バイロンし)。花路(ホワルー)一の娼館(しょうかん)から素封家(そほうか)に引き取られるはずの娼妓(しょうぎ)が逃げだした。娘は飛(フェイ)のもとに現れると、「好きだからそばにおいて欲しい」と泣きだして…!? (表題作)。白龍屋敷の執事、万里(ワンリー)には、花路の頭(トウ)をつとめる弟がいた。血のつながらない弟・遠里(ユアンリー)が、大龍(ターロン)に殉じてこの世を去った背景には、兄弟の悲しい絆が隠されていて…(「遠里」)。大人気、四龍島シリーズのお楽しみ番外編!
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3.3飛(フェイ)は、大龍(ターロン)と正妻の尊夫人(スンフーレン)との間に生まれた子供だった…。その事実に気づいたマクシミリアンは、確証を得るために過去の書類を探り始めた。『白龍(バイロン)』の奇行や、白龍屋敷と花路(ホワルー)の確執などで、しだいに街はざわめき始めている。それを機に、これまで沈黙を保っていた東州茶房(とうしゅうさぼう)主人が、積年の怨みを晴らすべく行動を開始した。激動の運命にまきこまれた飛が、街のために下した選択は…!?
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3.3マクシミリアンの婚礼も終わり、表向き平穏を取り戻した白龍市(バイロンし)。だが、飛(フェイ)の心の中には言い知れぬ嵐が吹き荒れていた。また、マクシミリアンの強引な政策に花路(ホワルー)からも不満の声があがっていた。そんな折、大酒庁(ターチュウテイン)から白龍に『青龍(チンロン)』の後見を頼みたいという書状が届く。他市の意向をはかるため、マクシミリアンはクレイ・ハーパーを伴って朱龍(チューロン)へ赴くが…。待望の四龍島(スーロンとう)シリーズ第二部始動!
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3.3宿敵・青龍の意を受け、白龍市を内側から食いつぶそうとする大船主・祥船。彼らに対抗するために、なんとか樹林房との取引を復活させたい飛は、マクシミリアンに再三朱龍市行きを迫っていた。折しも、李の弟分である燕が、祥船といさかいを起こして狙われている。一向に動きを見せないマクシミリアンに業を煮やした飛は、事件に乗じてある計略を巡らせるが…。四龍島シリーズ第5弾登場!
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3.3『大龍』の死後、白龍市では大船主・祥船が木材の取引を独占していた。彼らの勢力拡大を阻止するため、マクシミリアンはかつて親交があった朱龍市の材木商・樹林房を訪ねることにする。しかし、ちょうどそのころ白龍市内で幽鬼騒動がもちあがった。またも背後に『青龍』がいると見た飛たちは、騒動の黒幕を探しはじめるが、次第に意外な真相が明らかになり……。四龍島シリーズ第4弾!
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3.2時は平安。かぞえで16歳になる、貧乏貴族の暁信は、結婚相手を熱烈募集中。この時代、妻の家柄や資産が出世に大きく関わるのだ。乳兄妹の実唯があれこれ世話をしてくれるのだが、もともと世渡り下手なせいか、何人もの姫にアタックしても玉砕続き。今度こそ、三日夜の餅(結婚成立)を! …と思った姫といよいよご対面というそのとき、暁信の前に物の怪とともに白銀の髪の童女が現れて!?
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3.2コンパニオン・ドラゴンを使役し、国の中枢を担う上級魔法士。ウィーは、ドラゴン乗り(上級魔法士)になる夢を抱いて王立魔法士アカデミーに補欠入学した魔法士候補生だ。だが、入学早々出会った『運命の相棒』は、口も態度も最悪のはずれ者ドラゴン、ルドヴィッグ。傲慢なルドヴィッグに振り回され早くも落第の危機に瀕したウィーだったが、偶然、封印された闇の魔法を巡る事件に巻き込まれてしまい!?
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3.0昼間は優雅にお茶会、夜は内職の帽子作り。そんな貧乏貴族のオデットが、道端に倒れていた少年を拾ってしまった。ロードという名前以外、なにも覚えていないらしい。使用人が雇えず困っていたところだし、とりあえずオデットの家で働いてもらうことになった。ところが彼を拾ったことで、オデットのもとに<金の招待状>が届いたのだ……! 謎に満ちた舞踏会で、オデットの運命が変わる!!
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3.0「はじめての夜」がテーマの5作品からなる恋の短編集。恋人たちが迎える初めての夜にはどんなドラマが…!? 幼なじみから長い年月を経て結ばれたふたり、夢の中の逢瀬から始まる恋物語、身分差を超えた激しい愛…。思わず笑ってしまうラブコメディから、思いがけないラストが待つ華麗な平安絵巻など、それぞれの著者の持ち味を生かした様々なラブストーリーを楽しめる充実の1冊!【目次】きみのとなりへ続く道:秋杜フユ(書き下ろし)/夢路の恋人:椎名鳴葉(2012年Cobalt9月号掲載)/罪咎の夜:白崎紗己(WebマガジンCobalt投稿企画「はじめての夜」小説賞受賞作:2019年5月発表)/理想の伴侶:せひらあやみ(2012年Cobalt9月号掲載)/花のしとねで君を抱き:松田志乃ぶ(書き下ろし)
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3.0高校三年生の暮林小鳥は母親と二人暮らし。だが、母の再婚が決まった直後、母が自宅で凍死してしまう。呆然とする小鳥のもとに、カナダ人の青年カイルが現れた。十八年前に死んだはずの父親が、実は先日まで生きていたというのだ。一カ月前に死んだ父はカナダで恐竜の化石を発掘しており、小鳥に数億の価値の化石を残していったという。戸惑う小鳥だが、その直後何者かに命を狙われて…!?※イラストは収録されていません。
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3.0王立探偵は、王家の利益を図り不始末を揉み消す、王家お抱えの探偵。たとえ逃したペットの捜索でも、愛人との別れ話でも……。その仕事のひとつに、呪いとも言える不思議な力を持ち≪過ちの魔物≫と呼ばれる物具を調査することがある。紫ずくめのインチキ魔術師のような恰好をした王立探偵シオンは、助手の少女ラナと共に、血の涙を流す肖像画を調べるため地方の伯爵家に向かったが?
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3.0貸衣装屋を営むネージュは、没落した男爵家の元令嬢。ある日、ネージュの店に伯爵家の次期当主・ローズが逃げ込んできた。ならず者に追われていたローズをかくまったネージュは、彼に気に入られる。が、ローズはたまたま少年の服を着ていたネージュを男だと勘違いしてしまった。少年のふりをしたまま、伯爵家から盗まれた先代当主の遺品を探すため、二人は闇のオークションに参加するが…!?
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3.013歳の源頼朝は平治の乱で初陣に臨んでいた。しかし心は戦にあらず。33年後に鎌倉幕府を開くことなど知る由もなく、自分の将来についてくよくよと悩んでいる。本当は「武士の子」として父や兄に喜ばれる立派な働きをしたいのに。そんな悩める頼朝の前に「あきつ」という謎めいた童子が現われて…。戦乱の世に我知らず身を投じていく少年の運命やいかに? 若木流新感覚源平絵巻、初見参!
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3.0ウサギを神として奉る土地一体を代々治める、名家の跡取り・白兎。16歳の誕生日、厳格な父から呼び出された白兎は、ある使命を受けて東京の私立御剣学園へ編入する。身体が弱いという理由で今まで学校に通ったことがない白兎だが、僕(しもべ)でお目付役でもある冬馬が一緒だから不安はなかった。ところが、大和という同級生と寮で相部屋になってしまう。「個室じゃないと困る」理由がある白兎だが…!?
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3.0時は平安末期。木曾義仲が勢力を拡大する中、源氏の棟梁・頼朝がついに挙兵。奥州にいた美貌の軍師・九郎義経も、鎌倉へかけつける。しかし、兄頼朝は、九郎に冷たい態度をとる。失意の九郎の前に現れたのが、馬李阿と名のる、金髪碧眼の異国の美女。「九郎さま、都におのぼりあそばせ」馬李阿はそうささやきかける。そして九郎は、都で自分の中に眠る力を知ることになる! 歴史伝奇アクション。※この商品にはイラストが収録されていません。
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3.0女神の不興を買ったとして断罪された王子フォルシティアは、流刑地ラタ島へ送られた。島の領主の娘エディスは王子に惹かれ、足繁く館に通っていたが、幼なじみの青年ルウェインとの縁談が持ち上がる。抵抗するエディスに業を煮やした家族は、王子と離れれば諦めるだろうと考え、強引にエディスを本土へと送ってしまう。その頃、王国本土では邪教徒による少女誘拐事件が相次いでおり…!?
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3.0月の王女、かぐや姫三世。彼女は不老不死の霊薬・蓬莱酒を探し出す任務(?)を言い渡される。蓬莱酒は、彼女の祖母である初代「かぐや姫」が若き日に盗みだし、そのまま人間界に放置されているという。京の都に降り立ったかぐや姫三世だが、彼女を待っていたのは、初代かぐや姫のせいで曾祖父の代に家が没落したことを根に持つ倉持皇子と、恋に恋する少々のんきな帝で……? 平安コメディ♪
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3.0ユークレース神聖教皇国の皇女セレスティーアに生き写しのような少女、ミラースィン。絶大な魔力の持ち主であるセレスティーアを守るため、ミラースィンは幼い頃から皇女さまの「影武者」を務めていた。従者アナティースに守られ、宮殿の最奥にある「蝶園」で過ごす静かな隠者の日々。しかし、ある日突然現れた侵入者にさらわれて!? 誘拐、そして初恋? 波瀾万丈! 身代わりラブロマンス!
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3.0天涯孤独の少女・レティシアはパティシエール。ある日、火事で自宅を失ったところ、店の常連客・アンリから「〈黄金のマドレーヌ〉を焼いてほしい」と声をかけられる。実は彼は『死神』と呼ばれる公爵様で、伝説のマドレーヌを食べさせたい客がいるという。〈黄金のマドレーヌ〉は亡き祖父が焼いたもの。その味を再現したいと願うレティシアは、公爵家の臨時お抱えパティシエールとなり…?
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3.0“恋に見放された娘”のルミアが、幼馴染みのジョルニの本気か冗談か分からない109回目のプロポーズをスルーしたとき、突然現れた美形の騎士に求婚された! しかもクレイスと名乗ったその騎士は、ルミアが国と人々を守護するクピド神族の次期女王候補だなんて言い出した!! だけどルミアにクピド神族の象徴である翼なんて生えてるわけなくて――恋を覚えると翼が生えてくるってホント!?
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3.0運命の少女は、闇を照らす光となる――謎を秘めた少女のヒストリカルロマン!! 幼い頃の記憶がなく、人里離れて薬師の師アロとふたりで暮らす少女ルーナエは、時折家を訪れる隻眼の青年イグニスに惹かれていた。しかしルーナエが15の誕生日を迎えてからほどなく、アロが失踪した。あとには不穏な内容の手紙が残されていた。アロを探すため、イグニスを頼りに王都へ出たルーナエは、王国の暗部に関わる秘密に巻き込まれてしまい!? 少女をめぐる、哀しくも切ない恋物語!
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3.0武人である育ての親の教えを活かし、武官を志して西牙国へやってきた少女・玉玲。しかし武官登用試験であえなく不合格に。そして、そこに現れた美貌の王・天翼との問答の末、玉玲は叫んでしまった。「わたし、脱いだらすごいんです!」。その「すごい」の意味に興味を持った下心満載の天翼に、後宮の警備に登用された玉玲。だけどそれは、国を守護する神仙たちの遊戯に巻き込まれるきっかけで!?
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3.0本好き令嬢が巻き込まれた、古書を巡る謎と恋――。本をこよなく愛する変わり者の令嬢アムネリアは、祖母が暮らす田舎の城に引きこもっていたところ、王都の父から呼び出しを受ける。王都には憧れの『幻想図書館』がある。だが、胸を躍らせるアムネリアを待ち受けていたのは、いまをときめく公爵家との縁談だった! しかも、公爵には息子が二人いるのに、どちらが相手かもわからない。そんな中、アムネリアは『幻想図書館』で一人の青年と出会い…?