何よりも刺繍を愛する伯爵令嬢アウローラ。本来ならパートナーなしで出席するなどあり得ないこの夜会にひとりで参加したのはひとえに参加者の衣装の刺繍を観察するため、だったのに、飛んできた指輪がおでこにぶつかったと思ったら、指輪を投げた当人である公爵嫡男フェリクスの「指輪が選んだこの人を自分の妻にする！」宣言で状況もわからないままに婚約していて…という不自然にも思えるきっかけからお話が始まります。
残念イケメンとはこのことかと納得してしまうようなヒーローと伯爵令嬢とは思えないほど肝の座った明るいヒロインの、気持ちや関係の様子や変化がとても自然かつ丁寧に、しかもテンポよく描かれていて、読み終わった後に幸せな気持ちになること請け合いです。挿絵もとても素敵なこの作品の中で「これでもか！」と詳細に描写される刺繍と衣装がもっと見たい！と思われた方は、コミカライズ版も是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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ドキドキが止まらない
「原始の魔女」と「古の占術者」。刺繍に、まじないを施せる娘と、先祖の占術者としての血を濃く受け継いだ青年の恋。女の子のハラハラドキドキが、一杯つまった本でした。挿し絵も可愛らしかったです。
Posted by ブクログ
コミカライズをサラッと読んで、webで原作を読み始めたところ、とても丁寧な文章で読みやすく、会話部分も句読点の箇所とか「間」が絶妙にあってお話により入り込める。すぐに書籍を購入しました。
作者さんも刺繍が好きなのでしょうね。アウローラの語る刺繍への思い、熱量から察せられます。
ハッキリ意思を伝えることのできないクラヴィスと気持ちがすれ違うアウローラが思い合っていることに気付けてよかった♡
面白いのでシリーズ制覇します。
一歩ずつの恋
描写が丁寧で、かといって難しくも癖もなく読みやすいです。
恋する予定ではなかった2人が、お互いを知るにつれて、恋していく様子がとても可愛く、面白いです。
なろうの方から読みましたが、加筆されているし、何度読んでも面白いのでおすすめです。全ての登場人物が嫌な感じがなく(悪役が出てきても貶めるような書きぶりではありません)、そのあたりは作者のお人柄なのだろうと思います。
シリーズの中でも、この一巻が一番好き。
コミックスで本当に最初のところだけ読んでノベル版を購入したので、最初は本当に、指輪が飛んできて偶然あたった！という運で始まった婚約関係かと思ったけれど、タイトル通り、指輪が「選んだ」婚約者でしたね。
見目も良くて、強くて、地位もあって・・・という侯爵だけど、その残念な中身を知って放っておけなくなった令嬢が色々頑張る話。
面白かったです。
Posted by ブクログ
本当に大好きな作品です。
内容は本当にタイトル通りです。
ヒロインは指輪によってヒーローと出会います。
文章だけでも美しく想像できてしまうのに、イラストなんかつけられたら、もう！
想像よりも美麗なイラストにやられました。
後書きに作者様も書かれていたように、この麗人が土下座をしていたのかと思うと…なんか萌えます。
ゆき
すごく好きです！ヨーロッパ風ファンタジー、童話世界、ほのぼの溺愛ラブストーリー、刺繍、不器用なイケメンと言ったキーワードに惹かれる方にオススメです。ストーリー&キャラクターがめちゃくちゃ魅力的です(^-^)心理描写も素敵で文章も読みやすいです。イラストは綺麗で見ていて嬉しくなります。イラストレーターさんとゆえ先生のファンになりました。もっと早く出会いたかったです。初版特典がとても読みたいです。販売してくれないかな・・・とりあえず、恋愛小説が読みたい！ロマンチックな気分に浸りたい方は読んでみてくださいね
匿名
文章は読みやすい。
文章は読みやすく、物語に入りやすかった。
あと、フェリクス様の人格がイマイチ不安定で定まってない感じですね。
また、刺繍に魔力が込めれておまじないになってる…は若干地味かな。
それに対する説明が長く、歴史部分も説明が長くわかりにくかった。(気にしなければ飛ばせばおk)
そして、やっぱり挿絵が少ないのが不満です。
騎士モノにはやはりかっこいい騎士の衣装のイラストは絶対欲しい！
続きが楽しみです。
読み応えあり
しっかり構成されたストーリーと文章。気持ちが近付いていく様も無理なく表現されている。ただヒーローのライバルがヒロインの名前を気安く呼ぶのは気持ちが悪い。いい所の育ちならマナーくらい守れと。
Posted by ブクログ
WEB版既読。まさに「指輪の選んだ婚約者」。仮の婚約者からお互いが得難い存在だと気付いていくのがいいな。古の占術者と原始の魔女とか、ほしくてたまらない人材じゃないの。コミカライズの絵柄の方が好み。もっと刺繍の挿絵が見たかったな。
Posted by ブクログ
刺繍以外は興味のないマイペースなアウローラ伯爵令嬢。今夜も舞踏会で壁の花になりつつ、皆様の豪華爛々な衣装の刺繍をじっくりと堪能中。
そんな時にいきなり額に直撃したのは金の指輪だった。
近寄りがたい氷の貴公子と名高い、次期侯爵のフェリクスは見合いの山にうんざりして、酔った勢いで指輪が選んだ女性と婚約すると宣言。
慈善事業ね、と仮の婚約を受けたアウローラだが、周囲は2人を放っておくわけもなく。
妙に生真面目で女性に関しては腰が引けている無口なフェリクスと、意外に肝の座ったアウローラ。
2人ののんびりした空気が心地よい。
クラヴィス侯爵家とアウローラの家族の個性が強くてそれに振り回される2人も楽しい。
何度か読み直して、その度ニマニマするラブストーリー。
シリーズ作品レビュー
