感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
映画を初めて見て、違和感を感じてしまったので原作を読んでみたら、とても好みだった。そう!ホリーは永遠に手に入らないひと、掴めない自由さ!
それを悲しく思ったり淋しく思ったり切なく思ったりするのも、きっと凝り固まってるの 人の幸せなんて決められないのに 自由ってわるいこと?
なんだか、映画では「間違った考えを目覚めさせる物語」「ほらこれが愛だ、幸せだろう」ってのが押し付けられた感じがして。私の中のホリーが一瞬でホリーじゃなくなっちゃった。別の作品だと思って愛することにする
原作の中の「私」は「安住の地」に惹かれ、ホリーにもそういう場所ができるようにって願ってたけど、
自分はどうしてもホリー的立場に立ってしまうので何となく嫌だった。凝り固まってる。世間一般の考えっていうのかな おしつけてこないで
ホリーは自由な旅人なの 儀式的に一生一緒にいる誰かを決めて、優しさと暖かさと変わらない日常に拘束されて、その地に永遠に立ち止まるなんてつまらないし絶対イヤ 言い方悪いけど、心の底から
私が幼いから?
ホリーが捨てた猫は、最終的にその後他の人に拾われて、暖かそうな部屋で飼われてた ホリーとは対照的で、きっと彼女はこうなりたくないと思っているのではないかと感じる わたしもなりたくない
個人的に龍口さんの後書きも好きだった
Posted by ブクログ
映画を先に見てしまったけど小説版の結末のが好みだと思った
こういう人間は思い出のままでいてくれるのが1番なのかも
『クリスマスの思い出』が1番好き ケーキ作りの描写がいい
Posted by ブクログ
プレミアムカバーで、ティファニー色のカバーに変更されていたのがあまりにも可愛くてつい購入。
映画は以前にテレビでやっているのを断片的に見た程度だけど、小説はオードリーヘップバーンのイメージとは異なるので驚いた。どちらかと言うと、マリリンモンローのイメージ。
「ティファニーに入ると落ち着く。」
最初読んだ時はピンと来なかったけど、
ティファニーは資本主義、アメリカの象徴。
自分が自由でいられるからかな。
あの時代の雰囲気が分かっていないと、
うまく読み取れないけど、
あの時代には今より女性の自由への渇望があって、
もっと自由に生きて良いんだと思わせてくれるのがティファニーだったのかな。
最後まで自由に生きたホリーは幸せなのか。
少し苦しそうな気もした。
Posted by ブクログ
あまり外国の本を読むのが得意でない私でも読み切れた。
表題作の「ティファニーで朝食を」に加え、3つの短いお話が収録された本。
1番印象に残ったのは表題作の「ティファニーで朝食を」。
一昔前の外国って感じが溢れてて、新鮮な気持ちになった。
セリフ部分が特に、日本以外の国特有の言葉遣いで、翻訳した村上春樹もさすがだな、と思った。
ただやはり横文字が多く、人の名前を覚えるのに少し苦労した。