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七海燈子と小糸侑。 徐々に距離を近付けるふたりに、佐伯沙弥香は焦燥感を募らせていた。 だが、燈子が望む形で彼女の傍にいることを決めた侑は人を好きになることを諦めようとしていた。 「わたしは誰も好きにならない。これまでも、これからも。」
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「わたしには特別って気持ちがわからないんです」 人を好きになること、特別に思うこと、恋愛感情が分からない主人公の侑は、生徒会所属の先輩の七海の告白現場に出くわしてしまう。自分と同じような感情を持っているのではと考えた侑は七海に親近感を覚えるが…。 特別に思うことが分からない侑と片思いしかわからない七海の、絡まりそうですれ違ってしまいそうな関係がもどかしく、今後どう二人の感情が変化していくのかが気になります。 感情の変化や表情のひとつひとつが繊細な描写が綺麗で、百合漫画と分類されるであろう作品ですが、百合に触れたことない方にも読みやすい作品だと思います。
匿名
最後の方で、侑は完全に先輩が好きなんだなぁと思いました。ただずっと気付かないよう己にすら隠してるところがなんとも切ない。次巻が楽しみです。
#胸キュン #切ない
演劇要素が入ってきてから、ちょっと内容がマニアックになってきたかな?って思いました。 自分は演劇なんかは分からないので、百合だけ楽しんで読んでいきました。
Posted by ブクログ
侑と燈子の関係性を説明しようとしたら、どのような言葉が当てはまるのだろう?恋人というには好き合っている訳ではないし、先輩と後輩というには近づき過ぎた。お互いがお互いを利用しているというには侑が我慢している領域が大きすぎる。 本当にこの二人の関係はどのように表すことが適切なのだろう? 人前でも「侑」...続きを読むと呼ぶことにした燈子。二人だけの時間でそれをするなら自己満足で済む話だけど、人前でするなら対外的な主張となる。自分達は特別な関係ですよ、と それに真っ先に当てられてしまったのが沙弥香。彼女は燈子の虚栄に満ちた「特別」を尊重しながら隣に居続けた人間。燈子に焦がれながら、それを表にしなかったのは過去のトラウマもあるのだろうけど、それ以上に誰のものにもならない燈子の姿を好いていたからなのかもしれない その「特別」が燈子が誰のものにもならないことで成立しているとしたら、燈子が誰かを「特別」扱いしだしたら燈子の「特別」性も崩れてしまうかもしれない なら、今までの虚栄に満ちた燈子を尊重していた沙弥香の想いはどうなってしまうのか? このような焦燥が有ったから、あまり人に踏み込むことがなかった沙弥香が喫茶店の店長のプライバシーに踏み込んだ上で、自身の心胸を吐露したのかもしれないね 一方で沙弥香は、誰かだけの「特別」にならない燈子の「特別」になる道を選ばなかったのも確かな訳で。第12話ラストで告げられたように、気付けば沙弥香は燈子にとってある程度別格の存在となっていた。それは燈子に一目惚れした沙弥香が望んだ関係性ではないかもしれないけど、隣りにいるには充分な理由か そして人に優しくて気遣いが出来てしまう侑は燈子の近くにいても、いつも一人のような印象を受ける。「特別」が知りたくて燈子の隣りにいることを許容したのに、今となっては燈子の隣りにいるために「特別」から目を逸らさなければならなくなった 日々「特別」を知っていき、ドキドキした想いを積み重ねていく燈子からその熱を分けて欲しいのに自分から触れることも出来ない。侑の現状はとても辛いものになってしまった 燈子からのお願いで、侑からキスして欲しいと言われ実行しようとしたけど、直前になってその行為の危険性に気づいて止めた侑 侑の中には着実に変化が起きていて、出来るなら燈子を好きになりたいと思っていることも事実なのに、燈子から拒絶されることを恐れる今となっては「自分は誰も好きにならない」と決めつけて膨らみかけた想いに蓋をしているかのよう。 更に燈子の心音なんて聞こえない体勢なのに、これは自分のものではないと決めてしまった侑。 侑の前で様々な表情を見せる燈子に対して、侑の心がどんどん冷たく固くなってしまっているような……
百合ものだけどすごくピュアな人を好きになるということを 丁寧に描いた作品の弟3巻。 同性に好きと告白されて、それでもなんとかここまで 好きという気持ちを起こさないように、 先輩であるヒロイン・七海燈子と接してきた、主人公・小糸有。 少しずつですが心情の変化が生まれてきます。 ちょっとえっちいシーンも...続きを読むあったりして、 色々な意味でw、本当に飽きません。
佐伯沙弥香に本音を吐露できる相手が現れてくれたのがほんとうにうれしい。 小糸侑と槙聖司の友人関係も微笑ましいけど、「今はもう寂しくないかな」と言うときのバチクソ寂しそうな侑の表情が不穏。 そしてラストで一線超えちゃった感じのするキスシーン。やばい。いけないものを見てしまった…… 「生徒会演劇」がこの...続きを読む物語にもたらす激震の予感が描かれた3巻でした
独特な距離感のある作品だと思う。 巻を追うごとに着々と関係が深まっているのだけれど その事実に登場人物も読者も戸惑ってしまう。 この関係がどこへ向かっていくのか 先を知りたいのが半分、知るのが怖いのが半分。
第3巻に入り、一気に百合百合しくなってきた。これまで欲求不満だったのは主人公なのか、それとも作者なのか(笑)。読者としても、読んでいて自然と顔がニヤついてしまい、まったくケシカラン限りですよ~。次の巻では、またちょっとシリアスモードに入りそうな気配。
侑と燈子のアンバランスで一歩踏み込むことが危険な関係を描きつつ、燈子の同級生の沙弥香の燈子への淡い心や偶然知った喫茶店店長と教師の百合な関係 と読み応えがありましたね。 侑と燈子の関係は侑が意識し始めたことによりどのようになるかが期待出来ますね
雑誌「月刊コミック電撃大王」で連載されている仲谷鳰の「やがて君になる」の第3巻です。2018年10月~12月までTVアニメが放送されました。本巻は第7話~第9話に相当。 侑と燈子の距離がだいぶ縮まっていて、相合い傘のエピソードとか一見するとラブラブな百合ップルに見えますね。侑の心の変化がこれからどう...続きを読むなっていくのか。小説にもなっている沙弥香の過去や侑と沙弥香のつながり、そして体育倉庫のご褒美とけっこう転機になる巻です。次回は遂に文化祭、そして生徒会劇です。この先に何が待っているのか。
【あらすじ】 七海燈子と小糸侑。 徐々に距離を近付けるふたりに、佐伯沙弥香は焦燥感を募らせていた。 だが、燈子が望む形で彼女の傍にいることを決めた侑は人を好きになることを諦めようとしていた。 「わたしは誰も好きにならない。これまでも、これからも。」 【感想】
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「やがて君になる」
2018年10月5日~ TOKYO MXほか 声の出演:高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣
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やがて君になる
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仲谷鳰
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このぬくもりを君と呼ぶんだ
仲谷鳰短編集 さよならオルタ
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やがて君になる 佐伯沙弥香について
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