感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
二巻でやや不穏だった慎くんが、なんだ無害そうで良かったな、となる巻。雨宿りのシーンで「嬉しかった」の真意を問おうとするところは、やややり過ぎな感じもあるけど...。
当初から好きになりたがってはいたけど、この頃くらいから、段々燈子に惹かれつつあるのかな。リレーのシーンとか。
侑の気持ちに変化が。
前半では、七海先輩がいつも通り侑のこと大好きですが、後半それに変化が。侑は自分の気持ちに気づいてはいない、気づかないようにと必死さが伝わってくる巻です。
Posted by ブクログ
初見。お互いの行動原理や振る舞いのボーダーを理解することによって物事にうまく対処できるようになるのだなあ、と感じた。ただ今は上手くやっているが、燈子の「踏み入って欲しくないし、そんな自分を受け入れ続けてほしい」という我儘を侑はいつまで聞き入れ続けるのだろうか?侑の中に芽生える「燈子を好きになりたい」という感情を2人して押さえつけているが、侑がこれに耐えきれなくなってしまったとき2人の関係はどうなるのだろう。槙君との会話やラストシーンにおいて侑→燈子の兆候が見られる。一方沙弥香は燈子に対し好きの感情を見せることはない。沙弥香も燈子に負けず劣らず隙がないが、燈子と同様の演技者であることを考えると…。これ以上は憚られる。ただ自らの心中を吐露できる人物に出会えたのは僥倖か。自分がどんな幸せを手にしたいのか、またそれには何を知り、何をすべきかを理解している沙弥香にはいつか本当に幸せになってもらいたい。彼女は今も充分幸せだ、と言っていたけれど。また喫茶Echoはこれからのストーリーで重要な場所になりそうな予感がする。あの場所は登場人物の関係性を把握するのにぴったりであり、あの場で交わされる会話には(いまのところ)嘘や悪意が混ぜられているようには見えないからだ。沙弥香と店長の会話シーンは、なんだか自分もコーヒーを飲んだかのように温かくなった。
ストーリーが進むにつれ下の名前呼びや相合傘、学校でのキスなどカップルとしてのイベントをどんどん進めてゆく燈子と侑。いいぞもっとやれ。個人的には理子先生と都さんの共同生活もたくさん見たいような。次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
いいよいいよぉ…この…絶妙なもどかしさ…!
恋って自分の気持ちを自覚したとこから始まるものなんだろう、と。
…正直、槙君の第三者視点が嫌いというか不快だったんですが……ごめん、この状況は観客(読者)視点で超面白いのは事実なわけで…結局同族嫌悪だったのか、と苦笑い。
いやぁついに侑が自覚しちゃいましたねぇ。こうなると関係性はガラッと変わってしまうわけで。
これまでとは違い、無邪気に侑を求めてくる燈子先輩が「厄介」極まりない事になるわけですよ。…ふふふ…これは正直楽しみだ。いやもちろん、侑は大変でしょうけどもね。そして変わってしまう侑に燈子先輩も戸惑うわけでしょうしね。ふふふふ…(嫌な大人)
沙弥香先輩も中々にこじらせてますねぇ。その上で侑と衝突する事も出来ない。いつか、飲み込んだ言葉が胸を突き破るのでしょうね…ふふふ…。
堂島君が朱里とくっついたりしたら中々いい対照になりそうだなぁと思ってもいたり。
Posted by ブクログ
よい.
p.147 の「やっぱりあの子なのかな」はどちらを指しているか? このシーンだけを見るとどちらとも取れる. 続く「惚れたら苦労しそう」があるから、これは重要な問題だ. でも「入学式で知り合った」ということから高学年の方だと分かるから背丈から分かるか. 侑の背丈が学年にしては低いことは二度言及されている. でも p.147 のコマを見ると、身長が低いようには見えない.
3巻で描かれてるのは大きく2つのストーリーで、一つは体育祭を通じて侑と佐伯先輩との中が多少なりとも修復される件と、侑の「私は誰も好きにならない」というある種の約束を破る件. 最後の最後の、「だってこれじゃ速すぎるから」ではっきりと宣言したようなものだ.
Posted by ブクログ
生徒会劇の脚本の話と並行しての体育祭編。
新たな百合CPの登場と絡めて佐伯沙弥香の感情について今回ではっきり描写したのと、沙弥香と侑を単純に衝突させるのではなく、それぞれに燈子への想いを改めて考えさせてあの距離感に整理したのはうまいなぁと。