後宮の「胡蝶」と「ドブネズミ」がある日突然入れ替わり…!?
殿下の妃候補である雛女・玲琳(れいりん)。
彼女は病弱でありながら、才色兼備で人柄もよく「殿下の胡蝶」と皆から羨望の眼差しを浴びていた。
それに対し、同じく殿下の妃候補である雛女・慧月(けいげつ)。
彼女は無能無才で弱いものを虐げるなど、「雛宮のドブネズミ」と皆から軽蔑の目を向けられていた。
そんなある日、玲琳の人望や才能を妬む慧月の陰謀で2人の体が入れ替わってしまい…?
正反対の彼女たちは、今までとは真逆の生活を送ることになるのでした。
この作品の魅力は、なんといっても玲琳の鋼のメンタルです。
可憐で触れると壊れてしまいそうなくらいか弱い彼女ですが、その見た目からは想像できない程の逞しさと強さを兼ね備えています。
入れ替わり後、彼女は慧月の身体を嘆くことなく、逆に健康な身体を手に入れた嬉しさを爆発させるのです。
ボロボロの小屋で庭仕事に励み、念願の芋揚げを頬ばる姿が非常に印象的です。
突如として性格が変わった彼女の様子に、周囲もだんだんと違和感を覚え始めます。
入れ替わった事実は口外できないようですが、果たして今後入れ替わりに気が付く人物が現れるのでしょうか。
今後の彼女たちから目が離せません!
感情タグBEST3
匿名
いつも面白い
今回も楽しませていただきました。
ありがとうございました。
登場人物が自分の気持ちにまっすぐで、読んでいて気持ちがいいです。
そして笑えるところが盛りだくさん。
次回も楽しみです。
動機の核心?
皇后さま、男勝りだったのですね。心意気がすごいなぁ。
翻って慧月(玲琳)の元に通う冬雪さん、もう振り切ってますね~。押しかけられる莉莉がかわいそうですが、笑ってしまえます。
冬雪の
執着と言えるほどの主人への愛が笑ってしまうほど濃いですね。それなのに中身が変わっているという事に気が付くのに時間がかかったことが分かった時は自分がさぞかし情けない気持ちでいっぱいだっただろうなと思う。みんなに愛される主人公がこのどろどろとした人間関係を救ってくれるといいのに。と話が進んでいくごとに願っています。
先が気になりますね
事実を知っている人たちはもちろん、人たらし(笑)のレイリンを好きになっていく様はおもしろい。逆境をものともせず、ポジティブ変換できる性格は羨ましいなぁ。
皇后にまで?
呪いか!?
慧月は玲琳の体調不良が、呪いだと見破ったが、今は自分が玲琳でそのままだと自分が死ぬ事に?
始めは慧月の事嫌いだったが、今は嫌いになれない。玲琳よ慧月を助けておくれ・・(ToT)
そんで、皇后は大丈夫なのか?
爽快です。
転生モノとはまた違い、入れ替わりなのですが、テンポがよく爽快です。
やり込められて、解決するまで悶々とするお話が多いと思いますが、主人公が逞しく、気持ちよく読めます。
まだまだ陰謀、策略あるのかもしれませんが、是非とも長引かせず、ギャグも折り込みつつ、このままバッタバッタと乗り越えて行くといいなぁ、と思います。
サクサクッと、全巻購入して、新刊待ちしております。