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普通の人には見えない不可思議な妖や霊が見えてしまう飯嶋律。そんな律の日常を描いた連作短編集。
「夏の手鏡」→駆け落ち同然に男性と結婚した女性。死んでも尚自分の娘を連れ戻そうとする執念は恐ろしいですが、同時にくすぶる思いもあり……。最後のオチも上手い。
「反魂術の代償」→とある講師が死んだ人間を甦...続きを読むらせようと晶を狙う!霊感一族の霊トラブル!人間怖い。厄介で曲者の鬼灯初登場。
「凍える影が夢見るもの」→不倫した女性の体を使って?やりたいことを実行する女性。蒸発した父を許すことは自分なら無理!鬼灯を(無自覚に)ボコる司強し。
「南の風」→受験勉強中の律。そこに現れた鬼灯。尾白と尾黒の木が大ピンチ。本当に鬼灯は邪魔しかしない……。そして律は見事受験生から浪人生へジョブチェンジ!
蝸牛おじいちゃんの旧友妖怪が登場し、律にちょっかいを出してきます。というより律が振り回されると言ったほうがいいのかな?受験勉強に専念したくてもさせてもらえずお気の毒に。それにしても初期の晶ちゃんの話は重々しい・・・。
Posted by ブクログ 2017年04月04日
高校生の律もいよいよ受験生。
でもあんなに邪魔されたら確かに勉強どころじゃないかも(^^;
私は「夏の手鏡」が好きです。
不思議で切なくて・・・。
お母さんはあんなに嫌な言い方をしていたけれど本当はどう言いたかったんだろう。
3人で暮らしたかったのかな。