世間知らずで、顔が良くて、歌声がきれいで、はだし。
天使様が地上に現れたとしたら、こんな感じなのでしょう。
『はだしの天使』は掟を破り天使でいられなくなったベンジャミンと靴職人の青年ターナーの物語。
息が白くなるような冷えた冬の日、天界を追放されはだしのまま公園のベンチに座る彼を保護したターナー。
天使を自称し、世間知らずな彼はお金も、靴も、シャンプーも知らない(しかも105歳らしい)。
ターナーは、そんな彼にベンジャミン(以下、ベニー)という名前を与えます。
そんなベニーにターナーのかけたひとことは「キミの靴を作らせてほしい」。
はだしのまま人界に堕とされたベニーが、人間として生きていくための一歩を踏み出すことを象徴しているかのようです。
靴が完成するまでの間ふたりは共に生活するのですが、この時間が終わってしまえば、ベニーは旅に出てしまう…。
野ノ宮いと先生、なんとこれが初めての単行本。
ベニーが最初に身に着けていた翼を通す穴の開いたシャツのデザインにもご注目ください。
ロマンティックな作品をお探しの方におすすめです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年06月29日
先生の言うとおり静かで綺麗で優しいお話だった‼️
早く2巻買わなきゃ!と思ったら3巻まで続くのね‼️
デビューコミックでこんなに続くなんてすばらしすぎ!んで、納得。
絵もお話も素敵だもん。
早く続き買お!
初コミックスとは思えない物語と画力でした。
天界を追放された天使と靴職人の穏やかで優しくて美しい話でした。
無知で無垢な元天使のベニーが徐々に人間らしい感情や仕草を見せるのが、赤子を見ているような癒しがありました。
最高
匿名 2022年12月10日
天使が人間になっちゃう設定大好き!背中の傷もイメージ通りで最高でした。最初のシーンで天使が何をしてしまったのか気になる、続き買おうかなー。
最初は天使とは…って感じでしたが、そんな異次元な雰囲気はありません。登場人物が少ないのでゆっくり2人のペースで話が進みます。そこまで激しくないので、BL初心者にもおすすめ。逆にガッツリ激しいのが好きな人は物足りないかも。何か時間がゆっくりに感じて凄くよかった。
ファンタジーというほど現実離れしておらず、人間界で静かに進んでいくストーリー。絵が綺麗で、ふたりだけで完結していく物語です。一宿一飯の恩義として結ばれるので、愛こそ全てという感じではなかったかもです。ただ静かに時が流れていく印象ですが、すてきでした。
絵柄や空気感がどことなく懐かしさを感じるような、優しい1冊でした。
互いを求めているけれど、渇望しすぎず、したいことがある2人。
それを眺めていたり、待つ2人。
熱さとはまた違う、ゆったりした幸せで結ばれている雰囲気が好きです。
元天使のベンジャミンが、少しずつ人間を知っていく話でした。盛り上がりもなく、淡々と話が進んでいくのですが、外国という設定なだけあって、雰囲気がキレイでした。
2人が、どういう風に関係を作っていくのか楽しみです。
絵も雰囲気もストーリーもすごく綺麗で元天使と人間のラブストーリーなんてロマンチック。自分この舞台のところに住んでますけど街の様子などこのままです。バスタブで湯をはりながらシャワーで頭洗ったりなんて自分もするなーなんて思いながら読みました。
追放され人間界へやってきた「元」天使なので、ファンタジーすぎず読みやすかったです。
人間界のことはあまり知らないので、不思議ちゃんっぽくなっているのがすごく可愛かった~。
だんだんとお互いが必要な存在になっていき自然に一緒に居ることを望む感じもとても良かったです。
最後があっさり終わっちゃった...続きを読むのでもう少しラブラブな余韻が欲しかったな。。
とても優しいお話でした。何もわからない元天使が、日々を過ごしていく中で色んな事を学んで感情を知って…そして人間として自分がどう生きたいのか学んで…ふたりと1匹に幸あれ!ですね。
絵もよかったし設定も面白い。
ただ、淡々と進む感じや劇的なお互いの傷とか
トラウマが描かれていなくて
ドラマチックさは無いかな?
続きで後付け設定でもいいから
色々見れたら面白いのにな〜と思う。