感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ダークファンタジー系。面白かった!
異世界である煉獄の大気は、何にでも変化する力を持っていたけれど、その瘴気は人間にとって有害だった。
その煉獄への扉を開いて、大気を練ることで経済的に成長した国・エイコク。
煉獄への扉を体内に持っていることで猛毒を纏い、隔離され存在を消されたエイコクの王女アルト。
強い体性を持つことから、姫に仕える従者のフォグとともに、煉術師として任務を遂行していく。
猛毒を持つがゆえに、人と接することがあまりなかったアルトは、残酷で純粋で可愛い。とてもキュンとくる。
ツンとしてるようでフォグに甘えてるんですよね。もう、可愛いです。
ふたりともチートwゆえに、バトルは爽快感があるなぁ。
陰謀渦巻く感じと、アルトとフォグとの信頼関係がたまらなくよかったです!
Posted by ブクログ
表紙を見て迷わず買い。
生まれてからずっと世界と交われずに成長してきた少女
そこに存在するだけで、周囲を拒絶する毒を垂れ流す存在。
彼女の世界は地下牢と大事な人が数人のみ。
他者との交流がほとんど無いせいか、幼く残虐で、そして儚く脆く。
その彼女の毒を障害としない唯一のヒト…。
彼にもまた重い過去があったり。
まさかそうだとは思ってもみませんでしたよ。
少女の戦闘服がとにかく可愛い!
袖の無い背中が大きく開いた上に、裾が長めのドレス
スカート部分は鎧付き。
二の腕まである手袋?袖?とかとか
もう最初の椅子に座ってるカラーとか可愛すぎます!
<あらすじ>
現世のひとつ下の階層に位置する異世界【煉獄】。
そこに満ちる大気は有害であり、一方で人の意志に干渉して森羅万象へと変化する性質を持っている。
エイ国第一王女であるアルテミシア――
アルトは、その煉獄へ繋がる扉を身の裡に孕む特異体質の持ち主だった。
常に毒気を身に纏い近寄る者すべてを殺してしまうが故、普段は呪われた子として城の地下牢に幽閉されている。
しかし彼女は時折、外の世界へ出る。
従者である少年騎士フォグと共に、王家の密命を受けて。
煉獄の毒気を練り超常を操る【煉術師】として――。
策謀と毒気が渦巻く都市【ハイト】で繰り広げられる薄闇の幻想物語
Posted by ブクログ
藤原祐さんの新作。
ほんのちょっとダークなファンタジー。でもこの雰囲気好きです。
設定も緻密ですし。この方の作品らしいかと。
すごく読みやすいし面白いです。続きに期待~。
Posted by ブクログ
囚われの姫とその従者である少年騎士の物語。
少女小説とかでよくありそうなネタ。個人的に大好物です。
そして2人のチートすぎるスペック。どことなく中二っぽくて熱いバトルを広げてくれます。
なんだこれ。超おもしろい。読み始めてから最後までワクワクが止まりません。
もちろん2人の強い力には色々と暗い事情があって、藤原さんの作品の魅力はそのシリアスな背景を持つ登場人物の心の駆け引きだったり行動だったりするので、そこにも期待です
一つ不満点があるならば、ヒーローのフォグが目立ちすぎてヒロインのアルトの影が薄い点。カワイイのに…!
次巻はもう少しアルトの活躍がありますように!
Posted by ブクログ
産業革命期のヨーロッパをモチーフにした異世界を舞台に、「煉術」と呼ばれる術を駆使して繰り広げられる、剣と魔法のダーク・ファンタジー。 常用外漢字の多用や皮肉の利いた言い回し、理系文系幅広く取り入れた設定などが、この作家さんの持ち味ですが、今回も遺憾なく発揮されています。あと、ネーミングセンスがやや独特。
人に害を為す「煉獄」の毒気を武器にして戦う、という設定からしてどす黒いものを感じますが、それに加えばったばったとこともなげに相手を殺してしまう 主 人 公 サ イ ド 。
男女コンビを組むとどうしても偏執的な愛情を醸してしまうのは、「レジンキャストミルク」と似ているかもしれません。
導入部となる1巻目は世界観や相関などの基礎知識を身につける意味合いが強いので、話よりも解説に重きが置かれている印象ですが、しっかり伏線は敷いている気配。
19世紀くらいのヨーロッパの勉強をすればもっと設定を楽しめるでしょう。
Posted by ブクログ
藤原祐は周りから勧められてた作品なので、新作をきっかけに購入。
イメージ通りのダークさだったが、ファンタジーとしてもよくできていた。設定も緻密で、専門用語も多かったが、しっかりした話のおかげでついていけた。