一人の少年の壮大な冒険が今始まる―――。
司書(カフナ)と呼ばれる仕事。それは誰もが本を読めるように大陸中の本を集め管理し、護る人のこと。
主人公は本が大好きだが、耳長と呼ばれ不当な扱いを受けてきた貧しい少年・シオ。ある日、魔術書を回収するためにシオのいる街に司書たちが訪れる。シオは司書の一人である風の魔術師・セドナと出会う。この出会いをきっかけにセドナと同じ司書を目指すシオの大冒険が始まる。
本作品の魅力は圧倒的な作画と引き込まれてしまうほどの物語の構成、世界観そして、主人公の周りに登場する個性的なキャラクターたちです。街並みの描写や服の飾りまで本当に精細に描かれており、度々出てくる見開きページの描写は思わず魅入ってしまうほどの迫力があります。いじめられっ子だったシオが司書を目指し、個性的なキャラクターたちと出会い成長していく姿にまるで自分が冒険しているかのようなワクワク感と感動を覚えました。
冒険ものやファンタジーが好きな人はもちろん、何か挑戦しようとしている人にぜひ手に取って読んでもらいたい作品です。
感情タグBEST3
シオ!カフナ達と別れた後からの話もわかって、差別にも負けない、そんな姿に感動しました!
何となく過去にどんなことがあって今のシオに対する差別があるかはわかった!これは読み応えがある!
やはり、大ゴマの使いが上手いな。
アルビノ双尾はどういう立ち位置になるんだろう?
試験にしろなんにしろ「通過点」というのはその通りで、通過する事を目標にしてしまうと、大方の奴はそこで止まる。止まって動き出せなかった奴は折れる。そこが通過点や一里塚なのが解っていればそもそも止まろうとは思わない。「目標...続きを読むは高く大きく持て」の真意はこの辺にあったりする。
シオは合格したらしんどいだろうなぁ。(^-^;
次巻へ進む。
Posted by ブクログ 2020年06月07日
少しでっかくなったシオの冒険が始まる!
うれしいのに涙が出るってなんてすてきなんだろうか。
ページをめくろう。自分を知り、知ってもらおう。冒険のはじまりだ!
1巻に引き続き、書き込みの細かさが際立っていました。
1巻がプロローグで、2巻から本格的に話が進んでいった感じですね。
現実的な話の中に非現実が紛れ込んでいて、読者を飽きさせません。
主人公のまっすぐな所も嫌味がなく、応援したくなります。
Posted by ブクログ 2019年06月09日
読んだ。
第1巻はまるまる1冊プロローグだったため、正直読みづらかった。情報量が多いのに物語は序盤というのが、しんどい。ついていけない読者は振り落とすスタイル。
さて2巻は物語がついに動き出し、場所もかわり非常に読み易くなった。というかめちゃくちゃ面白い。
2巻冒頭のエピソードにて、成長し...続きを読むた主人公が“どういった人物なのか”をしっかり伝えてくれる。人間性であったり、どういった能力を持っているかなど。
司書になるための受験への道程でうまいこと描くなあ。原作者が巧いのか。
あと本好きにとってはロマンでしかない、本屋街。わくわくする街。
本を被った鳥や、古本屋もトキメキ。
あと受験票が光沢のある栞。
「なんの小説に影響されたか知らんが」という言葉から、街にしっかり読書が染み付いてることがわかる。
そして大問題は新キャラのアルフ。
チビ×知的は私の大好き要素なのだが、褐色も大好き。好きと好きが化学反応起こして爆発した。
Posted by ブクログ 2022年09月12日
ぐわーっ!面白い!!
ラコタ族の人、普通にカッコいいじゃん……もっと見たかったな……
作中の本に関する情報やデータって、これ架空じゃなくない? ちゃんと知ってるわけじゃないけど、多分……