一人の少年の壮大な冒険が今始まる―――。
司書(カフナ)と呼ばれる仕事。それは誰もが本を読めるように大陸中の本を集め管理し、護る人のこと。
主人公は本が大好きだが、耳長と呼ばれ不当な扱いを受けてきた貧しい少年・シオ。ある日、魔術書を回収するためにシオのいる街に司書たちが訪れる。シオは司書の一人である風の魔術師・セドナと出会う。この出会いをきっかけにセドナと同じ司書を目指すシオの大冒険が始まる。
本作品の魅力は圧倒的な作画と引き込まれてしまうほどの物語の構成、世界観そして、主人公の周りに登場する個性的なキャラクターたちです。街並みの描写や服の飾りまで本当に精細に描かれており、度々出てくる見開きページの描写は思わず魅入ってしまうほどの迫力があります。いじめられっ子だったシオが司書を目指し、個性的なキャラクターたちと出会い成長していく姿にまるで自分が冒険しているかのようなワクワク感と感動を覚えました。
冒険ものやファンタジーが好きな人はもちろん、何か挑戦しようとしている人にぜひ手に取って読んでもらいたい作品です。
感情タグBEST3
見習いになって、自分の力量を再確認するつらさ!
でもそこで挫けない姿がすごいかっこいい!
そしてセドナとの再会!でもめっちゃ不穏な一文が…!
本当に神巻!鳥肌もんでした!!
後に偉大になる者も最初は新人なんですよね。これからどんな物語になるのか?この本とは長い付き合いになりそうです!
Posted by ブクログ 2020年07月04日
再会。 シオの出生とか、これから解き明かされていくのかな。 壮大なスケールのファンタジー漫画の代表作になる予感がする。 原作の風のカフナも読んでみたい。どこか翻訳してないのかなぁ。
読んでいてとてもワクワクする。
まさに王道の少年漫画。
そしてなによりも、言葉選び。
これが刺さる。めっちゃかっこいい。
キャラクターたちが生きて、人生を通して感じ・学んだことを言葉にしている。
それがヒシヒシと伝わってくる。
主人公はただただ真っ直ぐに、進んでいく。
4巻も名シー...続きを読むン、名台詞が多すぎる。
苦しんだ先のカタルシスというのはまさにこれで、それを理解できている主人公はこれから先どんな困難も乗り越えられると確信した。
少年漫画というジャンルに作り込まれた世界観がしっかりとマッチし、素晴らしい作品になっている。
「著者」が登場しましたね。少しのページだけでしたけど。
シオはいきなり周りの秀才たちに囲まれて自分の実力を思い知るわけですが、そこからどう成長していくのか楽しみです。
巻最後の引きも気になりますね。
Posted by ブクログ 2020年06月17日
いやはや、人名がややこしすぎてお手上げ。もう覚えずにストーリーに集中することにしました。ラストでは将来に向けての壮大な幕開けが感じられました。ファンタジーとして、実に素晴らしいです。