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2巻も面白かったー‼︎あっという間に読破。どの話も良かったけど、美月の話がほっこりした。いつか梓とまた仲良しに戻れそうな感じもする。3巻への伏線もしっかり描かれてて、次も楽しみ。
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1巻に引き続き、2巻も面白かった!
本当に、人の内面を描くのが上手だなぁと思いながら読んでた。あ〜こういう人いるよな〜って共感するところもあれば、私もこういうこと人にしてたかも…と反省するところもあって、毎回新しい発見がある。
最後の美月の話が個人的にとてもよくて、
梓の時点での話を読んだ時はただ単に嫌な子やな〜としか思ってなかったけど、自分が正しいと思ってたことも他の人にとっては…っていう話はよくあるし、案外自分では気づけないことだと思う。
やったことはよくないことだったけれど、反省できて、いい友達ができて良かった。
志摩のお母さんの台詞がとても素敵だったのでメモ。こんなお母さん欲しいなあ
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3つの短編集。
特に最後の三月ちゃんと栗原さんの話が感動的で泣きそうになった。
大事な人の失敗は一緒に乗り越えなきゃ。
栗原さんの心の綺麗さは素晴らしい。
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安定の作品。
第2巻ならではの良さが光ってイイ。
作中にある出来事や悩みって、誰にでも起こることだしシビア。
だから、どこか「あ~、わかる。この気持ち」って共感しやすいのではないか。
意見が違っても、今後その人と付き合っていく(友達関係、家族関係、恋愛関係すべてのケースにおいて)のならば、相手の気持ちを尊重していくのは必要不可欠。
自分の考えを押し付けるのは、ナンセンス。
だからといって、自分の考えを相手に合わせて押し殺す必要もない。
自分の心、自分自身をしっかり守って自分自身を認める、そして相手自身も認める。
この心って、すごく重要だなと気づかされました。
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失恋をして居心地の悪さに高校をサボった詩乃は突然綺麗になった祖母と意外なところで出くわし、自分を退屈な男だと思っているバイト店員・廣瀬太郎の日常はキラキラ美少女のおかげで崩れ始め、親友と別離した美月は風変わりなクラスメイトと話すことで辛い現実を踏み越えて一歩踏み出していく。そのきっかけとなるのはいつもコンビニ「テンダネス門司港こがね村店」。今日も名物店長と個性的な客たちが心温まる物語を紡いでいく。
太郎は、樹恵流ちゃんとくっつかいないのかな。くっついたら絶対大切にしてくれるし、いい彼氏になると思うんだけどな。もうお兄さんたちにも好かれてて、問題ないし(笑)
というわけで、1巻ではスポットの当たらなかったバイト定員太郎の話が特に好きでした。あの兄妹にまんべんなく絡まれて、一緒にご飯食べてられる時点でもう十分個性的だと思うんだけどな、太郎(笑)
またぜひ出てきて欲しいですね。最後に魔性の女に会ってたけど。ツギと何があったのか気になるところ。
そして美月ちゃん、覚えてますよー!
しっかり2巻で報いを受けてて、でもそこで終わらせないところがこの物語のいいところ。新たに志摩ちゃんという濃いキャラが出てきて、いい意味で彼女と一緒にいたら変われると思いました。すでに過去を反省して成長し始めているし。今後もし梓や塾の先生に再会したら、ちゃんと謝る気がします。
この二人はこの二人で仲良く過ごしてほしい。ぜひテンダネスで!
これで志摩と一緒に美月もなんでも野郎でインターンシップしてたら面白いな(笑)
最後に魔性の女も出て不穏な終わり方でしたが、次巻も楽しみです。
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ただただ楽しい。
その2を読みながら、これドラマや映画になったら誰が演じるんだろう?と頭の中をグルグル。演じる方もプレッシャー感じるだろうしね。フェロモンだだもれの男優って誰?できれば本当に兄弟がそのまま兄弟を演じる方がいいし……3巻を読み終えるまでに私なりの結論を出すとするか……(笑)。
コンビニ兄弟2巻では、相変わらずテンダネスを門司港こがね村店を中心にそれぞれの生活が描かれています。
ツギとミツの妹ジュエルもレギュラー入りし、ますます人間関係の輪が広がります。
1巻でコンビニスイーツ大好き女子学生の梓と決別した美月のその後が描かれていて嬉しくなりました。
不思議な魅力あふれる男ツギの過去に関係ある怪しげな女が現れ、3巻が楽しみです。
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益々面白さが増した。連作短編集だから、それぞれのキャラ達がどうなるのか気になって仕方なくて読む手が止まらない。クィーンの失脚は、心が痛かったど、こういう苦い経験をして成長するんですよね。苦い経験は後で必ず活きる。早く3が読みたくなりました。
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前作で、この子はどうしたもんかねぇ、と思っていた美月ちゃんが登場し、これがとても良かった。
正論というナイフを振りかざし周りを容赦なく傷付けているくせに自分が傷付いた顔をする人。気付くにはやはり経験するしかないんだろうなと思った。ごく身近にこんなタイプの人が居るので、美月ちゃんの変化には胸のすく思いすらあった。好きでもない男性からの交際の申し込みを断れたのはエライ。
美月ちゃんは変化の一歩を踏み出せたが、一方詩乃の両親はさてどうなるか。小説なのだから理想的な場所へ着地して欲しいが、まずは母親から変わってほしい。父親の独りよがりな亭主関白は、母親が増長させたようなもので、それも結局は夫婦関係の面倒臭さが全てに思う。その気持ちはとてもよく分かる。だからこそこの夫婦の成長と変化が続きとして読みたくなった。
エピローグの不穏な空気を読む限り、自作はこの夫婦の登場する余裕はなさそうではあるが。だとしても次が楽しみである。
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シリーズ第二弾。
自分の過ちに気づき前に進んでいく、今回も熱いメッセージをもらった気がしました。
店長の出番が少なかったけど、これぐらいがいいかもしれません笑
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205ページ
550円
4月16日〜4月16日
失恋をして居心地の悪さに高校をサボった詩乃は、突然きれいになった祖母と意外な所で出会う。バイト店員太郎は、自分のことを退屈な男だと思っているのに、キラキラ美少女かその日常を乱し始める。親友と別離した美月は、辛い現実を超えて新たな一歩を踏み出していく。大切な想いをささやかにつなぐ場所、名物店長と個性的な客たちが集う小さなコンビニの心温まる物語。
相変わらずの店長の周りで起きる心温まるストーリーの数々。妹、樹恵琉に気に入られている太郎の物語の今後が気になる。店長に恋したおばあちゃんも。
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今回も、フェロ店長のいるコンビニを舞台にあたたかくて優しくなれる話だった。
どの話にも、ちょっと素敵な言葉が出てきていた。
第一話では、祖母が失恋したけど、クラスの中で毅然とした態度で頑張ってきた孫に対して言う言葉、『自分の大事な部分は自分で守り通さなきゃいけないってこと、ひとは分からなくなるもんさ。誰かに蹂躙されても仕方ないと諦めてしまう人だっている。あたしもそうさ。自分の大事な部分を守るのは我儘じゃないのかと、いい妻じゃないんじゃないかとか、そういう馬鹿なことを考えて安く扱わせてしまったことがあるんよ。いまでも後悔しとることもある。でも、詩乃はその年で、守る術を知っとる。偉いねえ』
第二話では、やりたいことが見つからないという太郎や樹恵琉へのツギの言葉、『遠回りのもどかしさや足踏みしてたときの焦燥感。そういうもんを知らねえと、手に入れたもののありがたみが分からなくなるってこともある。当たり前だと思うと、ちゃんと大事にできなかったりもする。望んで望んで手に入れたものは、すげえキラキラ輝くもんだ』
第三話では、「自分のことを知ればきっと呆れてしまう」と言う美月への志摩の言葉、『呆れるって、知ってるつもりだったひとが使う言葉なんだって。知ってるつもりなだけで本質を分かってないひとが、思い込みでそのひとを見ていたひとが、その言葉を使うんだって。そんな人だったなんて呆れちゃう、って。本当にそのひとを見て、知っているひとは言わない。そんな言葉でそのひとの行動を終わらせないもんだって』
ちょっとグッとくる。
エピローグを読んで、次が楽しみです
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今回は若者?たちの人間関係の悩み達にフォーカス。前回から持ち越しの案件も。
店長の魅力がまだわからない、っていう設定もジワる。
門司港っていう場所もなんかイイ。
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名物店長と彼を取り巻く人達の心温まるシリーズの第2作。3篇からなる連作短編集。サクサクと読め、そして感動もあり。
『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞(2021)を受賞した町田さんのライトノベルです。2024年3月には映画「52ヘルツのクジラたち」が公開されます。
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1巻が面白くてほっこりで、2巻も同じくらいじんわり温かく読み進めたよ〜。美月の話の最後で電車です泣きそうになった。登場人物みんな集まったらみんな知り合いの知り合いの知り合いとかよな。
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今回は誰かを好きなることの素敵さ、キラキラ感、わくわく感を感じた。私も新たな友達や推しなどを作りたい〜とひしひしと思ってしまった。安定の面白さも継続中。コンビニに行きたいなぁ。
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前作から繋がる登場人物で思い出しながら読み進めた。登場する人それぞれに思いがあり人生があることを思い知らされる。見方を変えるとまったく違う物語になったりする。高校生の友人関係、ヒエラルキーは今や自分には忘れつつあるけれど今回少し思い出した気がする。それにしてもこのコンビニに集まる人の温かさにほっこりする。門司港にも行ってみたくなる。
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コンビニを中心に様々な人の人生が変化していく物語。コンビニに不思議な力があるわけではないが、コンビニに、集まる人にたくさんの魅力があって、その価値観の関わりが面白さだと思う。
登場人物1人1人にその人の歴史があり、毎回違う視点で同じコンビニを見る感覚にのめり込んでしまいます。
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コンビニ兄弟2
今回もキャラの濃いお客様方。
第一話『恋の考察をグランマと』
祖母、両親と暮らす女子高生の詩乃。
父は典型的な亭主関白。母は父の顔色ばかり伺ってて、娘にもご機嫌取りを強要してくる。祖母はある日突然イメチェン。好きな人が出来て人生を謳歌するように。
中学からの彼にアッサリ捨てられた詩乃がおばぁちゃんと仲良くなって、慰められる話。詩乃もおばぁちゃんも可愛かった。
第三話『クイーンの失脚』
一巻の『メランコリックないちごパフェ』の美月が主人公。良かった。
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1巻に引き続き良かった。サブキャラだと思ってた登場人物にも視点をあてて、どんどん頭の中で世界感が広がっていく感じ。3巻までで完結するのかな?次も読んで見たくなる。
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2も面白かった!!1よりもサラッと読めて登場人物との繋がりも更に深まった感じ。
大事なところでツギさん登場!
様々な人間模様をドラマ化したら面白いだろな。
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それぞれの問題を上手に乗り越えてゆくストーリーが好きです。一巻の美月が今回は気付き変わっていく話しもよかった。登場人物が皆んな素敵なのも良い。
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今回は高校生、大学生の若い子たちがメインのお話だった。今は核家族が多くなり、祖父・祖母と同居することも少ないし、親が離婚していることも増えて、小さな単位しか知らないで生きていくことが増えているのかなと思う。
家族や同級生、同僚以外の関係に、顔を合わせて付き合うことって、頑張らないと中々ない。このコンビニに関わる人たちは、そんな赤の他人を心配したり気遣ったりして、悩んでることに手を差し伸べてくれる。特別なことでもなんでもなくて、当たり前にしてくれることが、恩着せがましくなくて救われるんだろうか。この世界に自分がいてもいなくても変わらないと思っているところに、当然のように必要だと言ってくれる人が一人でもいたら、生きていけるんだろうなぁ。
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2巻も面白かった!設定ほどストーリーは奇抜でなくてオーソドックスとも言えるけど、だからこそシンプルに響く。人との関わりや日常が素敵だと思える良作。
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癖のあるコンビニ兄妹と周りの人を描いた短編集。面白くなくはないんだけど、人に勧められるほど面白くはないのが本音。こんなコンビニがあったらいいなあと思うものの、現実離れしすぎてるかな。マカンマランの店主のイメージなのよね。
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相変わらずの温かさに、ほっとします。
自分で気が付かず、相手を傷つけたり
傲慢になったり。
いろいろな事があるけれど、
気付いた時に、反省し、やり直そうとがんばる
それを一緒に乗り越えてくれる人がいれば、
人は変わっていける。
コンビニ店長や温かい周りの人達が
ゆるがずかわらない大きな心で見守る感じが
素敵で安心します。
最後また次に続く感じが気になる〜。
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続編になるとストーリーの背景の理解が不要で、新たな登場人物達の動きに没頭できますね。コンビニ・テンダネス門司港こがね村店と兄弟達は健在。
今回は高校生、大学生といった若い世代が中心のお話。まあ、おばあちゃんの再生も絡んでいたけれど。
前作で中学生として登場していた女の子が高校生になり、どうにもやるせない環境で成長していく。この辺りの心の動きの描写が町田さんの凄いところだと思います。
何だか最近の若者は大変だなあ〜と思ってしまいました。特に高校時代に本作のような微妙な友人関係、いじめの構図、そういったことを全く経験してきませんでした。なので、改めて(現在の?)中高大学生たちの心情に触れることが新鮮です。そしてある種の怒りの感情まで出てきてしまう。(自分が登場人物の立場であれば、アンガーマネジメントが必要?)そのように思わせてくれる町田さんの筆致が素晴らしい。
ただ、私は学園もの、それに近いストーリーが苦手です。ストーリーとして理解し、感情移入もできるのだけれど、自分の経験と重なるところがないんですね。もう環境が大きく変わってきてしまった。
Posted by ブクログ
だいぶ恋愛色が強まった感じがする。普段から人の恋愛事情には興味がないのだが、高校生の揺れ動く感情は、傍から見てると面白い。
恋愛色の強くない最後の短編「クイーンの失脚」が気に入った。
前作で梓と喧嘩別れしてしまった美月が主人公で、彼女のことがちょっと気になっていた身としては、その後のことを書いてもらえて有り難い。
梓が美月に言った「自分がした行いは倍になって自分に返ってくる」という言葉もきっちり実現されており、何だか可哀想に思えてくる。
しかし、美月は腐らずに自らの過ちを認めることができた。偉いと思う。まあ、志摩の助けがなければできなかったかもしれないが。
梓と友だちに戻れる日も近いのではないかと勝手に思っている。
大切な人の失敗は一緒に乗り越えなきゃ。
この言葉がすっと出てくる人になりたい。
Posted by ブクログ
コンビニ兄弟の続編だけど、いろんな人がコンビニを取り巻きながら前を向けるような構成が面白く微笑ましく感じる。特に美月が成長して行く姿や心の変化をとても分かりやすい言葉で表現してあり。町田そのこさんの魅力がいっぱい詰まった一冊でした。