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んーいいわー(^^)こういうなんとも温かい余韻に浸れる時代小説、大好き。人斬り、閻魔組、出てくる内容は血生臭いけれど、それをあまり感じさせない裏稼業がある善人たちの二面性がたまんない(*´꒳`*)
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前巻のラストで、悪党を逃してしまったので、大丈夫か!?と思っていたけど、全然大丈夫じゃなかった。
今回は長編だった。
加助はあんまり出てこなかった。
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主人公のお縫が 心を寄せる白坂長門は 世の中を騒がせ 江戸の裏家業の親分たちをころしている閻魔組なのか? 最後まで はらはらさせられました。
お縫の住む善人長屋の人たちが 温かい。
シリーズになっているようなので 他のも読んでみたいです。
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「善人を気取る者ほど、胡散臭い」という定廻りの白坂長門の言葉!いいねえ、わくわくする。善人長屋と呼ばれる千七長屋は、実は裏稼業を営む住人ばかり。いや、一人だけ根っからの善人がいて、これまたいい味を出している。西條奈加の人物造形は実にうまい。出てくる人物、皆血が通っている。ストーリーも上手い。善人長屋シリーズ第二弾だけど、第三弾出ないかなあ。(後で調べたら、第三弾2016年に出てたよ)
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今作は長編。
前作の最終話から物語が続いているような形になっている。
前作は、どちらかというと、のほほ~んとした雰囲気だったのに対し、今作は長屋の住民の周りで凄惨な事件が巻き起こる。
ハラハラ・ドキドキ。
長屋の住民が誰一人かけないことを祈って読み進めた。
菊松とお竹夫婦の優しさに涙が止まらない。
読後、何とも言えない寂しさが残った。
すぐさま3作目を読みたいところですが、文庫化されるまで待とうと思います。
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前作同様、善人長屋の差配と店子たちのキャラクターが良くて楽しい。今作は長編ということもあって、事件も江戸を騒がす大きなもので、ハラハラする場面もあった。お縫ちゃんの恋心もちょっと唐突だった感じはあるものの、うまくストーリーに盛り込まれていた。前作から読んでいると、お縫ちゃんは文吉とお似合いだと思うんだけど、この二人は進展するんだろうか。次の「大川契り」も読みたい。
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巷では善人ばかりが住む『善人長屋』と呼ばれる千七長屋の住人は、表の顔とは別に裏稼業を生業にしている者ばかり。
善人でいるのは、お上に目をつけられないためだ。
だが、唯一本物の善人である加助が、行方知れずになった父親を探して路頭に迷った6人の子供たちを保護したことから、血なまぐさい事件に巻き込まれていくことになる。
千七長屋の差配である儀右衛門のように、極力罪のない庶民に迷惑が掛からないように裏組織を牛耳っている親分たちが次々と惨殺される事件が起こる。
『江戸の悪党どもは、すべて閻魔組が始末する。首を洗って待っていろ』と言う投げ文に、儀右衛門たちは、この事件の裏を探る。
悪人はもちろん悪い。
しかし、だからと言ってお上の裁きに任せることなく、命を奪うのがいいことなのか?
儀右衛門の娘、お縫は長屋の義理堅くてお人好しな面々たちのことを心配する反面、新しく定廻になった白坂長門に惹かれるものを感じるのだった。
悪人たちが惨殺される傍ら、江戸の人たちの心はすさみ、治安が良くなるどころか物騒な時間が多発するようになった。
悪人を成敗しても世の中が一向よくならないのはなぜか?
閻魔組も一枚岩ではなくなった。
閻魔組とは何者なのか。
また、それを後で牛耳っているのは誰なのか。
善人長屋の者たちは、真実にたどり着くことはできるのか。
そして今回の見どころは、お縫の恋だ。
長屋の唐吉に憧れていたのとは違う、考えるだけで胸が苦しくなるような本物の恋。
おやおや、今後はお江戸版『ルパンの娘』になるのかい?
ひとりヤキモキする文吉。
いやあ、若いっていいわねえ。
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前作に続き待望の第二弾。
今回も、善人長屋の店子が大活躍。
p159
〈義理人情というものは、決して縛られるものではない〉
〈人のあいだにある当然の思いやりだ〉
儀右衛門はじめ、店子たちが裏家業をフルに活用し夜叉坊主を追い詰める。
せっかくの長編なのだから
そこのところ(夜叉坊主との格闘)も大いに語ってほしかった。
お縫の恋心。
切ないような、彼女の成長がうれしいような。
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1冊目よりよかった!
白坂様、お侍さんが私の好みだったからかもしれません笑
長編で前回より長屋のメンバーがバランス良くかかれていて物語に深みがでだように思いました
2022.7.23
100
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閻魔組を名乗り、世直しと表して裏社会の頭たちを屠っていく彼らに見えていないものは何だろう。
悪党がいなくなれば良い世の中になるならそれでもいいのだけれど。いなくなるっていう事は無いのかなやっぱり。
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『善人長屋』シリーズ、第二作。前作は連作短編でしたが、今回は長編。しかも話のスケールが大きくて驚きました。それでも長屋のみんなは変わらず情に厚い。切なく苦しい恋模様も織り込まれ、読み応えあります。
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今回は長編でしたね。
『閻魔組』を名乗る人物たちがお江戸の悪党を皆殺しにしていくという事件が起こっている状態の中で、お縫は同心見習の白坂の言葉に悩む。『善人を気取る者ほど、胡散臭い』
それは悪党ばかりの善人長屋を疑っているのではないかと。
それからも続く人殺し。
事件を追いかける善人長屋の人々。
今回はお縫ちゃんが少しかわいそうだったな。
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話がどんどんでかくなってきて、どうなるかと思っていた、
今回、善人の加助はあまり登場しなかった。
白坂長門とお縫ちゃん 結ばれると面白かったのになぁ。
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善人長屋シリーズ二作目。
前作が短編集の体をなしていたけれど、本作は最後まで「閻魔組」を名乗る世直しを風評する若者を巡ってのお話。
長屋の纏め役儀右衛門の娘、お縫の初恋も絡んで終盤が面白かった。
早速三作目を購入。
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2021/1/6
お縫ちゃんが恋は盲目状態になって暴走するのがな。
私苦手なんよな。イラついちゃう。
閻魔組の浅はかさにもな。
若さ故の暴走を鷹揚に受け止められないオバハンは全くもって不徳の致すところ。
あと夜叉坊主の鬼畜ぶりがなんか引く。
目的のためには手段を選ばないだけなら整合性も感じられてまだ意味は分かるんだけど、わざわざ相手を苦しめようとするやり口はなんか引く。
わーこれは私引くんやーと発見しました。
物語に入らないようにバリアをはった。
それでも文吉が怒るのとかかわいかったり、月天の親分のその後がおかしかったりでまた続きを読みたいなと強く思わせる仕上がり。
最終盤まで白坂様に違いないと思わせるのもお見事。
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善人長屋シリーズ第二弾は長篇。
江戸の裏社会の親分が閻魔組を名乗る何者かに次々と惨殺されるが、世の中は良くなるどころか無秩序に犯罪者が増えて一層混乱してしまったところは、日本の暴対法と半グレや外国人犯罪者の構図によく似ている。
そんな中でも善人長屋の名物キャラである加助の奮闘や、お縫の成長とそれを見守る長屋の住人たち、儀右衛門の男気など、シリーズとしての見どころがたっぷり詰まっていて読み応えがあった。
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2作目はシリアスで目を背けたくなるような
痛々しい物語なのに 目が離せないほどの
考え尽くされた展開…というなんとも悩ましい。。
なんだかこの一冊で 喜怒哀楽すべて放出した感じ。
善人長屋のみんなが全員無事で 何より。
善悪なんて…ひとりの経験や思い込みなどで
決めてよいものではないのだと
つくづく身に染みると同時に
心の中で思うことはできても
言葉にはしにくいそんな正直なこの本音を
これだけはっきりと描けるのは小説の醍醐味。
早く次を読もう。あー完結してしまうのか。。
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読み始めてしばらくしてから、前作があることに気付いた…が、とりあえず読めるように出来ている感じ、で、そのまま読み通した。住人たちの裏稼業の詳細や人間関係はやはり把握しておかねばと思うので、これから1作目を入手予定。西條さんの作品は、何らかの闇を過去から抱えこんでいる人たちが多く出てくるのかなと思う。善人とは?悪人とは?心がちくっとする、考えさせられる物語。
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「西條奈加」の長篇時代小説『閻魔の世直し―善人長屋―』を読みました。
『善人長屋』に続き、「西條奈加」の作品です。
-----story-------------
裏社会の頭衆を襲う閻魔組。
「善人長屋」の面々は裏稼業の技を尽くしてその正体を暴く。
周囲から「善人長屋」と呼ばれる千七長屋。
差配も店子も表向きは堅気のお人好し揃いだが、実は裏稼業を営む悪党だらけ。
ある日、「閻魔組」と名乗る三人組によって裏社会の頭衆が次々に襲われ、惨殺される事件が発生する。
天誅を気取る「閻魔組」の暗躍は、他人事として見過ごせない。
長屋を探る同心の目を潜り、裏稼業の技を尽くした探索は奴らの正体を暴けるか。
人情溢れる時代小説。
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『善人長屋』シリーズの第2作にあたり、2013年(平成25年)に刊行された作品です。
表は堅気のお人好し、裏は差配も店子も凄腕の悪党が揃う「善人長屋」 … 天誅を気取り、裏街道の頭衆を血祭りに上げ、正義を声高に叫び、悪党は切り捨てても構わないと断じる「閻魔組」の暗躍に、胡散臭さを覚えた長屋の面々は他人事として見過ごせず、その行方を追うことに、、、
背後に宿敵「夜叉坊主」の影が見え隠れする中、長屋を探る同心「白坂長門」の目を潜り、裏稼業の技を尽くした探索を続けるが、海千山千の長屋の住人たちも苦戦を強いられる… そこに「お縫」の淡い恋心も絡み、事件は複雑な様相を見せ始める。
長屋の住人たちは、奴らの正体を暴けるか!? そして、剣術に長けた「閻魔組」を追い詰めることはできるのか!? 宿敵「夜叉坊主」との決着は!? 「お縫」の恋の行方は!?
ミステリ要素もあり愉しめましたね、、、
そして、凶悪犯罪を抑止するための殺害は正義なのか? 私的制裁は許されるのか? 現代社会でも共通するテーマが織り込まれており、最後まで興味を失わずに読めました… 面白かったので、次も『善人長屋』シリーズを読もうと思います。
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長編はやっぱり読み応えある!
今回はお縫ちゃんの心の揺れが大きくどきどきした。
悪人を襲う閻魔組の掲げる正義と言う名の大義名分は恐ろしい。
それに迎合する世間もまた恐ろしく、善人長屋の人たちは怖かっただろうなぁ。
彼らがどんどん閻魔組を突き止めていくけど、まさかの犯人にビックリした。
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最近お気に入りの西條奈加先生の本
若者はいつでも先鋭化して行動する
が、老獪な悪い大人に気をつけなさ
いという教訓ものがたり(´・ω・`)
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善人長屋 シリーズ2
「善人長屋」と呼ばれる千七長屋。
差配も店子も表向きは堅気のお人好し揃いだが、只一人を除き、実は裏家業を営む悪党だらけ。
江戸の盗賊達が「閻魔組」を名乗る者達に襲撃される事件が出来する。
襲撃された七人の頭衆は、江戸の裏社会をまとめるために欠かせない楔だった。
その楔が一斉引きぬかれ、裏社会そのものが音を立てて崩れようとしていた。
「善人長屋」の面々は、それぞれ情報を集め「閻魔組」の正体にせまる。
そんな折、差配・儀右衛門の一人娘・お縫は、常廻同心・白坂長門と出会う。
お縫は、長門から目が離せなくなる。
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お人好しばかりの“善人長屋”と呼ばれる千七長屋の住人は、たったひとり本当の善人の加助以外は、実は全員裏稼業を持つ悪党揃い。
ある日、的屋の元締を皮切りに、江戸の裏稼業を仕切っていた頭たちが「閻魔組」と名乗る三人組に次々に襲撃され、その場にいた全員が惨殺されるという事件がおこる。
「閻魔組」は“役人が捕まえられない悪党を成敗する”とのふれ込みで、一時は町の人々からも支持されるが…
うかつにも、シリーズものと気付かず、第二作から読んでしまった。
長屋の差配人で故売屋の儀右衛門の娘・お縫が、「閻魔組」のうちの一人と思われる町方役人・白坂にほのかな恋心を抱いたことが、物語に彩りを添えている。
悪党揃いの長屋と言いつつ、誰もが根っからの悪党ではないので、一周まわって人情あふれる時代ものになっている。
店子の面々の得意技の描写があまりないのは、先行の第一作に描かれているからと思われる。
むむ、第一作に戻ろう…
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201512/前作より事件の規模が大きくなって、気になる展開が続いた。お縫の思慕が唐突感で、年頃の娘はそういうものだと言ってしまえばそうだけど、何故惹かれたのかもうちょい丁寧に書かれててもいいのでは。
Posted by ブクログ
前半は読むのをやめようかと思うほどつまらなかったのですが、後半はまずまず。
「善人長屋シリーズ」2巻目。前半詰まらなかったのは前作を読んでないせいかもしれません。
後半は盛り返して来ます。特にエンディング周りの処理は上手さを感じますが、とは言うものの、あまり特筆すべき事もなく。。。