感情タグBEST3
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こちまで和紙への思いが強まっていく。
墨流しいいなあ。
ラストではついにコロナ禍に突入。
多分いい方に話は展開するとは思うが、ますます目が離せなくなってくる。
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さらっと閉館イベして終わるんだろうな、と思ってたらなんと!未知の感染症流行!ぐっと引き込まれました。つらい思いしている人を助けてくれる本だと思います
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今回は、記念館の物語というより、和紙が作成されるまでの工程や、加工の深掘り、という印象。
なんとなく想像出来て面白かったし、読後改めて動画や画像で見てみた。
まさに手仕事。
どうしても想像出来なかった「西本願寺三十六人家集」を画像検索で見てみると、成程、圧巻の美。
これが全て手作業とは。しかも時は平安時代。
素晴らしい。
岡本さんの、自然をそのまま写し取ったような、という墨流しも見てみたい。
ラストはいきなり現実とリンクして、不安に駆られた。
どうなってしまうんだろう。
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紙は奥深いっ!!今回はサークルのメンバーと小川町へ紙漉き体験に。墨流しのところでは民藝も出てきてテンションが上がる。物語ペーパーも見てみたいし、『東京散歩』も読んでみたいな。
記念館の閉館がコロナ禍の後ろに隠れていたなんて。何年後かに読み返したら、懐かしく感じるだろうな。
閉館後の記念館の続きを知りたい。
読み応えある巻でした
紙屋ふじさき記念館にもコロナの影響が押し寄せる展開、小説で現実世界にリンクってのも寂しいものが。どういう続きになっていくのが注目ですね。
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大好きなシリーズで、新しい話を読む度に、ものづくりや紙の良さを感じます。この作品はその当時の様子であったり、町の様子がきれいに丁寧に描写されていて、読むと頭の中にその風景が広がっていくのが素敵だなと思います。その場所に行ってみたくなるし、紙漉きや墨流しをやってみたくなりました。今まで知らなかったことを小説を通して知り、興味を持ち、世界が広がっていくのは、本の魅力だと改めて感じました。
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この本を読んでいる最中に東京藝術大学美術館の特別展「日本美術をひも解く~皇室、美の玉手箱」に行きました。法華経や和漢朗詠集の料紙が美しくて、これまでの自分だったらこんな視点で見ていなかったと思うので奇跡的なタイミングでの出逢いでした。素晴らしかった。
物語はますます深い造詣へと。奥の深い和紙の世界。しかし物語の中でもコロナ禍になり、記念館とお別れらしいお別れもできず、閉館後の行く末はどうなるのか不安でいっぱいです。
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このシリーズも長くなってきたと思っていたら、百花が記念館に来てからまだ一年少しらしい。
埼玉県に和紙に関する施設があるなんて知らなかった。紙漉き体験は楽しそう。実在する建物なので、検索しながら雰囲気を楽しむ。
閉園までのワークショップの準備を進めて、後は次作かと思ってたら、まさかのコロナ!ここでコロナ⁉︎この後どうなるんだろうか。
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シリーズ第四作の「故郷の色 海の色」を入手できず、先にこちらを読む。
記念館はどうやら閉館することが決まったらしい。
この巻では、小冊子研究会で小川町に紙すきを見学に行くところから始まる。
そこで出会った指導員の岡本さんは、本職は料紙を作る職人さんで、墨流しの技術を持つ。
そんな縁で、墨流しを使った文箱を、最後のワークショップで作ることに決まる。
ところが、新型コロナウィルスが流行し始め、紙を扱う藤崎産業にも大きな影響が出始める。
小冊子研究会のメンバーたちの遠足の様子は、読むのは楽しいが、莉子以外、正直もはや誰が誰だか…。
しかも、菓子屋横町月光荘のシリーズとの混線してきたし。
今回は料紙のことが取り上げられ、書道のことも出てきた。
次の巻にもこの話続くのかしら?
なんとなく、次の巻あたりで最終巻になるのでは、という気がしているが。
小川町での楮かしきの様子が興味深い。
そして江戸から戦時中までの、小川町の紙づくりの歴史も詳しく知ることができた。
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かなり専門的情報が増えてきて、なんどふりがなを見ていても覚えられない。
何度も「もうすぐ閉館」という言葉が出てきて、どのように閉館するのかと思いきや…
百花さんは、残念で不安でしょうね。
ワークショップや百花の体験すること、見てみたい!と気になります。
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ものづくり、手仕事の奥深い魅力がますます伝わってきますね。
ただ・・・物語にまで反映させることはないじゃないかって思ってしまったのも事実。これを好機に変えるアイデア・展開が準備されているんだろうとポジティブに捉えて次作を待とう。
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ここでも民藝運動に出会えて嬉しい
関連本に出会えて行く楽しさ
柳宗悦 芹沢銈介 手仕事は心の仕事
布染色でやってみたいのは板締めなんだけど
和紙の世界にもあるとは!確かにありそう いいよね(^^)
「西本願寺本三十六人家集」って国宝展にあったかも?書は分かんない世界だったけど美しい筆跡が興味深かった
書かれている和紙に関わった手仕事まで想像できなかった
ちょっと悔しい
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シリーズの5作目。
第一話 ぴっかり千両
第二話 墨流しと民藝
第三話 春霞の小箱
ふじさき記念館も残すところ半年ほどで閉館する。
そんな中、百花は夏休みにサークル遠足として東秩父へ和紙の紙漉き体験へと出かける。
古い町並みや趣きある鄙びた雰囲気を存分に楽しみながらも滲み出る歴史の厚み、時の流れの儚さを思い貴重な体験をする。
体験して得るものは、価値があり何ものにも代え難い貴重なものとして残るだろう。
この中で、「西本願寺本三十六人家集」を知る。
三十六歌仙の和歌を集めた装飾写本であり国宝だと。
歌を読み学ぶためのものであり、美しい筆跡を味わう。
初めて知り得ることが多くて勉強になる。
墨流し、これは水と墨と風だけで作り出す。
人間には作り出せない世界であり、一回だけの形。
いろいろな体験をすることにより、ふじさき記念館でのワークショップに活かすことができ、閉館へと向けて準備も順調に進んでいくのだが、年が明けてから世の中の雰囲気が変わってきつつあった。
2月まではなんとかワークショップもできたが、3月にはとうとう中止となる。
そして、先の見通しのないまま、閉館セレモニーもなく、記念館の最終日を静かに終えるのだった。
ラストが、寂しいのだが今回もものづくりをしている人たちの姿、ものに宿った手の跡に心惹かれる。
伝え続けることの難しさもあるが、けっして無くしてはならないものだと気づかせてくれた。
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東秩父村の和紙の里に行ったことがあるので、思い出しながら楽しく読み始めた。百花の成長を感じ、閉館からどのような進展がと思いきやのラスト。読者にも伝わる悔しさと不安。
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[1]墨流し、物語ペーパーの書籍化、和紙体験、閉館に向けた記念イベント。
[2]ああ、新型コロナを絡めてくるのかぁと。ストーリーの中としてはマイナスでもなくちょうどいい加減のインターバルを取れるかもしれへんなあ。
[3]いずれ記念館は川越に移転するんじゃないかと(おそらくは誰もが)思っているやろうけどそういう方向に流れていってるかも。
【第一話 ぴっかり千両】小川町の和紙体験学習センターと東秩父和紙の里への遠足。新たな人脈小川町の和紙体験学習センター出身で襖紙の工房に勤めつつ料紙を作っている岡本さん。
【第二話 墨流しと民藝】岡本さんがやってきて料紙談義の後百花がよくわからなかった墨流しを実演してくれた。ぼくらの世代やったら? 子どもでもわりと普通に遊んでた技術なんやけど。/吉野雪彦ファンだというライターの浜本との話で物語ペーパー各章ごとでも全文を出版する話が浮かび上がりどうせなら和紙で活版でとなり三日月堂に挨拶に行く百花と藤崎。
【第三話 春霞の小箱】記念館閉館に向けたイベントや企画をこなしていく百花や藤崎。実績づくりの甲斐あって記念館で行っていたワークショップは本社の会議室で続けられることになった。所属は書籍用紙を扱う第二営業部の和紙部門となった。/岡本から連絡を受けて楮かしき(かすかしき)体験をすることになったら薫子さんと秘書の朝子さんとついでに藤崎の母、有名声楽家のめぐみまでついてくることになった。偶然、弓子と天野も参加していて女子会が始まる。/最後の二か月続きのワークショップ「春霞の小箱」。しかし新型コロナの足音が近づいてきていた。
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最初に4作目を読んだので、ようやくその続きの5作目。今回は和紙の世界にどっぷりと。小川町は通ったことあるけど、見どころもあるんだ。そして最後に現実とリンクの2020年3月・・・
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記念館閉館に向かっての怒涛の展開。それから小川町あたりの和紙の歴史を振り返り、墨流しの技法を教わり…と進み、いざ最後のワークショップってところで作中にもウィルスの影響が…。そういうの無い世界観なのかなと思ってずっと読んできたけど急に現実味が出てきた展開に驚きです。
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【収録作品】ぴっかり千両/墨流しと民藝/春霞の小箱
三日月堂とのつながりもより深まって……と思った矢先の新型コロナ騒動。現実にもリンクして……逃げずに書くんだな。どんな状況でも、人は生き続けるしかない。
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「紙屋ふじさき記念館」、その5。
和紙と活版印刷…とつながって、「物語ペーパー」に使われた百花の亡き父・吉野雪彦の著作を復刻した小冊子を刊行するという話がもちあがる。
また、紙そのものが芸術作品になろうかという、墨流しの技法を使った料紙との出会いから、閉館する記念館の最後の企画は料紙を使った文箱を作るワークショップと決まったのだが…
だんだん、失われつつある手作業や伝統技法の解説が多くなり、百花の研究レポートのようになってきたような…
その上、突然、リアル世界の新型コロナウィルス感染が物語世界に入り込んできたことにびっくり。
もちろん、コロナ禍で人々の生活様式も価値観も大きく揺さぶられたことは間違いないんだけれど…
ここまではっきりとリアル時間が百花の大学三年生と特定されたら、この先の物語も現実世界の実像を反映させて進まなくてはならなくなりそうで、何となく違和感が残った幕切れだった。
この先の世界の変動、例えば為替変動や他国の戦争も、物語に入れますか?この物語の伝えたいことって、そこですか?という…
そして、例によって蛇足ですが、表紙のイラストが気になって気になって…
百花の体のねじれ方もすごいが、腿裏まで届くような長〜いショルダーバッグと、いつも三揃スーツの御曹司の、レギパンのようなピッチリしたパンツ。ううう…誰も気にならないのかしら…
さらに個人的には、ご贔屓の登場人物、文字箱の綿貫さんの再登場希望。
Posted by ブクログ
和紙の里、小川町に行ってみたくなりました。
時代に合わせて描かれているため、ここにきて感染症のお話が。。百花の「理不尽」という言葉に強く共感しました。次のお話で明るい未来が見えるといいなと思います。