不動産業界の裏を垣間見る。
口八丁で稼ぎまくる不動産会社のエリート営業・永瀬は突然、嘘がつけなくなってしまう。上司や顧客に言わなくてもよいことを言わずにはいられずに、営業成績も社内の評価もガタ落ち。それでも不動産の営業を続ける永瀬は、嘘をつけないスタイルで奮闘する。
正直にいくしかない永瀬を通じて、不動産業界の闇を知る!
不動産業界を知る意味でも非常に面白い今作だが、お仕事マンガとしても痛快で面白い!
面倒な取引先や上司と正直な永瀬のやり取りはハラハラしながらも好感が持て、さらには永瀬が教育係として面倒をみる新卒の月下も、新卒らしい真っ直ぐな感じで、こそばゆい感じもありながらも爽やかな気分になれる。
結果、正直に行くしかないという永瀬ではあるが、正直に働くことの良さを面白おかしく感じさせてくれる読後感。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
交渉の駆け引きが面白い
登坂社長と桐山のシーンはビジネスマンならではのカッコいいシーンでした。
買値の20倍をふっかけられた登坂社長は、即座に10倍でなら買うと返すのは、交渉慣れしているなと感じます。桐山の「売りたい」という感情を上手く使い、間の10倍で着地させるのはあの強気な態度あってこそですね。
Posted by ブクログ
自分を利用しようとしてきたメガバンクの女.永瀬は顧客のために正直に話をし,結果として契約を奪い取ることに.
新しく藤原課長が引き抜いてきたのは黒須.タワマン在住,高そうな車に乗ってる.給与体系が完全歩合制で,固定給+歩合で契約している他の社員と異なる.自分が売りたい物件を契約していくタイプ.
全く同じ条件の物件(マンションかアパート)を片方は仲介手数料あり,片方は仲介手数料なしで契約した問題が発生.黒須はシレッと誤魔化そうとするが,永瀬が待ったをかける.次の巻が気になる.