【感想・ネタバレ】家康(六) 小牧・長久手の戦いのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

徳川軍の強さ、秀吉の執念、大正大地震による衝突の回避などが印象に残る。終始、家康の信長へのブレない忠義、それに基づく秀吉への対抗が本巻の通奏するテーマである。

0
2023年09月30日

Posted by ブクログ

第6巻は、引き続き本能寺の変の真相について、当時の日記とか家譜を傍証しつつ、詳述される(興味のある読者はぜひ)。
安部版家康6巻を通じての特徴は、母親於大の方との愛憎半ばの関係と、相思相愛ともいえるお市の方への恋慕という、家康の人間的側面が縦糸として、描かれていることだ。
何人もの側室がいても、幼馴染で信長の妹だったお市は、家康にとって特別な存在で、正室に迎える約束もあり、信長も認めていたとか。ここら辺は、小説上の創作であろうが・・・
柴田勝家の正室となっていたお市の方が、秀吉によって討ち死にされたことにより、家康は秀吉との戦いを決意することになる。
さらに、織田家を立てようとする家康に対し、謀略家の本多正信が「いっそ殿が、天下人を目ざされたらどうでしょうか」と、けしかける。
この小牧・長久手の戦いに勝利するところで、6巻が終わり、「信長編」が完となっている。この後まだまだ安部版家康は続くのだろう。

0
2021年03月02日

Posted by ブクログ

第6巻は本能寺の変ののち信長に代わり天下を狙う秀吉を家康が敵視し、小牧長久手の戦いで秀吉に勝利するまでが描かれている。
安倍龍太郎の家康はこれまでの伝記とは異なり、ポルトガル・スペインの情勢を念頭に世界の中でいかに日本を外国の脅威から守り、厭離穢土極楽浄土の家康の初心を貫き通すかに主眼を置いている所が特筆に値する。
「家康」は第六巻にて一旦完結となっているが、早く続きが執筆され刊行されることを望む。

0
2021年03月02日

「小説」ランキング