無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
小松さんの本は何冊か読みましたが、どれも語り口がわかりやすく、内容に惹き込まれてしまいます。
民俗学や文化人類学などもっと知りたくなる入門書のような本書ですが、専門書となるときっと歯が立たないので(笑)小松さんに中級者向けの本を書いてほしいな〜なんて思います。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
神隠しを凄く丁寧に読み解いているので、面白かった!!たくさんの資料を提示したり、神隠しの正体、条件なんかも事細かに分析。でもって、結局神隠しは妖怪の仕業とするのではなく、合理的・・・とゆぅか、現代の目から神隠しをきちんと分析していて、「事象」としてのそれがよくわかりました。文章自体も凄く読みやすいの...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月20日
神隠しを否定するでも無く科学的に検証する一冊。
コミュニティの維持のためになされた殺人(口減らし等)、狂気に駆られた人間の行動、そして失踪といった陰惨な事実をかくすヴェールとして、神隠しを提示する。神隠しのエピソードは紋切り型のイメージが多いが、そのような言説から要素をピンポイントで取り出し分析する...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月08日
なぜ「神隠し」は夕暮れに起こることが多いのか、季節は春が多いのか。体験者にこども、女性が多いのは?
文中でも何度か言及されていますが、私も「神隠し」という言葉のミステリアスさに惹かれる日本人の一人。だからこの本を手に取ったわけですが。
「神隠し」という言葉が次第に使われなくなっていったのは、日本人が...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月13日
今ではほとんど使わない言葉だけれど、日本人が畏怖の感情と魅惑的な気持ちの両方をいだく「神隠し」を分析し、その本質に迫る評論です。
謎解きのような構成なので、作者の結論はここに書かない方がいいでしょうが、神隠しをオカルトとも昔話とも違う切り口で説明する手法には感心させられました。
古今東西の神隠し譚が...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月19日
たしかに、「神隠し」という名前のアジールがあれば、生きていくのは少しは楽そうです。
でも、本当は、「アジール」そのものが優しいわけではなく、「アジール」を認めて受け入れる此岸そのものが、優しいのですね。
だから、「神隠し」を認める世界を作るには、やっぱり、こっちの世界そのものの考え方、受け入れ方を...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月22日
小学生の頃、学校から帰宅するとランドセルを放り出してすぐに
外へ遊びに行っていた。え?宿題?そんなものは知りません。
やってなくてもどうにかるという、いい加減な子供だった。
「行って来ま~す」と玄関を出る私の背に、亡き祖母は決まってこう
言った。「日の沈む前に帰っておいで。暗くなったら神隠...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。