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全25巻。
破天荒に描いているようで、織部のエピソードなどはけっこう史実に基づいている。茶器も調べたら写真にそっくりに描かれていて、かなり調べつくして描いてることが窺える。
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歴史上最大の茶の湯の祭典、「北野の大茶会」が始まる。
全国津々浦々から腕自慢の数寄者が京の都は北野の天満宮に集結する。
一方で豊臣秀吉の勢力圏を逃れ小田原の北条に身を預けた山上宗二。宗二は北条の庇護の下、はじめて自分の心の在り方を見詰めなおす。
秀吉と宗二の今後が、お茶々のもとへ急ぐ秀吉の目前に現れた落書きの一件に示唆されている。
秀吉がみた織田信長の悪夢の場面は作者お得意の猟奇的シーン。
6巻も僕の評価は満点である。
Posted by ブクログ
侘びとは何か…。模索する古織の滑稽なまでの『侘び』との格闘。利休の何か得体の知れないものに変わっていく『侘び』。哲学だったり生き様だったり、政治だったり…。生をかけて値するモノなんでしょう。読みながら唸ります。すごく面白い。
Posted by ブクログ
歴史上の人物を等身大に描いていて面白いです。
現代では日本の文化として根付いているものも、それを作り出した当時の人たちにはいろいろと思惑もあるわけで。
500年後に今の文化のうちどれが残ってどう扱われているかと考えると楽しくなります。