【感想・ネタバレ】ファイアパンチ 1のレビュー

社内のマンガ好きな書店員が口を揃えて面白いと噂しており、前から気になっていた「ファイアパンチ」。
アメトーークのマンガ好き芸人の会で有吉弘行さんがおすすめしていたのを見て、背中を押されて読んでみました。
第一話から、食糧不足の村人に食べさせるために、妹に自分の腕を切り落とさせるという衝撃の展開で、独特の世界観に一気に引き寄せられます。その後も次から次への衝撃的な展開が続き、作品独自の世界観にどんどん引き寄せられていきます。
常に体が燃え続けていて、それでも死なない、死にたいけど死ねない、妹の分も生きなければならない、復讐もしなればならない、そんな生きざまは見ていて苦しく、こんなツラい境遇の主人公は、今まで見たことがありません。
仕事や勉強がツラい人、生きることに悩んでいる人におすすめの作品です。

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期待大

自分の腕を村の人に分け与えて食べて生き残ろうとすると言う最初からハードな感じだった。そこが面白いと思った。そのせいで村人が皆殺しにされるのは悲しかった。

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2022年03月20日

ネタバレ

悲しさとどこか他人行儀な物語

「ファイアパンチ」は、どれだけ体を傷つけても途端に再生を始める主人公視点で始まります。とあるきっかけで彼の体は対象を燃やし尽くすまで消えることのない炎で燃やされてしまうのですが、彼は不死身ですのでいつまでも燃える苦痛を感じながら再生を繰り返してしまいます。彼の目的は炎をかけられたと同時に失った妹の復讐であり、復讐自体はあっけなく終わってしまうのですが、その後に登場するすべてを見透かした女性キャラクターの存在がこの作品をどこか「他人行儀」に見えてしまう、先が気になるコミックです。

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2017年12月17日

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炎の男による復讐劇

冷え切ってしまった世界にあって、肉体再生能力を持つ兄妹がいました。彼らは村人に命を救われ、兄はその恩返しもあって、自分の手足を切り、肉として提供していました。しかしそのことを「炎の祝福者」であるドマとその部下たちに敵視され、村は焼き尽くされ妹は死に、兄は生き残ってしまいます。相手が死なない限り、つまり決して消えない炎をまとった不死身の男が、倫理の崩壊した世界で繰り広げる復讐劇。暴力描写にもまったく容赦がなく、えげつないですが、それだけに登場人物の情念がよりダイレクトに伝わってくる感じがしました。

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2017年12月17日

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タイトルとのギャップ

タイトルのファイアパンチというのを見てヒーローものもしくはボクシング漫画なのかなと思いましたが、ギャップにいい意味で裏切られました。

いきなりカニバリズムが正当化されている?世界でしかも再生能力がある兄妹というぶっとんだ世界観。

そして後から出てくる敵にたいしてどんな復讐をするのか。

続きが 楽しみです。

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2017年12月17日

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衝撃的な漫画

「ファイアパンチ」は、過激な描写が多くて衝撃を受けました。再生能力を持つ祝福者といえど、食べる物がないから自分の腕を切り落とし、村中の人に配って歩くなんてすごい内容ですよね。妹のルナがドナに殺されてから10年間、アグニは炎に焼かれながら生き続けていたなんてつらすぎます。ドマを見つけて早く復讐して欲しいです。謎が多いトガタの存在も気になります。

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2017年12月14日

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祝福者による悲しいバトルマンガ

この作品を見た時、なんともいえない気分になりました。この世界には生まれながら奇跡を使える人間がおり、これを祝福者と呼びます。奇跡の種類は人それぞれで、問題となっているのは氷の魔女と呼ばれる祝福者の能力です。氷の魔女の能力は世界を雪と飢餓で覆い、人々の心の狂気を受けつけました。
そんな世界でも頑張って生き抜いてるのが、アグニとルナの兄妹。雪で閉ざされた世界に食料はなく、再生能力を持つアグニは自分の腕を切り落として村人に分け与えていました。アグニは腕を切り落としてもすぐ再生するので、毎日何本も切り落としているようです。再生するからといっても当然痛みはあり、その苦痛に耐えつつ何度も腕を切り落としているんです。人肉を食べないと生きていけない村民、人肉拒否して飢え死にする村民。なんとも悲しいカニバリズムです。
ある日、軍が村に押し寄せました。何かのトラブルがあり、村から物資を調達するということで立ち寄ったそうです。軍が物資をあさっていると、見つけたのはアグニの腕。この村は人肉を食い漁ってる村だ!と勘違いし、物資調達をやめて引き上げます。その際、軍隊長の使う能力で村を焼かれました。当然アグニは事情を話そうとしましたが、人肉者の言うことがまともだとは思いません。非道とはいえ、この対処方法もわかります。放置しておけばさらなる犠牲者も増えるわけですからね。
問題は隊長の使った炎です。 普通の炎ではなく、焼け落ちるまで消えない炎でした。再生能力のあるアグニは、体が燃えつつ再生するので一向に死ねません。 焼ける苦しみをひたすら味わうだけです。 再生能力のない村人は即死。妹ルナも即死ではないものの、なまじ再生能力(兄アグニより弱い)がある分、長い時間掛けて焼死。
再生能力の強いアグニは炎では死ねない、餓死も出来ずひたすら炎に焼かれました。そして年月は経ち、再生能力をコントロールする事で体の焼ける部分もコントロールできるように。村を焼かれた恨み、妹の恨みを晴らすべく、焼ける体でアグニは旅立つストーリーです。
アグニの恨みの気持ちもわかりますし、隊長の気持ちもわかります。もし私がある村にいって人肉食をしてる村に遭遇したら一目散に逃げる、もしくは退治するでしょうから。アグニ側からしても人肉には事情があり、いきなり村燃やした隊長に恨みを抱くのも当然です。

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2017年12月14日

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永遠に燃え続ける復讐鬼

永遠の冬に覆われた世界で、他の人にはない特殊な能力を持った人達が存在しました。

そのうちの1人である主人公は、切られても刺されても身体を修復できる能力を持っています。

食べ物もないこの世界で彼は村人達に自分の肉を食料として分け与えますが、それを見た別の能力者に悪魔の所業として村ごと全て死ぬまで消えない炎で焼き尽くされてしまいます。

愛していた妹まで失い、復讐の鬼となった主人公は、燃えては回復し、回復しては燃えてを永遠に繰り返す、「ファイアパンチ」となり、村を焼き払った能力者ドマを焼き尽くすために旅に出ます。

復讐のことしか考えられなかった主人公が道中様々な人に出会い、葛藤し苦悩する、そこが面白い漫画だと思います。個人的には映画監督が大好きでした…

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2017年12月14日

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特異な設定の異世界ファンタジー

行き倒れになった兄妹は貧しい村の尽力で何とか助かる。兄妹には肉体の再生能力を持っており、自身の腕を切断し村人に分け与えることで人々を救っていたが、ある日邪悪な人達に村を焼かれて最愛の妹までも失ってしまう。そこで兄の主人公は復習を誓う。ダークな展開だが復讐の為に立ち向かう主人公の再生能力が今後の展開にどのような影響を与えていくのか、非常に楽しみな漫画である。

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2017年12月12日

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過激です

過激な内容ですが、面白いです。

痛そうな描写や、残酷な描写があるので女性は読むのは厳しいかもしれません。

私も読んだ後は少し心臓がばくばくしてしまいました。

それでも読み進めたくなる何かがありますが、いつか過激すぎてそれ以上読めなくなる時がくるような気もします。


読めるうちは楽しんで読みたいです。

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2017年12月06日

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異質な能力を持った兄妹のお話

この作品は生まれながらに奇跡を起こせる人間を”祝福者”と呼び、祝福者である兄と妹の物語です。この兄妹は肉体の再生能力を持った兄妹で、寒さで飢餓に苦しむ人々のために兄の腕を妹がオノで切断して人々に食料として提供しているというところからこの物語は始まります。

現代社会に生きる我々にとっては少しショッキングな物語であり、それだけでも怖いもの見たさで興味を惹かれるので一読の価値アリという作品です。

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2017年12月05日

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復讐譚なのでしょうが……

ちょっとまだ話が始まったばかりで見えない部分が多いですね。アグニ、なので火の神様なのは間違いないのでしょうが、苦難の末、ある種の地獄を制御していて、ちょっとどう展開するのか、気になりますね。
サンという少年も途中でアグラに合流しつつ、まだ簡単には話を動かせる感じでもなく、本格的な話が動くのは次巻以降でしょうね。
絵柄とかはもうこの時点では概ね完成していたようで……ちょっと映画に関連しては「さよなら絵梨」に出てきそうなシーンが巻末近くに出てきて、これも気になりますね。

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2022年10月25日

Posted by ブクログ

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チェーンソーマンで藤本タツキ先生の作品に興味を持ち、試しに1巻だけ購入した。

チェーンソーマンを先に読んだ自分としては、チェーンソーマンより遥に話の内容がヘビー。1巻にしては重すぎる。心身共に調子が良い時に読みたい。

祝福者の能力が個々に異なっている点は、少年漫画好きの自分としては面白く感じた。

アグニとドマがまた出会ってしまったがどうなるのか。

体調が良い時に続きを読む。

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2021年02月19日

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衝撃的なスタート

最初のシーンで、主人公がいきなり腕を切り落とすシーンがあり、いきなりでかなりビビりましたが、再生能力があり、それを人々に与えることで集落の人の命を救ってるのだとわかりました。

主人公の兄と、その妹。

2人が希望を持ちつつ生きてる現実を壊す人物が現れ、兄も瀕死の重症。しかし、兄は再生能力で生き延び、新しい能力も身につけ、復讐劇がスタートします。

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2017年12月17日

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とにかくインパクトのある漫画

氷河時代のように?寒くなってしまった世界を舞台にしたファンタジー漫画です。グロテスクな描写を多く含み、どんどん人が死んでいきます。主人公が右翼曲折を経て「ファイアパンチ」になるまでの工程は悲劇的で、主人公の復讐劇を応援したくなります。そこから少しずつ「ファイアパンチ」が英雄っぽくなるところは少年漫画っぽく読めるのですが、その後今度は宗教的要素が強くなったり、主人公は色々と悩みながらも多くの人を殺すことになったり… 登場人物たちの悩みには、共感できる部分、出来ない部分両方あるものの、それぞれのエピソードのインパクトがものすごく、物語に引き込まれます。世界観や「祝福」という特殊能力の設定にも現時点で謎が多く残されており、ファンタジーとしても楽しめます。

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2017年12月17日

Posted by ブクログ

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私には難解でした。しかし、それでも読んだ価値はありました。
目を背けたくなる描写。読み手を消化不良にさせる個性的な脇役の頻出。意図的な?説明的展開の絞り込み。効き過ぎな緩急。予想不可能な急展開。
読み進めることに疲労感もあるのに、手がとまらないという矛盾した状況。
読者放置的な終わり方になるのではないかと別の次元でハラハラ、ドキドキさせられたが、しっかりと風呂敷をたたんでくれました。ありがとうございます。

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2021年02月08日

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