国内小説 - ディスカヴァー・トゥエンティワン - ディスカヴァーebook選書作品一覧

  • 大空への旅立ち がんと闘いながらも夢見ていた未来
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    2013年「24時間テレビ」ドラマスペシャル「今日の日はさようなら」原作本。 悪性リンパ腫のため27歳1ヶ月で亡くなった息子の闘病の様子を、息子本人の日記と母親の日記を中心に描いた記録。 死を目前にした息子が家族に残した「ラスト・レター」には情愛が溢れ、涙なしには読めない。 (本書は2013/5/23に文芸社より刊行された書籍を電子化したものです) 目次 はじめに 第一章 昌彦二十七年の記録 第二章 闘病の記録 第三章 移植 第四章 再発そして別れ 第五章 ラスト・レター
  • 現代語訳 蜻蛉日記
    3.5
    王朝日記文学の代表作『蜻蛉日記』を、室生犀星の現代語訳で味わう。大政治家の藤原兼家の妻として、波瀾に富んだ生涯を送った道綱母が、その半生を書き綴った回想録。結婚生活の苦しみ、夫兼家とその愛人たちへの愛憎の情念が、流麗にして写実的な筆致で描かれる。作品中の和歌は、一段の精彩を放っている。韻文と散文が互いに交響することで、物語に独特の陰翳を与えている。(解説=久保田淳) (※本書は2013/8/11に発売し、2022/4/26に電子化をいたしました)
  • 哀色の海(あいいろのうみ)
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    最近、若者も注目する「昭和」を舞台に、若い男女の揺れる心情を哀愁に満ちた文体で描く恋愛小説。 「海の女と山の男」「脱けだせない女と帰れない男」「自己のルーツを意識した人間」「心の娼婦と体の娼婦」などをサブテーマにしたという著者が、長年温めたストーリーを硬質な文体でまとめた本格的な純文学作品。宝島社主催「日本ラブストーリー大賞」で高く評価された内容を、さらに加筆・推敲して格調高い仕上がりになっている。 目次 第一章 波の記憶 第二章 ふたつの再会 第三章 ふたりの娼婦 第四章 記憶との邂逅(かいこう) 第五章 透明な壁 第六章 海の異郷と山の異郷 第七章 様々な旅立ち 第八章 真実の反逆 第九章 海へ帰る曰
  • あの子を探して
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    どこからともなくやってきて、大事なことに気づかせてくれた“あの子”は、いったい誰だったんだろう?八つの不思議なメルヘン。 (※本書は2010/8/1に発売し、2022/6/9に電子化をいたしました)
  • 石の下の記録
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    本作は戦後間もない頃に起こった「光クラブ」事件がモデル。この事件を題材にして、著者は戦後の虚無感というものをまざまざと描写していく。ひとつに縛られていた戦時中の価値観が崩壊し、目標が見えなくなった戦後という時代。そしてその時代に生きる若者たちの姿は、さまざまな価値観に溢れている今の時代にも案外通じるものがあり、ぐいぐいと物語に引き込まれてしまった。 (※本書は1995/5/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • 今ひとたびの
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    あらざらん此の世の外の思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな――。 運命的に出逢い、魅かれ、かりそめでない慕情を胸に秘めつつ、左翼運動に破れ投獄、そのひとの結婚、徴兵……うち続く転変の波にさいなまれながらも、ただひたすらそのひとの面影を抱き続け、ついに再会の街頭に立った『私』の瞳に映じるそのひとの姿は……。 美しくもはかない至高の恋愛小説の決定版。 (※本書は2005/1/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • イーハトーヴ奇談
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    会社からの退職勧告を受け入れ、職を失った久坂は、「自分は三十余年、何を成し遂げたのか」と忸怩たる思いを抱いていた。イーハトーヴの旅に出た彼は、奇妙な経験を通して今後の生き方を模索する。 (※本書は2016/08/01に発売し、2022/6/28に電子化をいたしました)
  • 海辺のモザイク
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 とつぜんの転勤で、北の海辺にやってきた松崎一家。なまり色の海に黒い砂。それまで住んでいた明るい瀬戸の海辺と比べては、気を滅入らせる。小六の卓は不登校に。中三の明日香はあやしげなグループに。父さんはつまずきかけ、母さんはヤキモキして…。そんな中でも、新しいたくさんの出会いがあり、また別れもあった。いま、親と子は、それぞれに言葉をさがしはじめる。語り合いたい!わかり合いたい!と。ヤング・アダルトに贈る文芸シリーズ第一作。 ※本書は2001/2/13にてらいんくより刊行された書籍を電子化したものです。
  • 海を殺した女
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    とあることから社会のアウトサイダーとなった著者が、バイオレンスとドラッグにまみれて堕ちていった過去と決別すべく、ひとつの区切りとして書いた半自伝的小説。 父性の否定と他者とのかかわりへのニヒリズム、人を愛することへの希求と諦観、そして何よりも自分という存在への絶望を描く。ある時代を投影する「個」の存在を書きつくした秀作である。正統派の作家性をもった新たな書き手の登場。
  • 江戸無情〈上〉
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    放埒と奢侈に耽る十一代将軍家斉の治世。江戸市中では次々と大工が襲われるという事件が続いた。八丁堀の同心・鏡源次郎は殺された大工が馴染みの女郎に贈ったべっ甲の中挿を手に入れたが、倹約令によるご禁制の品、大奥女中の持ち物と判明した。一方、寺社奉業・脇坂淡路守は目に余る僧侶らの腐敗堕落を粛正すべく、近習の名越兵馬らを使い、谷中延命院を探らせていた。時代小説大作。 (※本書は1990/4/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
  • おみおくり
    -
    「もうよかか。逝くぞ。」 「頑張ったね、兄ちゃん。ゴールインだね。ありがとうね。」 故郷長﨑の西海の町(雪浦)と、大分由布の里山(庄内)を幾度も往復しながら、 兄と一日一日を刻むように暮らした最後の日々。 次々に浮かぶ思い出を綴りながら、私は何度か笑い、 何度か泣いた。 生きていれば、どうしようもないことはいくつもある。 それが人生。 兄との静かな最後の時は、丁寧に生きること、 心豊かに生きること、 心を尽くして寄り添うことを教えてくれた。 (※本書は2021/8/7に株式会社 リーブルより発売された書籍を電子化したものです)
  • 想い出だけが通りすぎてゆく―小説 昭和の旅路
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    昭和27年、昭和32年、昭和35年―あなたはなにをしていましたか。なにを考え、なにを夢見て、なにを悩んでいましたか。激動の昭和を駆け抜けた青春。 (※本書は2007/12/1に発売し、2022/1/27に電子化をいたしました)
  • 花月の神話
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    “ねぇ、真実は誰が私たちに教えてくれるの?生きていくうえで、何が一番大切なのか、誰が私たちに教えてくれるの?”無垢すぎる魂は、現実の世界で哀しいほど傷つきやすく、でもそれでも、生きる術はあるはず。何処かにきっと。 (※本書は2004/3/1に株式会社 新風舎より発売された書籍を電子化したものです)
  • 消えない音
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    阪神淡路大震災から20年。困難を乗り越えて生きた人たちが空と海の間で奏でる魂の音は、未来への光となるだろう。(※本書は2015/3/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 聞かせてよ、愛の言葉を
    4.0
    作家の夫と離婚した冴子はノンフィクション作家として、葉子と高志を女手一つで育てていた。中学に入ってから高志は学校内でのいじめがきっかけで不登校になり、次第に家庭内での暴力や奇行が頻発していく。ついに精神科にかかるようになるも事態はひどくなるばかりだった。処方される薬はどんどん増え、高志は数々の事件を起こしていく。家族が高志に振り回される様子が姉である葉子を通して語られていく。 母冴子を反面教師として、目立たぬことを信条として平凡な専業主婦を夢みた葉子だったが、結局は母と同じようにシングルマザーとして生きていくことになる。母と弟の高志の攻防に巻き込まれ続けた葉子は、冴子亡きあと遺品整理をしながら、心を病んだ子供の責任をどう取るべきなのか、生き方を模索していく……。 (※本書は2021年9月20日に刊行し、2023年6月9日に電子化したものです)
  • きみに贈る千の花
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    ひとつの言葉に、千の想いをこめて、あなたへ…秋風に誘われる想い出は、懐かしくて少しだけ切ない。消えていく、夏の名残の青空に、甘い記憶が甦る。優しさだけに彩られた、幸せばかりの二週間。雨の匂いのする街の、夢の欠片は今も煌めく。 (※本書は2005/8/1に株式会社 日本文学館より発売された書籍を電子化したものです)
  • キルコルの泉―藍の星の水
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    時代の流れか祖父が作った酒造を閉めることになった津雄。かろうじて残った井戸で、見知らぬ少年に導かれ井戸の中へ…。暗闇の先には驚くべき世界が広がっていた。名水の井戸を守る家族と地底の泉を持つ村の人々を結ぶ美水ファンタジー。 (※本書は2006/1/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 結婚相談所を10倍楽しむ本 ―運命の人と出会う方法を教えます―
    値引きあり
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    今の時代は努力しないでよい結婚はできません。だからこそ、よい人と出会うためには結婚相談所を利用するのがオススメです。 本当にこの男性と結婚していいの? 彼女はなぜ理想の男性と結婚できたのか? 理想の男性と結婚するためのルールとは? 人もうらやむ結婚の成功法則を結婚相談所所長の著者がスバリ教えます。 (※本書は2010/8/6に青山ライフ出版株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 源氏物語の変貌―とはずがたり・たけくらべ・源氏新作能の世界
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    女性作家たちの源氏物語。中世から現代まで、『源氏物語』再生産の様相を時代とジャンルを超えて分析する。 (※本書は2008/3/1に株式会社 おうふうより発売された書籍を電子化したものです)
  • 死刑囚の命を救った歌―渡辺はま子「あゝモンテンルパの夜は更けて」
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和20年8月終戦―はるかフィリピン・モンテンルパの刑務所に収容された死刑囚を含むBC級戦犯たち100余名。彼らの命を救ったのは「気骨の歌姫」渡辺はま子のたった一曲の歌だった。全員、無事日本に帰国するまでの苦難を描く感動の物語!! (※本書は2015/7/1に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • 四十九日の抱擁
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    最愛のパートナーをガンで失った実話をもとにファンタジーをプラスした、 ハニーとダーリンの 愛と笑いの物語。 日本人のハニーと外国人のダーリンはいつもラブラブで穏やかな毎日を送っていました。 ある日原因不明のせきがとまらなくなったダーリンが、ガンの診断を受けます。 ガンサバイバーのハニーの最強のサポートでもダーリンのガンは進行を続け、 ダーリンは息をひきとります。その時ハニーの耳に思いがけない声が聞こえてきて……。 自身もガンを経験した著者が、闘病生活や死と明るく向き合う衝撃作。 当事者家族、医療関係者、そして旅立った仲間たちに心からの感謝と敬意を込めて贈るラブファンタジー。 (※本書は2020/12/23に発売された書籍を電子化したものです)
  • 静かなネグレクト
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    密やかな悲劇に目を閉じていませんか?「病んだ部分」を照らした八編のメルヘン。 (※本書は2012/6/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 終戦日記
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    自己について、書くべきときが来たようだ。自己を愛するが故に、容赦なく剔抉する。自己のうちの不潔をのこらずさらけ出して、自己を不潔から救う―。 時は太平洋戦争終戦直後の昭和21年。40歳になった作家の血を吐くような声が聞こえてくる。これは「敗戦日記」の続篇といえる、“最後の文士”の生き様の記録である。 (※本書は1992/1/1に文藝春秋より発売された書籍を電子化したものです)
  • 種の記憶
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【目次】 1 この私、そしてぽく〈単細胞生物〉 2 WONDERFUL LIFE(ワンダフルライフ) 〈無脊椎動物〉 3 荒れた海辺〈魚類〉 4 見果てぬ夢〈両生類〉 5 EL CONDOR PA SA (エルコンドルバサ)〈爬虫類 ・ 鳥類〉 6 アフリカの日々〈霊長類・類人猿〉 7 聖プッシュ祭〈霊長類・猿人〉 (※本書は2015/10/17に鬼灯書籍より刊行された書籍を電子化したものです。)
  • 小説3.11 海は憎まず
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    巨大津波は人間の虚飾を剥いだ。愛、喪失、差別、そして希望。瓦礫の下から奇跡のように生まれた災害文学。 (※本書は2013/4/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 小説 子規
    -
    NHK歴史ドラマ「坂の上の雲」の第2部。その主人公のひとりが俳人正岡子規。流れるような達意の文章で、まだ江戸の残る東京の子規を追った、唯一の長編小説。 (※本書は2010/10/5に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 小説 昭和四十八年浅草松竹演芸場
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    まだツービートがいない昭和四十八年の浅草。ある日、アングラ演劇界のはぐれ者たちが、浅草松竹演芸場で、軽演劇の一座を立ち上げた。演劇史とは全く無縁なドタバタでアチャラカでノーテンキな、青春ドキュメンタリー小説。 (※本書は2021/1/15に発売し、2021/11/11に電子化をいたしました)
  • 人生劇場 青春篇
    3.0
    先が思いやられるような人間になれ―。これが父の教育方針だった。悪ガキとして名を馳せた中学時代を経て、青成瓢吉は早稲田大学に進学、学園紛争の口火を切る。やがてお袖との同棲生活にはまり大学を中退するが、彼の脳裏には芸妓になった幼なじみのおりんの姿が…。大志ある親友たち、味のある教師、任侠道を貫く渡世人など、脇役陣も多士済済。今、不朽の人生ドラマが幕を開ける。 (※本書は2000/3/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 生命の樹
    -
    ふとしたことから知り合った銀座のバーの女・由美子との情事。由美子は不思議な魅力を持つ女だが、その私生活にはどこか謎めいたところがあった。「先生、私、顔を切られちゃった」由美子からの電話だった…。親子ほども齢のはなれた女に惑溺する小説家の生命の渇き。透徹した文書で描く高見文学の傑作長篇。(※本書は1990/3/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 立原えりか自選26の花
    -
    「人魚のくつ」(1956年作)始め数百編の作品より自ら選んだ26編の花。心にやさしく触れるファンタジーの世界。 (※本書は(2013/11/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 父の章 母の章
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 父になった男、父 になる男の揺れる心 情を三話の短編で描く「 父の章」。 母の死の通夜に集まった 子供たちの想いから、偉大 な母 の生き様や残したものを描く中編「 母の章」。 四つの珠玉 の作品を収録。 (※本書は2023/12/25にメタ・ブレーンより刊行された書籍を電子化したものです。)
  • 地底の大冒険―タケシと影を喰らう龍魔王
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■■バルザック研究の第一人者・私市保彦がおくる、 現代と過去を融合させた冒険ファンタジー■■ つらいイジメに悩んだ過去を今も引きずる高校生・タケシ。あるときから、彼の住む町では<影が薄くなる>という不思議な病が蔓延しはじめる。影が薄くなった人は、しまいには亡くなってしまうのだ。 タケシの妹・マリーは、「豊年満作」を祈願する祭で、金のバチで太鼓を打つ聖女に選ばれていた。ある日突然、金のバチが盗まれ、マリーも姿を消す。実は、これらはすべて、地底の龍魔王の仕業だった。龍魔王は、聖女・マリーに霊力のある金のバチで太鼓を打たせ、地底と地上の世界を悪で支配することを企んでいたのだ。 タケシはマリーを救うため、ふしぎなきっかけで自分と合体した先祖の「三郎蛇」とともに、地底の龍魔王を倒す旅に出ることになる。地底では、霊力をもった鹿族の長老「鹿男」や、三郎の地底での妻の妹「月姫」と出会い、助けられながら龍魔王の潜む地底の奥深い地へ向かうが、途中、龍魔王の手下たちからさまざまに攻撃をうける。 また、龍魔王のせいで大切な資源を失い、災厄に襲われている「桶造りの里」と「紙漉きの里」を訪れ、その被害を目の当たりにして、タケシは怒りを募らせる。 龍魔王のもとへ行くには、三つの厳しい山、「炎の山」、「氷雪の山」、「〈大化け〉の山」を越えねばならなかった。臆病で、自分に自信を持てないタケシだったが、妹・マリーのため、自分を信頼し、助けてくれる地底の人々のため、それぞれの山に挑み、龍魔王に立ち向かうことを決意する――。
  • 注文の多いカウンセラー
    -
    就職に失敗し、ひきこもり生活を送る、身長165センチ、体重60キロ、容姿はお世辞にもカッコいいとはいえない佐藤司、27歳。 「人生オワタ」。自虐の毎日をすごすそんなかれのもとに、ある日突然、可憐な美女が現れる。 「ひきこもりカウンセラー」を名乗り、司にあれこれと注文をつける彼女は一体何者なのか? 遠い記憶と彼女の面影が重なり合ったとき、司は夢にむかって歩き出す。 (※本書は2016/12/16に発売された書籍を電子化したものです)
  • ちょっとジ~ンとくる昔ばなし
    -
    面白い話、ためになる話、不思議な話、心温まる話…。ニッコリ、ほっこりして、へぇ~となる、こころに響く昔ばなしをひと口解説付きで収録。「読み聞かせ」シリーズ第4弾。 (※本書は2015/8/1にほおずき書籍株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • ちょっとホッとする昔ばなし
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    何かこころに残るあったかい話。大人も楽しめる「読み聞かせ」シリーズ第3弾! (※本書は2014/7/1にほおずき書籍株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • ちょっと笑える昔ばなし2
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    当時の人々の素朴な息づかいや、懐かしい、のどかな日本の原風景がよみがえる…。大富豪や貧者が登場する昔ばなし、動物・鳥などが活躍する昔ばなし、どこか興味をそそられる昔ばなしをひと口解説付きで収録。 (※本書は2012/7/1にほおずき書籍株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 罪なき私
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    「わたしは、あなたの自殺を止めに来ました」 就職活動に失敗し、最愛の母親を失った藤沢美詩が出会ったのは、とんがり帽子をかぶるおちゃらけた「魔女」。生きる希望をなくしていた美詩は「魔女」の仕業で現実世界とそっくりのおかしな世界に飛ばされる。 現実世界に帰るためには、魔女が指定した「殺人ミッション」をクリアしなければならなかった。殺人ミッションとは、美詩が飛ばされた異世界で、魔女が指名した人を殺さなければいけないというものだ。異世界で犯した「殺人」は現実世界では何の罪にも問われないという。 「魔女」がつくった世界で、死にたがりの美詩は、人として最大の罪を犯さなければ元の世界に戻れないと知り、魔女の言う通り、「殺人」を試みるが……。 美詩はなぜ異世界に飛ばされたのか? なぜ、魔女は「殺人」というルールを美詩に課したのか? 生きる気力を失った美詩が異世界で見つけた未来の答え、「魔女」の正体。 辛いことがあったとき、ひとり部屋に閉じこもりたくなったとき、読んで欲しい""再生""の物語。(※本書は2022-01-14つむぎ書房より刊行された書籍を電子化したものです。)
  • つむじ風 (上)
    -
    金の亡者たちの滑稽な争いを描いた傑作 クルマに跳ね飛ばされたらしい、ちょっと変わった青年・松平陣太郎を自宅に連れ帰った浅利圭介。失業中で妻から尻を叩かれっぱなしの圭介は、目撃したナンバープレートを手掛かりに一発逆転を狙っていた。しかし、ボーっとしていると思われた陣太郎が意外としたたかで、徳川家の末裔を名乗り、賠償金を巡る工作の主導権を握りはじめる。 加害者として浮上したのは、公衆浴場の主人と流行作家の2名。そこに浴場同士の争いや作家の美人秘書、浴場主人の愛人らが絡んできて……。 渥美清主演で映画化もされたユーモア小説の前編 (※本書は2021/5/13に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 天人の橋
    -
    立原えりかが理想とする男と女の関係を鮮やかに描いた表題作『天人の橋』他、珠玉の短編8作を含むファンタジー集。 (※本書は2000/8/1に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
  • 都会の憂鬱
    3.0
    「田園の憂鬱」とならんで作者の青春記ともいうべき作品である.「田園」における主人公・妻・2匹の犬は東京の日の当たらない崖下の家に無為の生活を送る.自己の文学的才能への疑惑,無名の新劇女優である妻との確執など――.作者はこの作品を書くことによって,「田園」に含まれていたモティーフを完成し,真の自己の領土を発見した. (※本書は1983/1/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
  • 童話集 星の花束を
    -
    ちりりん••••ちりりん••••ちりりん••••ちりりん•••• よっちゃんの耳に、すずやかな鈴の音が聞こえてきました。 「お母さん、星売りがきたよ」 星売りは、月に一度、月のない暗闇の夜、やってきます。 自転車の荷台に木の箱をつんで、鈴をならしながら、やってくるのです。 荷台につんだ木の箱のなかには、いろんなお星さまがぎっしり入っています。 【星売りのくる町】を含むお星さまにまつわる童話 全6編を収録。
  • 乳と蜜の流るゝ郷
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    『乳と蜜の流るゝ郷』は昭和9年から10年にかけて農村雑誌『家の光』に連載され、多くの読者の共感と涙を呼んだ名作です。協同組合の育成とその活動をつうじて社会的課題の解決をはかり、相互扶助にもとづく協同組合社会をめざした自伝的フィクション。 社会の安定・安心が大きく揺らいでいる現在、賀川豊彦がめざした社会とはどのようなものであったのか。協同組合の相互扶助精神を中心にドラマ仕立で展開する本書は、これからの社会のあり方を考える大きな道標となる。 (※本書は2009/9/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • ぶなの森の葉がくれに―小説 昭和の旅路
    -
    夏が来れば思い出す。60年前、日本は灼熱の太陽に灼けていた。紀男・5歳の夏…。 (※本書は2007/8/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
  • 分水嶺 濁流の果て
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    人は、 時に、想定できない形で、「人生の分水嶺」を迎える。 一人娘を遠隔地に嫁がせることに父が反対したため、週末に佳子(妻)が東京浅草の実家から福島県浪江町の純一(夫)宅に通う形で新婚生活が始まった。 幸せの絶頂で妻が懐妊したが、丁度その時、「幸福と不幸、平穏と不穏、安堵と恐怖」の分水嶺となる東日本大震災が発生。大津波と原発大事故が浪江町を襲った。 被災避難者となった純一は、福島県浪江町から妻の実家近くのマンションに移り住み、期せずして、寝食を共にする二人の生活が実質的に始まった。 支え合い、二人で仲睦まじく暮らすと思われたが、実際は、津波で母・家・仕事のすべてをなくし、将来への不安などで精神的に押し潰されそうな純一から、以前の陽気な性格は完全に消え失せた。些細なことでも夫婦の口論が絶えなくなった。 こうした日常的現実から逃避するように、純一は、元職場関係者で妻の性格とは真逆の自由奔放な佳奈子の魅力に惹かれ、その結果、不倫に陥るのにさほどの時間を要しなかった。 不倫の発覚を防ぐため細心の注意を払っていたが、ある出来事から妻に不倫を悟られたと思い込む。そのため、もともと結婚に反対されて嫌悪感を強く抱き続けてきた義父に不倫を告げられると感じて激高し、自宅台所で、妊娠中の妻を刺し殺した。 殺人犯のレッテルを貼られた上、長期の服役生活等を余儀なくされることに耐え切れないと思った純一は、逮捕直後から、「妻が先に刃物を持ち出し自分に突進してきた」旨、真っ赤な嘘の供述に終始した。 不倫相手の佳奈子も純一との情事を全面否定。 これらの嘘が分水嶺となり、裁判員裁判では、殺意が認められないばかりか、純一の供述に沿って犯行に至る経緯が認定されてしまった。 妻の父は、最愛の娘と生まれ来る孫を突然奪われ悲嘆の日々を送らざるを得なかった。 加えて、虚言で塗り固められた判決を受け入れ難く、墓で眠る娘に純一を絶対に許さないと誓う。果たせるかな、父は、純一と佳奈子の供述が完全な嘘であるとの「最期の証明」を試みる。 (※本書は2019/3/16に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです)
  • 晶子曼陀羅
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    与謝野寛・晶子夫妻の生涯の詩と真実を、明星派の歌人山川登美子の哀しい死にからめて描く読売文学賞受賞作。若き日、晶子らに師事して文学の道に歩んだ佐藤春夫が、晶子・寛・登美子三者三様の秘めた愛の絶唱の心の裡を無限の共感をこめて語りつくす名篇。『晶子曼陀羅』完結後、あらためて三者の愛を寛の長詩をもとに深く洞察して執筆した「ふたなさけ」を併録。(※本書は1993/11/1に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
  • 抹茶ミルク
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    コロナ禍で発足したZoomを使ったオンラインの「YAMI大学」。その中の「深呼吸学部」(橘川幸夫・学部長)では、さまざまな活動と交流を産み、「深呼吸BOOKS」として、オリジナル出版を開始した。 第一弾となる『抹茶ミルク』は、滝和子による書き下ろし小説。描かれる家族との不条理な出来事と、愛すべき人々の織りなす掌小説は、多くのサポーターに支援され、見事にクラウドファンディングを成立させ、より幅広い読者が手にする機会を得た。 推薦の言葉 これは、機能不全家族の物語だ。核家族の闇が噴出してくる。健全な家族と機能不全家族との境界は限りなくあいまいだから、読者は封印していた家族問題を掘り起こされ、痛みと癒しのプロセスを進めることになる。 田原真人(参加型社会学会会長 社会活動家) 滝和子さんがご家族や僕ら友だちのことも思い、手紙のような気持ちで小説を書いていることはかねてより知っていた。ある日「平野さんのために最終章を書き足した。書かなければならないと思ったから。」と最終稿が送られてきた。その瞬間から僕の中で小説を書く・読むという行為の意味が根本的に変わってしまった。商品でも文学でもない、全く新しい参加型小説なるジャンルが突然目の前に現れたことに、僕は心底驚いたのだった。であれば次に来るのは返歌であり、アンサーソングだ。僕もこの「抹茶ミルク」を機に小説を書くことになるのだろう。これはそういうムーブメントの始まりだと思うので、何だか少しピンときた人はぜひ参加されたし。 平野友康(情報経営イノベーション専門職大学 超客員教授 ZoomとVR 旅芸人の一座 座長) 滝さんとは、お仕事経由で知り合いました。イラストレーターとしてご指名してくださり、ご縁が続いております。 とても気さくな印象の方でとてもリラックスしてご一緒に仕事させてもらっていますが、小説は実体験が元になってることも相まって、ギャップがすごいです! 和遥キナ(イラストレーター) (※本書は2021/10/5に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 都に夜のある如く
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    第一回芥川賞候補にもなった、昭和を代表する作家高見順による長編小説。 (※本書は1985/7/1に発売された書籍を電子化したものです)
  • 昔の音 今の音
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    明治37年、新橋の宗十郎町に生まれた著者は、95歳のいまなお、句を読み、絵を描き、三味線を弾く。そして往日の新橋・銀座情緒を語りつぐ。 (※本書は1999/3/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 明治開化安吾捕物帖
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    時は明治初頭。勝海舟は持ち込まれた様々な難事件に、“明治の大頭脳”らしい“安楽椅子探偵”ぶりを発揮して鋭い推理を披露するのだが、さてその首尾は如何に…。戦後文学の旗手・坂口安吾の連作ミステリー。 (※本書は2006/9/1に発売し、2022/6/9に電子化をいたしました)
  • 焼け跡から立ち上がった10人の男たち
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和20年8月15日敗戦―焦土と化した祖国日本の明日に向かって雄々しく立ち上がった男たちの物語。 (※本書は2013/7/1に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • 柔〈上 〉

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    美空ひばりが主題歌を歌ったテレビドラマ「柔」の原作である、長編柔道小説上巻。 (※本書は1989/9/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)
  • 夜を束ねて
    4.0
    【夜を束ねて】 石を置く男と遭遇した僕は自らの短命を悟り、恋人と顔を合わせる事にした。 しかし彼女は自室冷蔵庫に潜んでいた作業服の男によって、雪で覆われた不毛の大地へと連れ去られてしまう。 【三色の水溜り】 公園に奇妙な水溜りができたらしい。話によれば黒々とした水が甘だるい匂いを漂わせているのだという。 他にすべき事も思いつかず、彼女が自ら休日の過ごし方を提案したことに少し驚き、裸足のまま靴を履いた。 以上2作収録 (本書は2020/10/28につむぎ書房より刊行された書籍を電子化したものです)
  • 六花の旋律
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    純粋な想いならば、いつかきっと届くだろう永い哀しみの時をぬけ、いつか届けたいあの人の胸に確かな真実をもって届くだろう。それは六花に閉ざされたかけがえの失い記憶。 (※本書は2003/1/1に株式会社 新風舎より発売された書籍を電子化したものです)
  • わが胸の底のここには 上
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    私は己れを語ろうと決意した。憎悪すべき己れの過去を。生きようとする生命の火を、情熱を燃え上がらせるために――。終戦直後から五年に亘り執筆した、著者の代表作ともいえる自伝的長編小説。 (※本書は2015/9/11に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)

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