感情タグBEST3
Posted by ブクログ
豊臣秀吉、ついに死す。古田織部らしい最後のお見送りで良い終わりかただった。徳川家康が息子秀忠に「たとえ我らと価値観は違えども、信長公が負うはずだった労苦を一人で背負うた殿下の気概は恐るべきるべきもの。」と豊臣秀吉に語っていたが、これは確かに的を得た論評だと思った。
古田織部、最高!
Posted by ブクログ
グッバイ秀吉の巻。信長、利休と来て3つ目の山場。どうやって見せてくれるかと楽しみにしていた。
まさか古織プロデュースの「瓜遊び」がくるとは。さらに一番感情が盛り上がる場面であの歌ですか? 作者にしてやられました。
Posted by ブクログ
秀吉の死期に際して、物語は錯綜する。が、秀吉と織部の友情の描き方は見事だった。この後、何が待っているのか。もう、いくつもの山を乗り越えてきただけに。楢柴、欲しい。
Posted by ブクログ
この巻は鳥肌が立った。シリアスとひょうげた表現のバランスが堪らない。絵が苦手で読めないという人は勿体ない事をしているとしか言えません。至高の作品です。
Posted by ブクログ
ついに秀吉が死去。秀吉亡き後に、天下に台頭してくるべく、はなたれまくる徳川家康の裏工作。古田織部プロデュースで瓜売り劇を行った「秀吉臨終」のクライマックスは圧巻。歴史を楽しみつつ描いてるよなあ。
Posted by ブクログ
家康の足袋を受け取らず
一人楢柴を見つめる織部。
継ぎを見て司馬遼太郎の「割って、城を」を思い出し、読み返してみたが
へうげ織部と司馬織部では人間の厚みが段違いだった。
「へうげもの」というタイトルと利休処断辺りからの作品展開のシンクロ具合が神懸り。
Posted by ブクログ
泣かせるはずのシーンで笑わせる。笑わせつつ泣かせる。作者と、作者の中の織部像とが一体となって昇華したようで、この漫画読んできて良かったなと思いました。
他にも、実際に東日本大震災を幾らかでも体験している最中においては、加藤清正のシーンが胸にしみました。
Posted by ブクログ
師を殺した過去を持つ秀吉と織部。二人の数奇な運命ははからずも同じ道をたどろうとしていて、12巻は秀吉だけでなく織部の死も暗示させる内容。
死の間際に信長に到達できた秀吉のように、織部は利休を超えることはできるんだろうか。
Posted by ブクログ
息苦しさと閉塞感の漂う中で、天下におのれの「数寄」をしめさんとする織部。そのへうげものが、まさに逝かんとする「友」へ贈る最後のはなむけ。そして、やはり最期はあのひとのもとで。