ぬさんのレビュー一覧
レビュアー
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微かな前世の記憶を頼りに、主君へ化粧を施していく主人公。
その作業は暗闇で機織りをするかのような困難であるが、彼女の仕える人のため、身を粉にして挑んでいく。
その忠義の美しさと清さは、どんな化粧をした女人にも優るものではないだろうか。 -
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化粧を題材にした異世界ファンタジー。
白粉の作り方から使い方、そして化粧をする喜びが生き生きと描かれている。
脂粉は己を鎧うためのものだ。成りたい自分、理想の自分へ近づくための変身は、願いであり、祈りである。 -
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この漫画を読んでいると居場所というものについて考えさせられる。
ある場所で芽が出ない人も所を変えればどうなるか、また他人から必要とされることの幸福の大きさについて。
環境が人を作るともいうが、その人自身に合った場所に巡り合うことが出来れば、それ以上の事は無いのかもしれない。 -
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戒めから解かれ体は自由になったものの、心には今だ過去が影法師のごとく付きまとう。
最早会うこともない人間との決別は難しい。
しかし彼女の前向きさや努力を苦にしない性格は、必ずや明るい未来を切り開いていくだろう。 -
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現地では顧みられていなかった醤油の真価を明らかにしていく主人公。
文化は様々な偶然や奇跡によって成り立っていると考えると、我々がすむ現実世界でのあり得たかもしれない可能性にも思いをはせてしまう。
醤油がファンタジー世界に馴染んだように、日本社会にもふとしたきっかけで定着しえたものがあったのではないだろうか。 -
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時とともに人は変わる。
他人の衷情に触れ、己が生き方を恥じ、せめて自分自身に嘘はつかないようにと誓う小人の姿を誰が嘲笑できるだろうか。
それは些細なことには違いない。しかしそこには確かな人間の美しさがある。 -
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四龍をついにそろえ、心安んずられるかと思ったのも束の間、伏勢のごとく新たな問題が立ちふさがる。
進めば進むほどに闇は深まり、ヨナたちの成長にもかかわらず旅は今だに困難を極める。
しかし彼女たちは進むのだ。社稷のため、大義の為、そして何より自分自身のために。 -
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新たな仲間の登場はつまり未来を暗示するものだ。
困難な道を協力によって切り拓いていく。
かつては荏苒として暮らしていたヨナを思えば、今の彼女の姿にはしみじみと感じさせられる。 -
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権謀術数に長け、目的のためなら手段を選ばない佞人たる義姉。
その悪辣さは目を覆いたくなるほどであり、ましてそのために命を落としたものならば何を感じるのか。
復讐の時は近い。
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