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  • 怪と幽 vol.016 2024年5月
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    「怪と幽」16号は、特集二本立て! 特集1 陰陽師を知る もともとは古代律令国家の官職のひとつでありながら、さまざまな物語のなかに登場し活躍し、我々の心をつかみ続けている陰陽師。天文と暦を読み解き、占いや祭祀やまじないを行うその者たちは、歴史上にあまた実在し、研鑽を積みながらそれぞれの時代に合った姿に進化し続けてきた。現在、古と同じ〈陰陽師〉は存在しない。だが創作のなかでは、ときに史実を採り入れながら、令和の今も新たな陰陽師像が生み出され続けている。呪術や式神を操る特殊能力者のようなイメージとともに想起されるようになった彼らは、そもそもどういった存在だったのだろうか。また、現代の我々にとって陰陽師とはどのような存在なのか。 フィクションのなかの陰陽師、歴史のなかに実在した陰陽師、両面から迫ります 特集2 京極夏彦「巷説百物語」了 デビュー30周年を迎えた京極夏彦の代表作「巷説百物語」シリーズ。完結編『了巷説百物語』が、いよいよ今夏刊行される。「怪」から「怪と幽」へと連載された本作は累計140万部に達し、『後巷説百物語』で直木三十五賞、『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞し、史上初となる同一シリーズで文学賞三冠を獲得した。京極作品クロニクルの起点となる本作は、「書楼弔堂」「江戸怪談」そして昨年『【ぬえ】の碑』が刊行されて大きな話題を呼んだ「百鬼夜行」シリーズにも繋がってゆく! 完結編の刊行を目前に控えた今こそ、「巷説百物語」を振り返る。 ※【ぬえ】は空へんに鳥 ●表紙 石黒亜矢子 特集連動「安倍晴明と京極夏彦」をモチーフに描き下ろし! ――― ※電子化に伴い、一部省略されたページがございます。あらかじめご了承ください。
  • 【6冊 合本版】宗教・歴史・古典・妖怪の基礎知識
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    『神道用語の基礎知識』鎌田東二 編著 人が自然との共生を願い、本来の心をとり戻そうとするとき、神道の世界は大いなる示唆に富んでいる。神話、神社、祭りなどを現代の目で見つめ直し、日本人の心と日常生活に息づく神道の世界を明快に伝える。 『仏教用語の基礎知識』山折哲雄 編著 仏教の基礎知識を幅広く平易に解説。思想や教義をはじめ、彼岸や盆などの年中行事、霊場めぐり、芸能、寺社縁起などの民俗的な事例、葬儀・墓・戒名など身近な死者供養の問題を、今日的な視点で語る。 『和歌文学の基礎知識』谷知子 著 ヤマトタケルから良寛まで、よりすぐりの和歌を楽しみながら、歌の発生、修辞技法や歌の社会的役割、工芸の世界をはじめ日本文化全体におよぶ和歌の影響などを解説。和歌がどんどん身近になる! 『妖怪学の基礎知識』小松和彦 編著 日本人の想像力によって生み出されてきた妖怪たち。妖怪文化の真髄に迫る! 『新版 古代史の基礎知識』吉村武彦 編著 考古・歴史・言語・美術を横断。確かな知識をえるための必携入門! 『万葉集の基礎知識』上野誠、鉄野昌弘、村田右富実 編著 古代文学、古代史、和歌を学ぶすべての人に役立つ決定版! ※本電子書籍は上記6作品を1冊にまとめた合本版です。
  • 小松和彦の「異界と呪いと神隠し」【3冊 合本版】 「神隠しと日本人」「呪いと日本人」「異界と日本人」
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    妖怪・呪術・憑依といった日本文化の奥深くに潜む「闇」から、日本人の精神性を浮かび上がらせる独自の文化論を展開している小松和彦氏。長年にわたり妖怪を研究し、学問としての「妖怪学」を確立しました。「妖怪学」の第一人者で、妖怪ブームの立役者でもあります。 ※本書は小松氏の、角川ソフィア文庫『神隠しと日本人』『呪いと日本人』『異界と日本人』の3冊を合本版にしたものです。
  • 新訂 妖怪談義
    3.3
    柳田国男が、日本の各地を渡り歩き見聞した怪異伝承を集め、編纂した妖怪入門書。現代の妖怪研究の第一人者・小松和彦氏が最新の研究成果を活かし、原典に当たり、詳細な注と解説を入れた決定版。
  • 日本妖怪異聞録
    値引きあり
    3.8
    妖怪に秘められた敗者たちの怨み声を聞く。 大江山の酒呑童子、那須野の妖狐・玉藻前、是害坊天狗、大魔王・崇徳上皇…… 妖怪は山ではなく、人の心に棲息している。妖怪とは幻想である。そして、自分たちの否定的分身である。国家権力に滅ぼされた土着の神や人々の哀しみ、怨み、影、敵が形象化されたものである。 酒呑童子、玉藻前、是害坊天狗、崇徳上皇、紅葉、つくも神、大嶽丸、橋姫。日本妖怪変化史に燦然と輝く鬼神・妖怪たちに託されたこの国の文化史の闇を読み解く。 酒呑童子は山の神や水の神と深いつながりを持っている。彼ら鬼たちは龍神=大蛇=雷神のイメージと重ね合わされており、酒呑童子が大酒飲みと描かれているのは、近江誕生説にしたがえば、彼がヤマタノオロチ=伊吹大明神の血を引く異常な「人間」であったからである。酒呑童子は仏教によって、もともと棲んでいた山を追われてしまう。それは山の神が仏教に制圧されたプロセスと同じであろう。(中略)酒呑童子の物語から、土着の神や人びとの哀しい叫び声が聞こえてくる。征服者への怨み声が……そしてその声は、自然それ自体が征服されていく悲鳴であるのかもしれない。――<「第一章 大江山の酒呑童子」より>
  • 一目小僧その他
    4.0
    日本全国に広く伝承されている「一目小僧」「橋姫」「物言う魚」「ダイダラ坊」などの伝説を蒐集・整理し、丹念に分析。広く伝わる伝説とそれらに対する人々の信仰を辿り、日本人の精神構造を読み解く論考集。
  • 異界が覗く市街図
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 小松和彦、赤坂憲雄、鎌田東二らの対談集

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  • 異界と日本人
    3.3
    古来、日本人は未知のものに対する恐れを異界の物語に託してきた。酒呑童子伝説、浦嶋伝説、七夕伝説、義経の「虎の巻」など、さまざまな異界の物語を絵巻から読み解き、日本人の隠された精神生活に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 伊勢発見
    3.3
    千七百年を経てなんら変らぬ風景がここにはある――。古来、日本人は伊勢へ伊勢へと向かった。しかし、この日本の聖地はよく知られているようで、実は多くの謎が秘められている。神宮の由来とは。二十年に一度の式年遷宮とは。「おかげ参り」とは。熊野との関係とは。……著者は繰り返し神宮に詣で、周辺の町を歩き、さらには熊野古道に足を伸ばし、伊勢の秘密をスリリングに次々と解き明かしていく。

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  • 一瞬のパラダイス : 地球片隅紀行
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    1巻2,134円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 絶えず世界を歩きまわる旅の達人・立松和平の初のフォトエッセイ集。プロのカメラマンとは一味違った視点で地球の温もりを伝えてくれる。オールカラー。

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  • 逸脱の精神誌
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本文化に潜む「闇」を透視し特異な文化論を提起する著者が、異常と正常、妖怪、異人、権力、物語、呪いなどをめぐり文化人類学から博物学、フェミニズム、精神医学にいたるまで、斯界の碩学たちと縦横無尽に語り尽くす白眉の対談集。

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  • 生命継ぎの海
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    輝ける海と豊かな森、そして人生の出会いと別れ…。旅を通して、いのちの本当の姿を見つめる立松和平のエッセイ集。自然の摂理や仏教の世界観、そして人生観について語る。

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  • 沖縄 魂の古層に触れる旅
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    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本土復帰直前のドルしか使えなかったころの沖縄。泥まみれになった砂糖キビ刈り。米兵で賑わう夜の歓楽街でのボーイ生活……。「日本でもアメリカでもなかった」沖縄が「第2の故郷」となる心の交流をつづる。
  • 鬼がつくった国・日本~歴史を動かしてきた「闇」の力とは~
    4.0
    《鬼》とは、占い師、山伏、流人など、権力に屈し社会の底辺に排除された者をいう。だが、為政者ではなく彼らこそが、恐るべき情報と情念をもって、日本文化の基層を形成したのだ。歴史の転換期に、巨大ネットワークで《闇》の力を発揮する《鬼》たち――! 語られることのなかった《負》の歴史に焦点を当て、日本史の概念を覆す。

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  • 鬼と日本人
    3.0
    雷神、酒呑童子、茨木童子、節分の鬼、ナマハゲ……古くは『日本書紀』や『風土記』にも登場する鬼。見た目の姿は人間だが、牛のような角を持ち、虎の皮の褌をしめた筋骨逞しい姿が目に浮かぶ。しかし、日本の民間伝承や芸能・絵画などの角度から鬼たちを眺めてみると、多彩で魅力的な姿が見えてくる。いかにして鬼は私たちの精神世界に住み続けてきたのか。鬼とはいったい何者なのか。日本の「闇」の歴史の主人公の正体に迫る。
  • 神隠しと日本人
    3.9
    かつて日本人は、自分たちが住む世界の向こう側に「異界」があると信じており、これが失踪事件の悲惨さを覆い隠すヴェールとなっていた。先行研究の少ない神隠しに焦点をあて、現在失われつつある異界について考察。
  • 神々の精神史
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    カミを語ることは日本人の精神の歴史を語ること。竈神や座敷ワラシ。酒呑童子、ものくさ太郎に、山中の隠れ里伝承など、日本文化の深層に迫った妖怪学の第一人者の処女論文集。妖怪学の原点にして記念碑的名著。
  • 神になった日本人 私たちの心の奥に潜むもの
    4.5
    古来、日本人は実在した人物を、死後、神として祀り上げることがあった。空海、安倍晴明、平将門、崇徳院、後醍醐天皇、徳川家康、西郷隆盛、そして名もなき庶民たち――。もちろん、誰でも神になれるわけではない。そこには、特別な「理由」が、また残された人びとが伝える「物語」が必要となる。死後の怨霊が祟るかもしれない、生前の偉業を後世に伝えたい――。11人の「神になった日本人」に託された思いを探りながら、日本人の奥底に流れる精神を摑みだすとしよう。
  • 京都魔界案内~出かけよう、「発見の旅」へ~
    3.6
    日本を代表する「雅」の都・京都は、陰陽師や呪術僧が活躍する、呪いや怨念の渦巻く霊的空間でもあった。晴明神社、神泉苑、貴船神社……、名うての「魔界」を巡り歩くうちに、「異(い)なる者」たちが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する刺激に充ちた時空が蘇ってくる――そんな「魔界」発見の旅へようこそ! 読んでから行くか、行ってから読むか。

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  • 鳩摩羅什 法華経の来た道
    3.0
    大乗仏教を象徴する経典『法華経』(妙法蓮華経)を漢訳した西域出身の僧侶・鳩摩羅什(くまらじゅう/4~5世紀)の実像と足跡を、21世紀の現代日本を生きる青年・水野幹夫の自己探求をとおして描きだす長編小説。羅什の記述については現存する伝記に基づき、その人生・業績・思想などが忠実に描写され、羅什伝としても読むことができます。立松和平氏の急逝によって未完となった小説を、息子・横松心平氏が引き継いで完結させた意欲作。
  • 現代語訳 はじめて読む法華経28品 深遠な教え、華麗な物語世界へ
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    法華経28品すべてを、現代語訳。親しみ溢れるみずみずしい表現で、僧侶や仏教学者が今まで訳しきれなかった経典世界を新鮮に表現している。2002年(平14)に水書坊から出版された同書の復刊企画。作家の記念碑的一冊といえる。
  • 知床に生きる―大船頭・大瀬初三郎とオホーツクの海―
    4.3
    知床のことはこの男に聴け! オホーツクの海に四十余年、大船頭・大瀬初三郎はその目で見たことだけを真直ぐに語る。サケやマスについて、ヒグマやシカについて、木や草について、潮や風について、さらには流氷について……。いずれの言葉も深い。著者は二十年の歳月をかけて繰り返しこの北の地を訪れ、彼の話に耳を傾けてきた。その体験を手がかりに、世界自然遺産に登録された知床の自然を考える。

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  • すらすら読める奥の細道
    4.0
    「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり」 松尾芭蕉はなぜ旅に出たのか。 三百年以上たっても、色褪せることのない芭蕉の旅。 芭蕉の身体は亡びたが、芭蕉の魂である言葉は今も時間の中を旅していて、なお永劫の未来へ向かって旅をやめようとはしないのである。ーー立松和平
  • 聖地と日本人
    -
    鞍馬・僧正ヶ谷、比叡山横川、河原院、竹生島、熊野、志度浦の龍宮、富士山、安達ヶ原……能楽の舞台となったこれらの場所は、「聖地」と呼ばれてきた。神々が遊び、鬼や妖怪が出没するといわれた異界への入り口。俗世の向こう側にある極楽・地獄として、日本列島の中に見出された聖地とはいかなる場所であったのか? 絵画や文学作品、歴史書など、多彩な史料を手がかりに、中世の京都人が聖なる場所に込めた思いに迫る。
  • 他界への冒険~失われた「鬼」を求めて~
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    かつて、人々は《他界》を信じ、畏れた。神が宿り、鬼が棲み、憑霊現象が起きた非日常世界。そこには死後の時間さえあった。現在、文明と言う力に一掃され、忘れ去られているが、そもそも他界は日本の精神社会や文化の支えだったのだ。他界を探れば、もうひとつの日本が明らかになり、現代社会の病理が暴かれる――新鋭の学者と作家による、画期的な対話。(『他界をワープする』改題)
  • 立松和平の実りの旅
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    四季折々の食卓を飾る作物にも物語があった。写真とエッセイが織り成す絶妙なハーモニー。作物に物語を感じ、食卓を毎日美しく彩り、楽しい食事を味わいましょう。

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  • 知識ゼロからの妖怪入門
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    幽霊でも、怪物でもない。たたるか、護り神か? あなたは信じますか? 日本の不思議ワールドへようこそ! 妖怪がブームになっている。さまざまなメディアに登場し、フィクションの世界でも大活躍、各地の博物館や美術館では趣向をこらした展覧会が開かれている。極めつけは「妖怪ウォッチ」の爆発的な人気である。 「妖怪文化は、日本が世界に誇ることができるほど豊かな文化である」「妖怪文化の理解なくして、日本文化をふところ深くまで理解することはできない」と考える妖怪研究の第一人者、小松和彦氏による妖怪の入門書。
  • 「伝説」はなぜ生まれたか
    3.0
    能登の洞窟にひそむ猿鬼、戸隠の山に棲む九頭龍、琵琶に宿る精霊……。物語ることの意味を解きあかす神話学を背景に、日本人が愛する伝説を読み直し、民衆の心性と歴史、王権と人身御供の秘密にせまる画期的伝承論!
  • 途方にくれて
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    アメリカからヨーロッパ、そしてアジアと自由気ままにさまよっている“ヒゲ”に、ぼくは沖縄にむかう船の中で出会う…。金のない二人が陸に上がってありついた仕事は、怪しげなナイト・クラブのボーイ。ヘマとドジ、涙と汗、喧嘩と恋の日々に見いだしたものは…。途方にくれた青春の彷徨を、きびきびとした文体で捉えた表題作ほか、四編を収録した傑作集。
  • 道元禅師 上  大宋国の空
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    1~2巻1,100円 (税込)
    「泉鏡花文学賞・親鸞賞受賞」日本から中国へ、膨大な取材と9年にわたる執筆。これまで至難とされた人間道元の実像と思想の全貌に迫る立松和平渾身の記念碑的作品。

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  • 毒――風聞・田中正造
    -
    日本初・最大の公害事件、足尾鉱毒事件。自らの家族の根をその地にもつ著者が、田中正造と農民たちの生と死を描き尽くした宿命のライフワーク。各紙誌絶賛!

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  • 日本の呪い~「闇の心性」が生み出す文化とは~
    3.7
    日本の歴史・文化は《呪い》によって作られた――。呪いを逃れて遷都した桓武天皇。強烈な呪術で対決した武田信玄と上杉謙信。明治天皇の初仕事は、七百年以上(!)祟りつづけた崇徳天皇の怨霊を鎮めることだった……。《呪い》のシステムを明らかにし、新世紀に生きる私たちの存在を問い直す。民俗学から小説、マンガにまで影響を与えた鬼才の名著。

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  • 日本最古 隅寺版 紺地金泥般若心経(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 仏の教えの核心『般若経』のエッセンスを262文字に集約した『般若心経』は、そのシンプルで強力なパワーで1300年の歴史を持つ大ベストセラーだ。「隅寺般若心経」は、その原型となった日本最古の経。仏教伝来時の感動を今に再現し、その魅力と秘密を現代遊行の実践者立松和平が読み解く。
  • 日本魔界案内~とびきりの「聖地・異界」を巡る~
    3.7
    空海、役小角、浄蔵、安倍晴明、源義経……。私たちの心の中で、今も光り輝いているスーパー・スターに会いに出かけよう。高野山、吉野、京都、熊野、津軽……。彼らが活躍していた聖地=魔界に触れることで、きっとあなたも新しい自分を発見できる。ページを開くだけで、恐ろしくも心震える「非日常」の世界が始まる。

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  • 呪いと日本人
    3.8
    日本の文化史において「呪い」とは何だったのか。それは現代に生きる私たちの心性にいかに継承され、どのように投影されているのか――。呪いを生み出す人間の「心性」に迫る、もう一つの日本精神史。
  • ハックルベリィ・フィンの冒険
    4.7
    永遠のヒーロー、ハック少年の冒険物語! アメリカ文学の傑作が立松流に新翻案。ミシシッピー川を舞台に、宿なしの少年、ハックルベリィ・フィンと逃亡奴隷ジムがくりひろげる冒険物語。いまもなお、多くの人を魅了してやまないアメリカ文学の金字塔! 小学校中級より。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 火の車
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    「日本なんて、車で三、四時間もぶっとばせば海でも山でも行けるんだ。好きなところで暮らそうぜ」と身重の妻と乳呑み児とわずかな全財産を小型トラックに積み、新天地を求めて出かけた信次。しゃにむに生きる青春を軽妙な筆致で描く表題作「火の車」。ほかに「荒れた光景」「この陽ざかりに」の3編を収録。著者の青春時代の思いをもとにしたストーリー。
  • 百霊峰巡礼・第一集
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    活動派作家・立松和平が山の専門誌『岳人』に連載中の「百霊峰巡礼」。その第一回から第二十五回までを『百霊峰巡礼・第一集』としてお届けする。いにしえより日本人の暮らしに溶け込んでいた山の神々に触れる山旅は、山を征服することを目的とした現代アルピニズムとは趣を異にする。四季の花を愛で、森林浴を楽しみ、清冽な水を味わいながら登る「癒やしの山旅」だ。団塊の旗手とも言える立松和平が、その独特の視点と感性で、深遠な「信仰の山」の世界を道案内する。 【男体山】栃木―麗しき観音浄土  【御岳山】東京―天空の隠れ里  【貴船山】京都―根源へ  【筑波山】茨城―集い歌い舞う山  【月山】山形―この世を生き死んで蘇る  【三上山】滋賀―古代への記憶をたどる  【三峰山】埼玉―山気の濃さ  【鳳来寺山】愛知―瑠璃光浄土の仙境  【磐梯山】福島―天に架ける岩の橋  【蔵王山】宮城/山形―昔の行者の気持ち  【赤城山】群馬―地蔵の救い  【高野山】和歌山―空海の山  【御嶽山】長野/岐阜―この世から速く離れて  【鞍馬山】京都―牛若丸は生きている  【比叡山】滋賀/京都―一日回峰行  【弥彦山】新潟―訪来神の山  【二上山】大阪/奈良―古代への道  【英彦山】福岡/大分―山伏の記憶  【武甲山】埼玉―消えた山項  【大山】神奈川―雨を呼ぶ石  【白山】石川/岐阜/福井―高貴な白い峰  【立山】富山―山頂の極楽浄土  【幌尻岳】北海道―天の神に許されて  【庚申山】栃木―庶民のお山巡り【御正体山】山梨―木喰行者の気品

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  • P+D BOOKS 今も時だ・ブリキの北回帰線
    -
    1巻550円 (税込)
    全共闘運動の記念碑作品。  肺病病みのピアノ弾きが、献身的な恋人や死んだ両親を思い起こしつつ、騒動に巻き込まれていく。地下室での演奏。電気は消え、反対セクトとの乱闘の中、楽器同士が火花を散らし競演し、脳中にイメージが錯綜していく……。仲間たちと脱出したピアノ弾きは、最後は穏やかな気持ちで自分の吐いた血を見つめる……。  「JAZZによる問いかけ、自己を武器化せよ! 自己の感性の無限の解放! 」。バリケードの中の投石と怒号渦巻くジャズ・コンサートを描き、全共闘運動の記念碑的作品となった「今も時だ」は、テレビ・ディレクターだった田原総一朗が、1969年に企画した山下洋輔がバリケードの中でピアノを演奏したイベントを題材に小説化。新潮新人賞候補となり、商業誌デビューした作者の記念すべき作品。 ほか、自身の3ヶ月に及ぶインド旅行経験を元に、立松文学の原点を示す「ブリキの北回帰線」と、「部屋の中の部屋」を収録。いずれの作品も若い日の立松の青春の彷徨が描かれている。
  • ブッダ―この世で一番美しいものがたり
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    ブッダの伝記は数多い。本書は人間としてのブッダに焦点をあて、ものがたりとして立松流にわかりやすく書かれたものである。白象が王妃の胎内にはいり、王子となって産みおとされたゴータマ・ブッダ。王としての資格を十分に備えていながら出家を決意するゴータマ・ブッダ。出家してからは、悪魔の群れの中で瞑想を続け、悪魔ナムチとの対話という修行ものりこえる。そして、ゴータマは、さとりをひらきブッダとなって、苦しみという人間ならではの現象を、十二因縁(無明・行・識・名識・六処・触・受・愛・取・有・生・老死)にわけ、誰にでも分かるようにして説いた。もちろん説法の道は険しく、最初の伝道には失敗もしている。しかし、時には奇跡や神通力を見せながらも、次第と弟子を増やして自らの使命を果たしたブッダは、最後にあたりまえの人間として死んでいくことを受けいれる。つねに不安に苛まれ死を受け容れられない現代人の生き方を本書は問い直す。

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  • ブッダその人へ
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    現代の「遊行者」を志願した苦悩の青春時代から20余年。今、運命の時を与えられた作家がとらえたブッダの生と死への歩み。インドの地に立ち、その普遍的な生き方を説く。現代人への救いの道標となる書。
  • 法隆寺の智慧 永平寺の心
    4.0
    釈迦の教えは今も人びとを導いている。私は仏教を積極的に学びたい。学びたくて学びたくて、じっとしていられない。般若心経はなぜ心の良薬なのか。法華経は何を説いているのか。「悟り」とはどういうことか。……聖徳太子の精神が至るところに輝いている法隆寺。道元の思想があまねく染み渡っている永平寺。両寺における修行を通して、身と心で仏教の精髄に迫る。

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  • 僕は旅で生まれかわる
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    旅に棲み、書き続ける著者が贈る、心を癒し、日常を省みるエッセイ集。青春のアジア紀行、魅惑の島々、極限のラリー体験、たどり着いた街の鼓動…。生きるために必然性があったから旅をしたんだろう。悩みは深かったかも知れないけど、旅をするという形をとることによって、楽天的に悩んだんだろう。そういう時代があったよ…。旅に棲み書き続ける著者が贈るエッセイ集。

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  • 村を守る不思議な神様 永久保存版
    4.5
    1巻1,925円 (税込)
    秋田に残る、男性器や女性器を備えた神様「人形道祖神」を 郷土史研究家・小松和彦とアートクリエイター・宮原葉月によるユニット、 「秋田人形道祖神プロジェクト」が徹底取材! 村々に伝わる道祖神信仰のレポートを中心に、住人が実際に遭遇した奇妙な体験談や、 ナマハゲやマタギなど、重要な秋田文化との関係性にも迫る。
  • 妖怪学新考 妖怪からみる日本人の心
    4.0
    日本人にとって、妖怪とはなにか。科学的思考を生活の基盤とし、暗闇すら消え去った世界においてなお、私たちはなぜ異界を想像せずにはいられないのだろうか。「妖怪」とは精神の要請なのか、それとも迷信にすぎないのか――。古代から現代にいたるまで妖怪という存在を生みだし続ける日本人の精神構造を探り、「向こう側」に託された、人間の闇の領域を問いなおす。妖怪研究の第一人者による、刺激的かつ最高の妖怪学入門。(講談社学術文庫)
  • 妖怪学の基礎知識
    4.0
    いまも都市伝説などで再生されつづける「妖怪」とは何か? 説話やお伽草子に描かれる妖怪や怪異、噂話のなかの妖怪、妖怪画の歴史、妖怪の博物誌など、最新の研究成果を盛り込み日本の妖怪文化に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 妖怪 YOKAI ジャパノロジー・コレクション
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北斎・国芳・芳年をはじめ、有名妖怪絵師たちが描いた妖怪画100点をオールカラーで大公開!古くから描かれてきた妖怪画の歴史は日本人の心性の歴史でもある。魑魅魍魎の世界へと誘う、全く新しい入門書。 ※本書籍は見開きのデザインが含まれています。見開き表示での閲覧を推奨いたします。
  • 妖怪たちのいるところ
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 水木先生の妖怪絵を、妖怪学の第一人者である小松和彦先生が読みとき、文章化。 水木しげる先生の未発表原稿と小松和彦先生による文章による“妖怪学入門”ともいえる本書。 妖怪や幽霊や妖精たちを“場所”という切り口で分類整理した希少な本。 絵に登場するすべての妖怪や幽霊、妖精や民俗学の偉人たちの紹介文も掲載。 子どもから大人まで、じっくり読めて、大判の絵は美しい充実の一冊。 オールカラー96ページ。21枚の未発表原画、165体の妖怪解説!! 永久保存版! 日本画の山口 晃氏による特別寄稿、書き下ろしも収録!
  • 妖怪のたおしかた
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    妖怪は怖いだけではありません。危険な妖怪もいるけれど、イタズラ好きだったり、仲よくなれる妖怪もいます。そして、多くの妖怪には弱点があります。それさえ知っていれば、山のように大きな妖怪をやっつけたり、逆に気のいい妖怪とは友だちになれるかも。そんな妖怪の弱点を、この本では「たおしかた」として紹介しています。 ● この本の5つの特徴! 特徴1. 妖怪の弱点がとにかくおもしろい! 嫌いなものがあったり、ある呪文に弱かったり、無視されるとシュンとなったり、妖怪の弱点が、とにかくおもしろい! この妖怪に出会ったらこうしようと考え、創造力と想像力を育むことができます。 ・ 河童の腕は引っぱると抜ける ・ 天狗はサバがきらい ・ ぬりかべは下を払うと消える ・ かいなではウンコの前の呪文で封じ込める ・ ひとつ目小僧は竹カゴを見るとふるえあがる ・ のっぺらぼうは驚かないと張りあいをなくす ・ べとべとさんは「先へお越し」というと追い抜いてくれる など、全69妖怪の弱点を紹介! 特徴2.47都道府県の出没する妖怪を紹介! 日本は3000以上の妖怪がいる妖怪天国。あなたのそばにもきっといます。まずは、自分の住む地域、そして親戚や、おじいいちゃんおばあちゃんがいる場所の妖怪を知ることで、妖怪に親しみが持てます! 特徴3.子どもがイメージしやすい妖怪イラスト! 子どもたちが弱点をついて、見事に妖怪をたおしている絵をすべての妖怪に付けています。屈指の妖怪絵師・なんばきびさんの手によって、怖さの中に、どこかとぼけた味わいのある世界観が描かれました。 特徴4.大人も楽しめる妖怪知識が満載! 弱点だけでなく、現れやすい場所、時期、人間との関係性なども詳しく紹介。伝承など豆知識も豊富で、 大人も一緒に楽しめます。豆腐小僧のパパは見越し入道説があるなんて、知ってました? 特徴5.子どもたちが考えたオリジナル妖怪をイラスト化! 子育てサイト「未来へいこーよ」とコラボし、子どもたちからオリジナル妖怪を募集。その中のいくつかを、なんばきびさんがイラスト化して紹介しています。この本を読むことで、子どもたちが自分だけの妖怪を考えるきっかけになります! 特徴6.親子で楽しい妖怪かるた付き! 巻末には、豪華な妖怪かるた付き! 読み札・取り札、すべての札に妖怪のたおしかたが書いてあるので、取った札の答え合わせをして、親子で、兄弟で、おじいちゃんおばあちゃんと、みんなで楽しめます!
  • 妖怪文化入門
    3.8
    河童・鬼・天狗・山姥――。妖怪はなぜ絵巻や物語に描かれ、どのように再生産され続けたのか。豊かな妖怪文化を築いてきた日本人の想像力と精神性を明らかにする、妖怪・怪異研究の第一人者初めての入門書。
  • 要約 世界の宗教文学13篇 完全読破の気分になれる!
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    「宗教」をキーワードにセレクトした名作文学が、この1冊に!シェイクスピアからゲーテ、ドストエフスキーまで「人間の本性」と「魂の救済」を読み解いた世界の宗教文学パーフェクトガイド。原作の感動と迫力はそのままに、10分間の読み切りサイズに大要約。

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  • 要約 日本の宗教文学13篇 完全読破の気分になれる!
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    「宗教」をキーワードにセレクトした名作文学が、この1冊に!夏目漱石から森鴎外、芥川龍之介まで―「人間の本性」と「魂の救済」を読み解いた日本の宗教文学パーフェクトガイド。原作の感動と迫力はそのままに、10分間の読み切りサイズに大要約。

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  • 良寛 上
    5.0
    家を捨て、我が身も捨てて、愚に生きる――日本人に最も慕われた禅僧・良寛。その少年時代から、師との出会い、苛烈な修行の日々を描く、遺作長篇の前篇。現代文学のあまたの名作を遺して急逝した作家、立松和平の最後の作品にして仏教文学の金字塔!

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  • 禍いの大衆文化 天災・疫病・怪異
    3.0
    古代から現代に至るまで、大衆もまた作者だった。地震、火事、疫病など様々な集団的経験を経て、恐怖や悲しみを乗り越えるために、人々が創り出したものは何だったのか。 災厄と救いの想像力をヒントに、民衆の心性に迫る。『日本大衆文化史』に続く、大衆文化研究プロジェクトの第2弾! 【執筆参加者】 小松和彦、香川雅信、高橋 敏、福原敏男、高岡弘幸、齊藤 純、横山泰子、香西豊子、川村清志、伊藤慎吾 【内容】 序 疫病と天災をめぐる大衆文化論の試み(小松和彦) 第一章 疫病と怪異・妖怪──幕末江戸を中心に 第二章 疫病を遊ぶ――疱瘡神祭りと玩具 第三章 鯰絵と江戸の大衆文化 第四章 幕末コレラの恐怖と妄想 第五章 風の神送ろッ――説話を紡ぎ出すもう一つの世界 第六章 大蛇と法螺貝と天変地異 第七章 岡本綺堂と疫病――病歴と作品 第八章 近代、サイの目、疫病経験――明治期の衛生双六にみる日常と伝染病 第九章 変貌する災害モニュメント――災害をめぐる記憶の動態 研究ノート 火事・戯文・人名――『仮名手本忠臣蔵』のパロディをめぐって

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