名称未設定さんのレビュー一覧
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購入済み
今までにない感覚
ネットで好評価だったので、お試し版を読んで続きが気になって購入しました。
このお話しはネタバレ無しで読んで欲しい作品です。
3分の1くらいまでは、垣根君と境内君2人の高校生らしい可愛らしくてエッチな妄想でいっぱいな感じでストーリーが進んでいきます。
その後、だんだん読み進めていくと不穏な空気に包まれていって
「え?これってなに?なに?」という気持ちになりながらページをめくっていく事になります。
そして坂道を転がり落ちるようにラストへ。
今までに無い読後感の作品でした。
初めておまる先生の作品を読みましたが、他の作品も読みたくなりました。
好き嫌いが分かれる作品だとは思いますが個人的には多 -
ネタバレ 購入済み
高校生君グッジョブ!
「ヘブンリーホームシック」
「スリーピングバグ」で京山先生のファンになり、ネットでも好評価だったので購入しました。
1年半前の失恋からなかなか立ち直れない加納さん。寂しさと孤独に埋もれてしまいそうになっている時に、駅の3番線ホームで爽やかな高校生君に出会います。
高校男子にときめいたり、職場のバイト君にイライラしたりする加納さん。
今までとは違う人間関係に触れることで、無気力だった加納さんの意識が少しずつ外側に向くようになっていきます。
寂しさは厄介でなかなか解消されません。
恋愛感情とは限らず自分に好意を持つ人と会話をしたり食事をしたり、寄り添ったりすることで薄皮が剥がれ落ちるように忘れ -
ネタバレ 購入済み
恋愛のプログラム
「ヘブンリーホームシック」に続き京山先生の作品を購入しました。
「ひとりを楽しむ」イケメンな本郷先輩に恋する後輩の潤野君。
ある事をきっかけに2人は同居することになります。
「好き=セックス」が有りか無しか、2人は価値観の違いを感じながらも同居を続けているうちに「好き」という言葉がトリガーになって潤野君の恋愛のプログラムが動き出します。
プログラムが動き出して「本郷さんとひとつになりたい」と切望する潤野君は、もう可愛いとしか言い表せません。
「愛する人とひとつになりたい。身体を合わせて溶け合いたい。」と願うのは当たり前のことだと、あらためて心にストンと入ってきました。
潤野君の気持 -
ネタバレ 購入済み
ジンワリと想いが伝わる作品
お試し版を読んで購入しました。
異国の地でホームシックになった高校の同級生だった2人がお互いの寂しさを埋めるように食事をし、同じベッドで寝るようになり、ある日一線を越えてしまいます。それが「好き」という感情なのか、「寂しいから」という理由なのか、曖昧なまま身体を重ねてしまいますが、2人で同じ時間を過ごすうちにお互いが大切な存在になっていきます。
その2人の気持ちの過程がとても丁寧に描かれていて、実際にこういうことが起きても不思議ではないのでは?と考えてしまうくらいでした。
何回も読み返し、読むたびにお気に入りのシーンが増えていきました。
京山先生の作品を読むのはこれが初めてだったのですが、すっ