ティファニーで朝食を(新潮文庫)

ティファニーで朝食を(新潮文庫)

第二次大戦下のニューヨークで、居並ぶセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった……。表題作ほか、端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、清新な新訳でおくる。

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ティファニーで朝食を(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月11日

    村上春樹の流れるような文章とトルーマン・カポーティのマッチングが素晴らしい。
    クリスマスの思い出入ってたの知らなかった。

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    Posted by ブクログ 2023年12月10日

    ちょっと前に読んで、ブッククラブの7番目の男に献上してからしばらく経って再読の1冊。

    表題作しか読んでなくて、あとに続く短編がこんなにすごいなんて聞いてない。
    ティファニーはもうオードリーヘップバーンの映画のイメージが先行しちゃってるけど、主人公のホリー・ゴライトリーはもっとめちゃくちゃな女で自由...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月10日

    オードリー・ヘップバーンがホリー役を演じる映画の方は観たことがなかったが、確かに彼女は小説版のホリーのような汚さやふしだらさ、危うさが感じられる人ではない。もしも映画をリメイクする際はホリー役をマーゴット・ロビーに演じて欲しいと思うのは私だけだろうか。(マーゴット・ロビー好きの一意見)
    この...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月08日

    昔観た映画のヘプバーンの印象が強いけど、それはさておき自由奔放なホリーが魅力的。性的なやらしさを全く感じないのは何故か。
    表題含む4篇がおさめられている。どれも軽やかでテンポの良いストーリーだが、少し哀愁が漂う。カポーティの他作品を読んでみたい。

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    Posted by ブクログ 2023年09月24日

    やぁっと読めた。

    近くにいたら関わり合いになりたくないタイプのイケすかないオンナ。こういうのが好きね、オトコは。
    だけど、小説になれば魅力が光る。
    弱音を見せない彼女が心をさらけ出せる人にいつか出会えますように。

    再読9/20/23

    短編も面白かった。
    『ダイアモンドのギター』は『ショーシャン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    言わずと知れた名作である表題中編をはじめ、カポーティの描くまばゆいイノセンスがふんだんに詰まった4編の中短編集。

    表題作については、私の狭い読書経験ではあるが、世界屈指の恋愛小説であり、世界一の失恋小説だと思っている。
    その他の小説も珠玉であるが、その中でも特に「クリスマスの思い出」はカポーティの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    うだつが上がらない作家志望の僕目線だから、ホリーがとびきりキュートに映るのだろう。撫でてたら爪を立てて足軽に逃げてしまう猫のようだ。傷つきながらもこんなに自分の思うままにできるだろうか。どの肩書きにも枠組みにも染まらないホリーであるとことは、あと2ヶ月で19歳になる彼女がもつ、ひとときの瑞々しさがも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月11日

    4.8

    表題の『ティファニー』はポールオースター『偶然の音楽』を読んだ時以来の感動があった ストーリーはもちろん上手くまとまった都会的で洗練された素晴らしいものだし、なんと言っても文体が、その言語感覚がちょっと普通じゃ考えられないくらい優れている 僕の冷静であって内に籠った情熱みたいなものに不思議...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    「ティファニーで朝食を」映画を観てなかったから小説を先に読んでよかった。ホリーという複雑なキャラをほぼ会話だけでここまで描けたのは、やはりカポーティという天才しか出来ないことだと強く感じた。読んでるうちにマリリン・モンローが浮かんできて、映画もモンローが演じたらよかったと思った。凄い作品なので強くお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月01日

    映画しか観ていなかったら、ヒロインがオードリー・ヘップバーンで想像するようなものとは全く異なるので、最初はびっくりするかと思います。原作は自由でありつづけようとする人間を描こうとし、映画は原作の持つおとぎ話的な面を美しく映像化したものではないかと思います。どちらも古典となるくらいに大成功しているわけ...続きを読む

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