感情タグBEST3
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最後まで付き合うしかない
新刊をちょくちょく買い足して読んでいたけどこれほどの作品になるとは思わなかった
今回で個人的な評価は2段階は上がった感じがする
近年だと読者が不快になるような主人公が辛い展開を描くことは難しくなっているが
これまでの日常や登場人物の描写、不穏な気配の積み重ねが
この巻の辛い、苦しい展開とその結末を読者に受け入れられるだけの説得力を持たせている
本編の引きと巻末の番外編に同じ相手を出して対比させたのも正直凄いと思いました。
正直番外編まで被せてくるとは思ってませんでした…油断したわ
今後の展開もこれまでの作者の実力から安易なざまぁ展開にはならないと思うので
最後までお付き合いくださいというメッセージを信じて新刊を楽しみに待つしかない
今回かなり辛い話だった…百隊長の影響で兵士さんがみんな変わっちゃったのも悲しいし…なによりシクラソさん…読んでて辛かった。あの環境でも耐え抜いたハルちゃんはどんなスキルを付与されてどんな隠された力があってこの先どうなるんだろって続きが凄く気になりました。
４巻の後書きで辛い展開になるなって書かれてたから幸せな話ではないだろうなとは思ったけど、、、ハルがチート能力使って解決しても亡くなってしまった人は戻ってこないし、どんなにふわふわ頭との思い出が素敵でもあの頃にはもう戻れない
ツラい！
おそらく、こうなってしまうのであろうかな…と。
最悪なことばかり思ってた。
だから、なかなか読めなかった。
でも、きっと。
大丈夫。
ハルは絶対大丈夫だし。
シクラソさんはちょっとしばらく身体大変だけど、心配しながらハルの帰りを待ってる。
きっと、そうだ。
そうだと思っていたかった。
フワフワ髪の彼も。
いなくなってしまった。
缶けりんぐしてた頃は楽しかった。
別れは寂しかったけど。
ガツンとやり返したところが見たい！
ハル、頑張って生きよう。
生きて、やり返してやろ！
6巻も楽しみにしてます！
Posted by ブクログ
ハルちゃんの過去と彼女の明るさに裏に秘められた悲しさが明らかになった5巻。
ポジティブ、アテンティブ、ポリティカル•コレクトレス。
そうすることでしか異世界を生きてこれなかったハルちゃん。それでも自分の生き方は自分で決めてきた自負があるところは本当にかっこよくて美しい。
シクラソさんの死の場面、受け止めきれないはずなのに、この異世界の送り方に則り笑顔を見せてみせたのが印象的でした。
最後の最悪なやりとりの後にふわふわ頭の番外編を持ってくるのはかなり切ない気持ちになった
Posted by ブクログ
当たってほしくなかった予想が当たり、
マダムも軍には逆らえず。
そんな状況の中でハルが「自分が交代する」と言える
その強さが眩しすぎる。
そして、やっと帰れると思ったのにハルが身代わりになると察して
「まだやれる、私が残るからハルちゃんは帰して」
と言えるシクラソさんも優しくて辛い。
交代するにしても、シクラソさんを一人で帰すのではなく
マダムやルペちゃんが迎えに来てくれていたら良かったのに。
慰問の体だったのに入れられるのが懲罰房なのも本当に人権意識のかけらも無いのだ。
これから起こるだろう事が平気なのじゃなくて寒気がするとハルが思っているのが辛い。
あたしちゃんとおうち帰れる？のコマも泣きたくなった。
シクラソさんが姉に重なるところもあったのだろうか。
それは援交とは違う。騙されて働かされてピンハネされていただけだ。
駄目だ、と思った時に親に言えただけハルちゃんはすごく偉い。
「異世界」は今回が初めてではなかったわけだ。
千葉が見ていたカースト上位の女の子は千葉が嫌いな努力でハルが必死で作り上げた姿だったのに。
人の価値なんて自分じゃどうしようもないところで決まる。そこでどうやって生きていくかは価値に関係なく自分で決めるしかない。
娼婦を見下しているにしても、本当に尊厳をわざわざ踏みにじるやり方をしてくるのが最低だ。
相手を助けようという気持ちを利用して、
それぞれが相手は無事帰ったと誤解したまま
酷い扱いい耐えてきた。
そして”丈夫”なハルが惜しいしつまらないし、
ぐったりしているシクラソさんは邪魔で
二度と近寄らないし連れて帰って、である。
まさかそれで死ぬことになるとは辛すぎた。
キヨリがいてくれても駄目だった。
でも、本当は異世界からハルが来ていると分かっている
キヨリが、
初めてハルを呼び捨てにして「こっちの世界ではそうする」と教えてくれたことに胸がしんとなる。
会えたのがキヨリだったことはせめてもの救いだったのかもしれない。
シクラソさんはこんな目に合わされても彼のことが好きで、結婚するつもりだったのか、本心ではないのか。
いずれにしても辛い。
スタンフォード監獄実験のような、
百隊長ひとりの影響であんなに感じが良かった人たちが
ここまで極悪非道なことができてしまうのか。
本編の最後の酷い台詞を聞いた後では、ふわふわ頭との番外編もひたすら辛い。
匿名
彼女の
原作未読です。
異世界召喚されたら普通の女性はひとつかふたつしか生きていく方法はないんじゃないかなあと常々思っていましたが、まさにその想像が作品になっていると知って、初めて読みました。
納得のいく内容だと思います 。
同時召喚された彼の能力とは別に彼女の力がわからないままでしたが、やっとその片鱗がわかってきた感じです。
それにしても…5巻は沙村先生の「ブラッドハーレーの馬車」を思い出しました。
興味のある方はぜひ一読を。
辛い
シクラソさん…辛い…何で女性というだけでこんな扱いをされるのか訳分からんし、未だに世界にはこんな環境があるのかもしれない。早くハルのチートっぷりが見たい。早くハルに幸が訪れますように。そして女性が大事に扱われますように。
シリーズ作品レビュー
